初めての広告

「是非、一度事務所へお出で下さい。」なんて、初めて書きます(笑)。こういうの、宣伝とか、広告とか、いうんでしょうか。
先のエントリーが長過ぎたので、短いバージョンを載せます。このくらいなら、すっと読めるでしょう。


【私のスタイル】
 第二次大戦後の日本では、短時間低予算で大量の住宅が必要になりました。また、経済政策としても新築住宅を歓迎し、技術にすぐれない者でも住宅を造れる産業体制が整いました。この「戦後の住宅生産体制」の中で,「nLDK」という住まいを捉える枠組みが強固になり、核家族化も相まって、戦前とは異なった方式で、大量の住宅が生産されました。私はこの「戦後の住宅生産体制」が、綿々と続いて来た日本家屋の歴史をぷっつりと断ち切ってしまったかのように感じています。私の姿勢は、この「断絶」が、仮になかったとしたら、室町から続く日本家屋の伝統が現代にまで生き延びたとしたら、どのような住まいがあり得るのだろうか、という視点で、建築デザインを行なっています。
 自宅兼事務所では、荒削りの木、土足生活、モルタル下地のペンキ仕上げなど、自分と同じ世代が低予算の中で住宅を建てる際にも、提案できるものを盛り込みました。低予算だからといって、大切な精神を失ってはいません。この建物に触れることで、新しい生活意識が生まれるような、そういう啓発性を持った建物になっています。建物は、写真では表現できないほどの情報を持っています。百聞は一見に如かず、です。是非、一度事務所へお出で下さい。