当日券で飛び込んで見てきました。倉本先生に喝を入れてもらいに!?
現代社会の捉え方、作品に込めたメッセージには倉本イズムが炸裂。
「便利になること=怠けること」といった観点、それらに過敏に反応してしまう『倉本聰の洗脳』からは脱した気がするけれど、そもそも「北の国から」にヤラれた根っこの部分は、相変わらず自分の中に存在しているわけです。
英霊たちの言葉には基本的に共感、共感・・・。
内容はもとより、短時間の暗転で大道具を出し入れする技術に敬服。
大きなセットが瞬時に入れ替わる様子は、手品を見ているかのよう。暗くて見えないんだけど、裏方でも相当の工夫、訓練がされている模様。
そういうところも倉本先生は相当厳しいんだろうなあ。
「人間は二度死ぬ、一度目は肉体的に死んだ時、二度目は完全に忘れ去られた時」といった台詞が印象に残りました。
今夜はフィリピン沖で戦死した祖母の弟さんの冥福を祈りながら呑みます。