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2012-08-11

それはアジャイルではありません

| それはアジャイルではありませんを含むブックマーク それはアジャイルではありませんのブックマークコメント

 なんか盛り上がってたけど、内容についてはともかく、ちょっとアジャイルについての認識違ってたので自分の認識を書いておく。

http://d.hatena.ne.jp/simplearchitect/20120810/1344615415

変化への対応はソースコードの話に限定されない

 アジャイル開発ってのは4つの価値*1が基盤にあって、「変化への対応」はその一つ。なんだけど、これは絶対的な価値じゃなくて、相対的な価値なので、比較対象がある。

 ちゃんと書けば「計画に従うよりも」変化への対応を重視するということ。


 原則*2の方にも、別にソースコードが変化にどうとか書かれてない。

 変化に関係するのは「要求の変更はたとえ開発の後期であっても歓迎します。変化を味方につけることによって、お客様の競争力を引き上げます。」だけ。

 もちろん、ソースコードの変更を伴うケースは多くあるだろうけど、設定変更だけならカスタマイズツールを作っておく手もある。

 アジャイル開発で大事なのは主として要求の変更に対応できることであって、ソースコードを変更できることじゃない。*3


 というわけで、変化への適応は従来型の開発における計画に対して語られていることであって、別にソースコードだけの話じゃない。

 プログラミングにおける設計・実装だけが計画のすべてではないのは自明だと思うので詳細な解説はしないけど。

 従来からの差異としてはマネジメントへの影響も大きくなるのではないかな。


要するにTDDは別に必須じゃない

 上記の通り、別にソースコードに限った話じゃないので、TDD必須!というのは誤りだし、そもそもメンバーの既存スキルだけを前提にしたやり方はアジャイルじゃない。メンバーの成長を取り込まないなら、それは変化に対応してると言えないでしょ。

 TDDが有効という判断でメンバーにスキルが無いなら、向上を図りつつ、身についた時点で計画を変更すればいい。

 原則に従うなら、意欲に満ちてればそれだけでアジャイル開発のメンバーたる資格があるわけだし。


 最近TDDペアプログラミングが暴れてる感じがしてとても気になってたんだけど、プラクティスはプラクティス。

 チームや顧客の状況に応じて採用するかしないかプロジェクトの進行前後もしくは最中に決めればいい話で、そこに重点を置くと見誤る。


 特定のプラクティスを絶対視した時点でそれはアジャイルじゃない。


それでも誰でもアジャイル語っていいと思う

 思いっきり否定しておいてなんだけど、別に閉鎖的にする必要はない。誰でも語っていいと思う。

 プロセスやツールよりも個人と対話ってことで。


 ただ、教条的にやってしまうと、ちょっとマシなウォーターフォール程度の成果しか出ないだろうけど。

 で、結局、優秀な技術者に逃げられて→人海戦術デスマーチといういつものパターンになる。


余談:紹介されている本について

 オブジェクト脳ってどっかで見たなと思ったら、

http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20101124/p1

 で糞本扱いされてる本も入っているな。読んでないから何とも言えないけど。

 そのうちアジャイル脳のつくり方も出版されるに違いない。

*1Page not found · GitHub Pages

*2アジャイル宣言の背後にある原則

*3:結果としてそうなることは、ほぼ間違いないんだけど、それが絶対的な目的ではないということ。

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