世界中で迷子になって

世界中で迷子になって

世界中で迷子になって

初めて読んだ角田光代さん。イメージ通りで入り込みやすい文体。
前半が旅行の話で後半が買い物の話。前半目的で読んだが、後半もなかなか面白かった。

P245
小説が書けず、悶々とし、書かないまま一日を終えるのがなんとも苦痛で屈辱で、夕方に買い物にいっては、料理本片手にせっせと料理を作るようになった、料理さえ作っていれば、「その日何もしなかったわけではない」と思い込めたのだ。