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情熱大陸「菊地成孔」

オレがこの人の名前を知ったのは4年位前のクイックジャパンでスパンクハッピーの特集をやっていたとき。さらっと読み流したため、内容はまったく覚えていないのだが、「あの菊池成孔が」と言った記述をなんとなく覚えていた。そこからなんだかいろんなところで名前を聞くようになり、特にここ最近露出が激しくなった。オレがいつも楽しみにしているのはタワレコのサイトで連載している「ＣＤは株券ではない」。ここでは、かなりの苦情をもらいながらもかなり深いJ-POP批評、売り上げ予想を繰り広げている。これがまたかなりおもしろい。なかなかモー娘。やアニソンをまじめに、音楽的戦略的に批評する人なんていないと思う。
さて、今回の情熱大陸。行く先々に「天才」という言葉が出てくる。この人の音楽はもちろん、文才もかなり良い。砕けた文章、論文的文章も展開できるこの人は、「気軽に話せる大学教授」という印象だ。実際東大講師をやっていたが、なんだかそんな感じがする。オレが一番気になったシーンはペンギン音楽大学にてモー娘。やオレンジレンジについて言及したとき。「もはや新しいメロディ、およびコード進行を考えることを放棄している」って言ったのはテレビで流してよかったのでしょうか。まぁ、みんな知ってることだけど。