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2008-06-19

英語落ちこぼれ→取りあえずTOEIC935点のsergejOが贈る 大人から始める英語講座 第十二回 具体論5 読む 2of3 頭から読むとは - 一語一語連なって変化する意味をとらえる!

20161119注:久しぶりに見返して、この回はかなり改訂しました。

いつもどーり復習。前回 http://d.hatena.ne.jp/sergejO/20080618/1213755534 の復習から

圧倒的に読んだ量が足りない。しかも、日本語とは比較にならないくらいのんびり読んでます。

好きなものを毎日探して来て、毎日読みましょう。たまに、ひとつの記事やエッセイをスピード計測!

論文、ニュース記事、対談、スピーチ文学等々、言葉や言い回しが異なるので、なるべくいろいろなものを!

さて、本日は英文を頭から読むという話です。

よく言われることで、日本の参考書だと後ろからひっくり返したりしてエラいこっちゃな読み方を習わせられますが、あれとはおさらば!!中学生の方は、あんなの先生がやると言うから付き合うだけ!とする。

日本語は頭から読んで、読んだ言葉までのことだけで取りあえず理解して、一文漸く終えて、すんなり言いたいことが通るって感じでしょう?でも、後ろ読んでから前読まないでしょ?そーゆーことです。

目指しているのは、逐一翻訳せずに、英文を英語で理解する状態です!

逐一、日本語に訳さないと腑に落ちないなんてのでは読めてません!!

*****

それで、どうすれば頭から読めるようになるかですが、これほんとに頭から読むだけです。

でも、それができない・・・なぜかと言うと、実は頭から一語一語きちんと読めてないからです。

一語一語読むとはなにか・・・

非常に単純な一文でやってみましょう。


It is a pen.


さすがにこんな文章なら、「それはペンです」「これは一本のペンです」など簡単に日本語が浮かんでしまうと思いますが、それもこれまでの経験で機械的にパッと浮かんでしまうだけではないでしょうか?

一語一語 It is a pen.を読むとどうなるか・・・


 It:なにかを指し示めされたぞ!次はどうなるか

 It is:そのItについてなにか語るんだな〜

 It is a:It とはひとつのなにかなんだな〜

 It is a pen.:It とはひとつの・・・ペンなのか。それは一本のペンでしたか!*1


こんな具合に、ひとつひとつの単語が重なる度に、「そこまでに出て来た言葉全体が成す意味」が変化するさまを味わう。これが一語一語頭から読むということです。意外にもこれができないで、文法読解でならった「このブロックは、こう訳す」という定石を利用してしまっているんですね。

気をつけてください、一語一語翻訳していくのではないです。一語一語の語感をそのままに並べ、一語一語積み重ね、とりあえずそこまで並んだ言葉が成す全体の意味を感じるってことです。これは慣れたら判ります。

では、もうひとつ皆様もやってみてください。


 It

 It was

 It was a

 It was a pen.


wasがでてきたら、「おっ、昔の話か〜」と構えて、「それは一本のペンだった・・ってじゃいまはなんだよ!いわなきゃいけないくらい変形してんのか!?」などとちょっとおかしい感じがしないと駄目です。どういう状況で、It was a pen.って言ってるのかわからないから、なんか変ですよね。そのなんか変な感じは、一語一語味わってないと出てきません。変な感じがするのでいいんです。


・・・と簡単に書きましたが実際には難しいもんだと思います。It isを一語一語日本語で語るのなんてところが実は一番難しい・・・。It は「それ」でまー大丈夫ですけど、isは難しい・・・

文法書では、be動詞は状態や様相を示すとかなんとか書いてある。そういう説明でピンとくればいいですけど、わかったようなわからんようなってところが読み手の実情でしょう。

It isを、「It それについて なんか語るぜ〜」としても、「それ とは〜」してもいいのですけど、こういうものはそれなりに経験積まないと善し悪しが判断つかないものです。ひとつひとつの言葉の語感というのは、言語を話す経験が積み重なって培うものです。

なので、なんかうまく日本語で出てこないときは懐かしのルー大柴・・・若い方はご存知ないかも知れないですが、YouTubeで検索したり、お住まいの町の古老にお尋ね下さい・・・もとい!そういうときは、

 「Itについて、Isなのは〜」と非常に・・・非常に情感を込めて語ればOKです

「Itが〜★、isなのは〜★、a ひとつのー★、ぺん!!★」という具合に一語一語、一期一会で過剰に思い入れてやる。★の箇所で全体の意味がどう変わったか、次にどんな言葉や意味が来そうかなどと想像する。こんなことをしていると、その内、なんかいろいろしっくり来ます。それが来るのを待ちましょう。ほんとに来ますから。

真面目に一語一語の出現・重なりに驚きながら、一期一会で読んで行けば、「Itについて、なんか言わんとする、規定する、そんな役割がisなのね」って感じが出来てきます。be動詞だからこう・・・という理解ではないです。こういう体験が重なると、is だの am だの are だのが役割が一緒で、あーこれらがまとめてbe動詞ってものなのか〜って判ってきます。

声に出したら家族が心配しますから、声を実際に出さないにしても、身振り手振りと口の中の舌の動きや妄想はフル活用しましょう。その文章とともに生きるのです。

*****

英文法を習って、文章を翻訳して行く・・・というよくあるやり方ですと、

  • 文全体を眺める
  • 習った構文のどれに当てはまるか考える
  • その構文ではこう訳す、という型を当てはめて翻訳作業
  • 全体を訳してみて、やっと意味がはっきりして、自然な日本語に手直し・・・
  • こんな手順を繰り返すものでしょう。

    これだと、「こういう構文ではこう訳す」というユニット部品が揃ってしまって、一語一語の感覚が育たない。速習法ってもので「とりあえず正解を出す」という結果は出るのですけど、長期的にどうでしょう?

    そういうやり方は、大人のみなさんはこれまでやってきました。中学生など子どものみなさんは、これから学校でうんざりするほどやらされます。それなら、自宅での自主勉強は、上に書いたような一語一語ゆっくり味わって想像して読むやり方でやってみてはどうでしょう?

    例えば、現在完了と過去完了がなんだかピンと来ないものですが、あれなど

  • I have
  • I had
  • の違いが味わえていれば実はそんなに迷わない。けれど、「この言い回しには、こういう日本語訳」なんてやり方で習うと、意外にこういう基本的な感覚が養えないままになって迷ってしまう。

  • I have:わたしは持ってるよ(この後に、なにかの物や状態が続くだろう)
  • I had:わたしは持っていたよ(この後に、なにかの物や状態が続くだろう)
  • 主語を確認して、「私の話だ」「次には動詞が来るぞ・・・過去形だ。だから、これは過去の話だ」ではよろしくないでしょう。

    I hadと言われたら、「かつて持ってたな〜」と・・・日本語で「前にはこんないい彼女/彼氏がいたんだ」「わたしは昔はかわいかった」などと言うのと同じ様に、

     むかしのはなしをしてるんだな〜。いまはそうじゃないんだよな〜。

    という郷愁モードというと大袈裟ですが、でもまぁそんな感覚になる・・・そんな感覚を養う勉強のほうがよろし、ということです。

    複雑な文章もこれの積み重ねです。ほんとに一語一語順番に味わってないから、色んな言葉が重なって頭の中が混乱する。踊りや運動、音楽で、まずはゆっくり動くのと一緒です。頭に一語一語ゆっくり重ね合わさってできる全体、そのありのままを体験させる。

    だんだんと見えてきます。それを待ちましょう。なんだかわからない状態でもやもやして、気に掛かるけれどわからない・・・そんなとき、自分の頭が苦労して理解しようとしているのです。

    現在完了・過去完了なら、その後にdoneだのbeenだのの過去分詞が来ますが、「I わたしは〜、have 持っている、beenを〜」と取りあえずやる。繰り返しますが翻訳ではないですよ、一語一語の語感を並べ、言葉が重なるごとにそこまでの全体の意味が印象がどう変わったかを感じ取るだけとしてください。

    我々にとっていびつな英語文を生々しく体験して、頭に勝手に整理させるのです。知らない内に頭が処理する、これをうまく活用することが、勉強法の鍵です。だから、ある程度の分量、適度なスピード、十分な休息が必要なのです。運動や楽器の練習と同じです。

    そんなことをやっている内に、I have studyingでなくて、なんで I have been studyingなのか、beenがないと私の状態が言えないな〜、I have studyingじゃなんか気持ち悪い、なんか違う、って感じが養えてきます。

    そうなるには、類似のちょっと違う文章をさまざま体験することが必要です。あー言ったら、こんな意味に、こーいったらそんな意味に、というもろもろが積み重なって、なんだかしっくり来るのです。

    しっくり来させるには、量をこなすのが必須です。いろんな場面をどう言葉で表現しているのか、そんな経験が積み重なってわかるのです。だから、複雑な文章やややこしい単語ではなく、簡単〜基本的な文章の量を山ほどこなす。量をこなさないといけないのに、「読解教室 英語構文はこう掴め!」なんてもので、複雑な構文を相手にして、後ろからひっくり返ってばたばたばた。こういう構文はあーだこーだ・・・

    わたしの体験ですが、現在完了・過去完了など、英語のテストなら間違いなく解けたにも関わらず、なんだかしっくり感じがわかってくるには随分時間が必要でした。それは、旧来の「構文読解」式翻訳勉強がよろしくなかったせいだ、と思っております。

    簡単なものから量をきちんとこなせば良い。いや、量をこなさねばならない。といっても、それほど苦になるほどの量かは次回で計算しましょう。大したことではないと思います。

    かくなる次第で、英語読解・リーディングについての参考書は紹介は致しません。

    国語や古文、漢文の点がほんとに高い人は、たくさん本を読んでいる人です。そういう人に国語の読解参考書が役に立ったか聞いてみて下さい。

    知人の知人に能の○○流の分家さんがいらっしゃいますが、古文にめっぽう強い。でも文法を学校でやった以外は勉強なんてしていない。ただ生活の中で山ほど古典を読んでます。読むだけでなく謡って演技してます。

    読解・リーディングに秘訣も糞もありません。癖のある構文はちゃんと文法参考書に出ています。

    ここで近道せず、一語一語、一語一語と体験して苦労するのがよろしです。

    *****

    では具体的にそういう勉強はどうやるのか。これまた簡単に箇条書きで言えば、

  • 最初は幼児・小児向け簡単な教材から始める:絵本や漫画が良し。絵もあった方が状況がわかって良し
  • 気持ちを込めて、一語一語を味わい、想像し、演じます:声に出さずとも、状況をフルに想像して、心の声はなりきる!
  • 慣れて来たと感じたら、次のレベルの教材に変えましょう
  • 上のプロセスを繰り返す
  • 悠長なやり方ですが、通常の方法は学校でやらされてきた、ないしは、やらされるのですから、自宅では違う方法でやってみましょう。急がば回れです。

    ちゃんと五感をフルに活用して、状況を想像して入り込むんですよ!

    D

    これくらい↑演技するつもりで。

    上の繰り返しですが、

     It:なにかを指し示めさたぞ!次はどうなるか

     It is:そのItについてなにか語るんだな〜

     It is a:It とはひとつのなにかなんだな〜

     It is a pen.:It とはひとつの・・・ペンなのか。それは一本のペンでしたか!

    こうやってひとつひとつの言葉が重なる度の変化を感じ、想像して楽しみながら、次に来そうなものも予測して、a penならペンを、an appleだったら林檎をありありと想像して・・・とやります。

    ありありと生々しく想像しながら、できれば声に出して読む。

    D

    丹波哲郎はさすがに無理でも、元スマイレージ/アンジュルムの田村芽実 めいめいくらい入ってやるぞ!とやってみましょう!*2 *3

    実際、遠回りといっても大したことはないと思います。一年間100冊の絵本を繰り返し読む、なんてことまでせずに済むでしょう。絵本をせいぜい二十冊、もうちょっと上の子ども向けを同じく20冊、その後は、小学校高学年くらいの本・・・セリフの長い漫画、例えばスヌーピー

    A peanuts book featuring Snoopy (1) の商品写真  A peanuts book featuring Snoopy (1)
    著者: チャールズ M.シュルツ 吹き出しのコマにはオリジナル通りの英語。欄外に谷川 俊太郎による日本語対訳を記載。
    出版社: 角川書店

    などもいいでしょうね。*4 ほかの米国マンガでも、日本の漫画の翻訳でもそういうものを20冊・・・くらいやると、簡単なTVドラマなどももっと判るようになって、TEDくらいのプレゼンも簡単なものならちょろくなってと、いよいよ大人向けに背伸びできてくるのではないかな・・・

    絵本はもちろん、子ども向けの本は簡単ですから、20冊と取りあえず言ってみましたが、実際はたいした分量ではなく、そんなに時間が掛からないはずです。

    でも、このレベルをちょっとうんざりするほどやらないで、複雑な構文なんてやるから、「ひっくり返って、構文を掴んで」式になり、一語一語の変化が掴めない。だまされて、急がば回ってくださいませ。

    上に書いた「類似のちょっと違う文章をさまざま体験することが必要」という面で、絵本〜児童読み物レベルは大事です。子どものお話しだと、現在形か過去形かの違いがじっくり何度も何度も臨場感を持って体験できます。それが意外にも大事なのです。だまされてくださいませ。

    *****

    では、本日のポイントは、

    英文は頭から順に読むのです!

    目指しているのは、逐一翻訳せずに、英文を英語で理解する状態です!

    一語一語積み重なって変化する意味を、ありありと五感をもって感じ取りましょう。

    子ども向け絵本から読み直すくらいでいきましょう!

    です。

    次回、大人にも中高生にも早熟な小学生にも役立つ英語講座は、第十三回 具体論5 読む 3of3 最初にこんなの読んでみては〜になります。今回の内容を踏まえて、どんなものを読んで行けば良いか具体的に示します。

    http://d.hatena.ne.jp/sergejO/20080621/1213983200

    お友達に差をつけよー!ってのはやらしいですね。良いご友人とシェアいただいた方が嬉しいです。では〜

    *1:日本語だとわざわざ「一本の」とつけると不自然だったりしますが

    *2:おすすめ

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    *3:上の丹波哲郎の名演は名作ドラマ 真田太平記の一こまですが、これもほんとにおすすめ。特撮やセットがしょぼかろうと、名演・脚本の妙に魅き込まれます。この真田太平記のほかにも加藤剛大岡越前第一部〜第四部あたりはぜひぜひとおすすめです。

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    丹波哲郎, 渡瀬恒彦, 草刈正雄, 遥くらら, 夏八木勲, 紺野美沙子, 中村梅之助ほか
    原作:池波正太郎 脚本:金子成人 音楽:林 光

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    *4:スヌーピーはセリフは長いし、子どもによる大人びた表現が面白味です。微妙な味わいのギャグものなので、初学者向けではないと思います。童話なら問題なく楽しんで読めるくらいになってからがよいと思います。もちろん、好きなら止めませぬ!

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