「Loser's Parade」

for さえない日々

AxSxEがジェロに曲提供で驚いてたけど昔から意外な人に曲提供していた

演歌歌手のジェロ、新アルバムにAxSxE、宇崎竜童ら豪華作家陣を起用」という記事に驚いた。
NATSUMENでとち狂った演奏しているAxSxEさんの振り幅がすごいし、(コンペなのかもしれないけど)オファーしたジェロ側の制作陣もすごい。ちなみにその曲、『黄昏メトロ』の作詞は同じくNATSUMENのホイン…って、それってもうBOaTじゃないか。
木村カエラに曲提供してるしメジャーフィールドで名前を見ることは特に不思議でもないかー、なんて思っていたのですが、もっと以前にどメジャーなところに曲提供しているのを知りました。それは、ふらふらと行き着いた秋葉原クラブグッドマンのサイト。「偏見対談」というページにて対談記事が掲載されていたのですが、そんな中でこんなことを言っていたのです。ちなみに対談相手はグッドマンのブッキング担当でもあるBOSSSTON CRUIZING MANIAのカシマ。

カ: オレが端から見てて、アセ君が音楽で仕事してるって思ったのは、”TOKIO”の乾杯ラガーの曲だったんだよね。

A: あれはでも、BOATがレコード会社に所属してて、そこのディレクターにTOKIOの担当の人が連絡してきたらしく、コンペとかでさ。オレは、ただ、そん時“ガチンコ”(2000年代にTBSで放送されてたTOKIO司会のTV番組)超見てたからさ(笑)そんで、使われたら“ガチンコ”のエンディングテーマになるっていうからさ。まぁ、そういう事をオレはあんまりやりたいと思ってへんでさ。BOATの時もタイアップとかアニメの主題歌とか、話来てたけど、一個もやらんかったんや。今思たらアホやなって思うけど。“ワンピース”とか“ちびまるこちゃん”とかさ。

【偏見対談】 AxSxE(NATSUMEN)編 #03 |

ええ!?TOKIOの「カンパイ!!」!?と思って調べてみたら…本当だー!「作曲:阿瀬研一」ってなってる!しかも作詞がおちまさと!全然知らなかった〜。2001年リリースなんで、もう10年以上前の話なのかー。そういうのを知ってると、今回のジェロへの曲提供も不思議ではないけど、ますます仕事の振り幅がデカイことに気がつきます。

カ: じゃあ、その”TOKIO”の曲は、全然仕事の意識なくて趣味に近い。
A: 趣味っていうか“ガチンコ”だけや。
カ: (笑)使われたら嬉しいっていう。
A: 嬉しいっていうか、受けるかなと思って。その頃、みんな、スペカンの中でも”ガチンコ”に夢中やったから、それで、エンディングオレの曲やったら受けるかなって(笑)
<中略>
A: あれも「乾杯ラガー(曲のサビの部分)」ってとこはベイシティーローラーズの曲やったからさ、それをくっつけるっていうのが条件やったから、より印税が細分化されて、オレの取り分が少なくなった(爆笑)それなかったら、オレ、倍以上貰って、カシマくんに絶対チャリンコ買ってたよ(爆笑)
カ: (爆笑)別にオレがチャリンコ欲しいって言ってたわけじゃないんだよ。
A: オレが酔っ払って、勝手に言ってたんや(笑)

「ガチンコ」のエンディングだったから受けてみたってのが面白いです。あとこのインタビュー、謎に包まれたAxSxEさんの歩みがちょっと分かって興味深いです。