「Loser's Parade」

for さえない日々

バカリズム案@新宿SPACE107

バカリズムによる番外編ライブ。スクリーンに映ったことに対して喋るだけ。これ以上でもこれ以下でもない、ピタピタの「スパッツ」ライブを堪能してきました。
初の生升野。先週のアメトーークにて博多大吉より芸人ドラフト会議にて2位指名を受け、「今年間違いなくブレイクする」とまで言われたバカリズム。コントをやる姿も、アイドリングで司会をする姿も、Twitterで呟いている姿も、氷山の一角にすぎません。底知れない彼の才能の中で、今回は昨年末に放送された「IPPONグランプリ」優勝という実績もある大喜利力が遺憾なく発揮されたライブでした。


バカリズムが観客に対して様々な「案」をプレゼンしていくのですが、その内容というのが、歴史についての案、時間についての案、運勢についての案、プライバシーに関する案、語呂合わせについての案…など。その中身は、例えばプライバシーに関する案では「象のプライバシーを守るには、鼻をモザイクで隠せば瞬く間に“某動物Z”となる。何が長くて何を器用に使って餌を食べるのかわからない。」というのをスクリーンを使用して説明。要するに、一人でお題を考え答える大喜利を行っている状態なのです。気になるランキングを発表、というネタでは武器になる名産品ランキング、松葉杖になる漢字の「偏」ランキング、Tシャツの似合うアルファベットランキング、欲しいメダルランキング、ヒーローっぽい楽器ランキングなど、妄想、発想、幻想のワールド。このタームは圧巻でした。どうやらR1ではこのネタで決勝に進出したようです。

このライブは、本来のバカリズムライブの番外編ということで、ひたすらアイディアの種を披露するというテーマではあったのですが、それでも立派な見せ物として成立しております。「彼の頭の中はどうなってるの?」なんて思う人にとってはその片鱗を垣間見ることができたのかもしれません。ただし、その謎が解明されるどころか更に迷路に迷い込むのかもしれませんが。ちなみに、同じくバカリズム案を見に行ったというテレビ東京の「ゴッドタン」佐久間プロデューサーTwitterでこのように発言していました。


nobrockバカリズム単独「バカリズム案」面白かった…というか、感服でした。よくもまああんだけのアイディアの種を生めるもんだ。ピラメキ収録で一緒だった板倉に、また客席であって恥ずかしかった。「嫉妬しかしないですよ」だって。それを言える板倉もすごいけどなー。天才同士。
板倉もすごい。


ちなみに、バカリズム(165cm)=井伊直弼(162cm)+切符(3cm)といライブ本編前に説明があったのですが、ということは、井伊直弼(162cm)=筆者である私seppaku(162cm)であり、seppaku+切符=バカリズムということになり、すなわちオレは井伊直弼であり、切符を頭に乗せた瞬間にバカリズムとなるのです。明日から自己紹介の時に使ってみます。