築50年日本家屋と弟とカンノさんと母になったるり。

 夜勤明けに西日暮里の不動産屋まで移動。天気が良いので背広だけでバイクに乗っても大丈夫。素晴らしい気候だ。
 その不動産屋で、以前も尋ねた気になる物件の状況を聞いてみると、月末に引っ越すようだ。じゃあまあ、どうにもならないので、移動。
 池袋か大山の不動産屋に行こうと思い、なんとなく西日暮里の近所の不動産屋の間取り図を見ながら移動していると、駒込駅前の不動産屋で5Kの物件が。
 ちょっと迷ってから、その不動産屋に入る。おじさんはメルセデスATBに乗ってIBMの拡張されたパソコンを用いでっかい液晶テレビやギターやロボおもちゃのピノやワインをころがしておくような人だ。普通、友人同士で住みたいんですとか言うと、いきなり嫌そうな顔をされるわけだが、このおじさんとはなんとなく意気投合し、さっそく物件の下見へ移る。
 ここは素晴らしい。文句無し。築50年以上という古さ。ということは戦後まもなく立てられたということだろう。門構えも純和風で、水車を分解した欄間がついている。外壁は、木を重ねてつくられている。玄関は広く、小さな庭にはこれまた小さな縁側がついていて、狭い庭には庭石が転がっている。5Kのうち4部屋が完全に振り分け。もともと平屋だったらしく、天井が高い。冬はやたら寒そうだが、夏は涼しく過ごせそうな気がする。壁も柱も畳も古いが、柱は良く磨けばいいつやが出そうな気がする。古くてそのうち取り壊すので、勝手に改造してもいいらしい。しかも友人同士入居OK。
 普通の人はこんなとこ住みたがらないらしい。ボロイし。それもわかる。
 気に入った。
 すごく気に入った。
 あとは面子と金だ。

 大森に移動して弟と久しぶりに会う。彼は昨日Austrariaから帰ってきた。飯でも食おうか、なにが食いたいと聞くと、蕎麦が食いたいと言う。バイクの後ろにのっけて大鳥神社の脇の蕎麦屋に行った後、天気も良いし公園で「鳥久」で弁当を買って食べようという話になる。
 騎手の勉強をして帰ってきた弟。これからどうするのかはまだ決めていないらしい。実家のお金の問題もあるからなあ。兄は甲斐性ないし。原付の免許も欲しいらしい。がんばれ、16歳。

 実家で昼寝をしたら待ち合わせの時間に目がさめる。おいおい。あわてて自由が丘に移動。
 仙台に帰るカンノさんの送別会で、自由が丘へ。「花炎」というちょっと前に流行った個室が多くある和食っぽい居酒屋でみんなと会う。すでにだいたいの演劇関係の人々がそろっていた。なかなか楽しく過ごす。カンノさんは最強小市民なので、そんな彼女がいなくなってしまうのは寂しいが、仙台なんて近所だからまたしょっちゅう東京まで来て欲しいものだ。
 遅れてきたるりちゃんとも話す。旦那に子供をあずけて家を出てきたそうだ。妹分的るりが母になったんだと思うと感慨深い。大人になる。でもるりちゃんがるりちゃんとしてるりちゃんらしさがあいかわらずだったことはとても嬉しかった。応援しよう。
 スタバでお茶を飲む。みんながいくので米国製品不買は一時休止。J-WAVEでカビラさんが叫んでいる「冒険ラテ」を飲んでみる。エスプレッソがダブルショットになっている豆乳ラテ。まあ、普通だ。
 みんなが帰った後、junと二人で「pousse cafe」で飲む。まったりとした時間を過ごす。ここはいい店だ。

 junを連れて自由が丘から北浦和まで移動。二人乗りでこの距離の移動は、LEAD90くんではしんどい。FUSION欲しいなあ。
 マルエツでワインを買って二人で飲んだくれる。そのまま酔いつぶれて朝方寝る。