灼眼のシャナ

<詣道内の戦い>
『炎髪灼眼』シャナを先行させた『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメル &『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウ&『輝爍の撒き手』レベッカ・リードと“壊刃”サブラクの戦い。
自在式スティグマを解呪不能に絞り込んで改良したスティグマータを使うサブラクが優勢。

<星黎殿&神門前の戦い>
個の能力に勝るフレイムヘイズ側が5兵力不足の紅世の徒より優勢。

“苕渺吏”デカラビアが地を割ってその巨体を戦場に晒し、紅世の徒全員に防御の自在式をかける。
星黎殿に攻め入るフレイムヘイズに一撃を与えようとする瞬間に『震威の結い手』ゾフィー・サバリッシュに討滅される。
そのタイミングで、“翠翔”ストラスの自在法で高速移動してきた“煬煽”ハボリムら援軍が現れ、紅世の徒側が有利に。

<詣道内の戦い2>
“祭礼の蛇”の本体を解き放ち詣道内を戻る途中、“祭礼の蛇”坂井悠二や三柱臣らとシャナが遭遇。シャナは坂井悠二に愛していることを伝え、坂井悠二を倒し、その後、共に歩める道を模索する旨伝える。これを聞いた三柱臣はシャナを危険人物と認定し排除することを決める。
シャナはそのことを坂井悠二にキスした上で誓う。
戻る途中、サブラクらと戦闘している部分を通過した際、サブラクはそのまま両界の狭間に消えることを望む。
一方、坂井悠二は『朧天震』を発動。存在の力を感じられるものが世界中で振動を感じる。

<星黎殿&神門前の戦い>
“祭礼の蛇”の本体の解放を感知したゾフィーは神門を破壊しようとするも、何とか生きていた“嵐蹄”フェコルーのマグネシアによって阻まれる。

“祭礼の蛇”現世に帰還。

他にも世界各地で『極光の射手』キアラ・トスカナや『鬼功の繰り手』サーレ・ハビヒツブルグらフレイムヘイズと紅世の徒が戦っていたり、『弔詞の詠み手』マージョリー・ドー佐藤啓作のキスで目を覚まし何かできてたり、色々と盛りだくさんの内容でした。
挿絵見ていとうのいぢさんの絵が変わったなぁと毎度の事ながら思ったり。

今回はサブラクが“戯睡郷”メアのことを考えながら戦い、最後はその気持ちがわかり消えていくところが一番のシーンなのかなぁ。メアがここまで取り上げられるとは思いもしなかったし、サブラクもそのまま消えることを選ぶとは思わなかったが、一番綺麗にまとめられる最後だった気がする。
色々と展開はあったけれど、てっきりこの戦いで完結すると思っていたら、更に舞台を移した上での本当のクライマックスがまだある模様。20巻くらいで終わるかと思ったけれど、もうちょっとあるのかな。


さくっと読めてしまったので、後日もう一回読んでみればまた発見があるかも。