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2005-09-20

中年は奥多摩湖を目指す


 青年は荒野を目指し、中年の私は奥多摩湖を目指す。もちろん自転車でだ。日曜日に三度目の挑戦をしたが記録は吉川英治記念館止まりだった。片道2時間。帰る道すがらシュークリームを食べるのが常となっている。どこをどう通ったところでアップダウンは避けられず、帰路につくと体内のエネルギーがなくなっていることを実感させられる。


 攻略するには敵のことをよく知っておく必要がある。そこで昨日、車にて奥多摩湖の偵察に行ってきた(笑)。いやはや遠い遠い。50kmぐらいあるよ。我が家から新宿までの距離と変わらない。初めて見た奥多摩湖はでかかった。でか過ぎて全景が見えないほどだ。その上妖しげな緑色の水を湛えていた。よくもこんな山奥に湖があったものだと思ったら、小河内ダムに堰き止められた人造湖だったのね。


 私は奥多摩湖を一周して戻ってくるコースを目標にしていたが、それがどれほど無謀な計画であったかを思い知らされた。軽く100kmを超えていたのだ。今後3ヶ年計画で制覇する予定。


 この界隈の見所をいくつか――


 まず、ここだ。青梅街道を奥多摩湖に向かって手前を左折。奥多摩都民の森に向かう途中だ。左手に看板が出てきて右カーブに差し掛かる位置。ここで「星の雫」が見れる。これは私が勝手に命名した(笑)。苔むした土手から湧き水の水滴が星屑のように伝っている。あこぎな真似をして買われた宝石の、数千倍の美しさだ。


 そして奥多摩湖をぐるりと回り、檜原街道を進むと檜原町役場の傍に、「払沢(ほっさわ)の滝」がある。この辺りは滝のメッカで、地図を見ると10本以上の滝があるようだ。東京都内にこんな場所があることに驚かされた。


 ここから見える川の景色も素晴らしい。遥か眼下をうねるようにして川が流れている。秋になれば絵のような光景が繰り広げられることだろう。


 これからも私は自転車を駆り、歩(ほ)を伸ばし、いつの日か“奥多摩の主”と呼ばれることを希望している。

2005-09-17

民主党の新代表に前原氏


 今日、民主党の両院総会があり、新代表に前原誠司氏が選ばれた。菅直人候補と2票という僅差。伝えられているところによると、投票を決めかねていた若手議員などが、演説を聞いて前原氏に投票したという。


 ビデオを見て直ぐに感じるのは、菅直人が相変わらず“批判の人”であることだ。やや精彩を欠いた表情と声に老醜が忍び寄っていた。また、民主党の現状を、「“小泉ハリケーン”に襲われて、仲間の多くを海に投げ出され、浸水が止まっていない」と例えた。つまり、民主党の惨敗は小泉首相のせいだと言うのである。自分達は何も悪くないと言わんばかりの論法は、自民党を選んだ国民を愚弄するものだ。


 それに較べると前原氏の若さ、真摯さ、真剣さには好感が持てる。私は民主党は大嫌いだが、前原と枝野幸男は、好きな政治家である。


 負けた後に、どう次の勝因を積むか。これが今、民主党に問われている。


 岡田民主党が大敗を喫した一つの理由に、他党との連携を拒絶したことがあったように思われる。60議席以上も減らしてしまったのだから、ありとあらゆる党との連携も考慮すべきだろう。政策実現のためとあらば、自民党とも手を組んで然るべきだ。


 民主党は今こそ政権を担えるだけの政党として、度量を示してもらいたい。地域活動の弱さが以前から指摘されているが、そんなことでは、またぞろ国民から見放されてしまう。議席を減らした今だからこそ、「国会議員の数を減らそう」と提案すれば、国民は喝采を惜しまないだろう。


 心して欲しいのは、若い代表となったことで、菅・鳩山・小沢などの長老による院政になってしまえば、古い自民党と同じ道を辿ることになる。それだけはご勘弁。

2005-09-14

忌々しい女性政治家


 もう20年ほど前になると思うが“脱・らしさ”論なるものが出回った。父親らしさ、子供らしさなどが鋳型(いがた)となってしまい、強いストレスと化す。「こう、あらねばならない」的な発想から鬱病になる人が目立ち始めた頃の話だ。


 要は、“自分らしさ”を追求すればいいという具合だったが、私はどうも腑に落ちなかった。規範を見失った社会はバブルに突入し、蓋を開けてみたらわけのわからん風体をした女子高生が街を徘徊するようになっていた。


 女性政治家という言い回し自体が既に差別用語といっていいだろう。男性政治家という言葉はないからね。女性が政界へ進出するのは大いに結構なことだと思う。全員が女性になってもらっても一向に構わない。男性よりも平和主義だし、そもそも女性の方が言語能力が優れていると考えるからだ。


 私が忌々(いまいま)しく感じてならないのは、北条政子ヒラリー・クリントンのような、権力に野心を燃やすタイプの女性だ。野田聖子あたりがその典型。小生意気な顔をブラウン管越しに見るだけでイライラしてくる。そうそう、辻元清美にも全く同じ臭いを感じる。辻本の場合、極左という話もあるぐらいだからもっと厄介だ。


 どんな世界でもそうだが、女性が野心を燃やすと“男”になってしまう。権力欲の強い人間は“傲り”と“嫉み”の間を揺れ動く。かような女どもにとっては、一挙手一投足に至るまで何らかの計算を働かせている。泣いたり、笑ったりなんてお手のものだろう。彼女達にとっては、“自分がどうあるか”よりも“他人にどう見えるか”が最大事なのだ。年を重ねた挙げ句に扇千景のようなご面相になることはハッキリしている。


 忌々しい女が政界から一人でも少なくなるよう祈るのみだ。

2005-09-12

民主党惨敗の理由


 衆議院選挙は自民党の圧勝で終わった。東京比例区では候補者が足りなくなって、1議席を損したほど。


◎開票結果
 自民公明民主共産社民国民日本その他
今回29631113974119
選挙前21234177954333
小選挙区219852012018
比例区77236196211

 自公を合わせると327議席で、衆議院の3分の2に当たる320を上回った。これじゃ、何でも通ってしまうな。


 民主党が惨敗した最大の理由は、郵政民営化を避けて、自ら外野となったことに尽きる。その上、口を開けば“野次”ばっかり。基本的なスタンスは保守でありながらも、国民の目に映ったのは、旧社会党張りの批判に終始する姿だった。あらゆる討論番組において、民主党議員は、与党の発言をさえぎり、ギャアギャア騒ぐ様が幼稚極まりなかった。


「日本をあきらめない」なあんて言われると、「エーーーッ、じゃあ、今まであきらめていたの?」となっちまうよ。小泉首相は強烈なリーダーシップを発揮して、党内の反対派を斬り捨て、「自公で過半数を取れなければ退陣する」と自ら背水の陣を敷いた。一方、ジャスコ岡田は、真面目なのはわかるが、小沢・菅・鳩山等の影がちらつき、どうしてもひ弱な印象を拭えなかった。後半で、小沢がメディアに登場したことも、岡田にとってはマイナス要因となった。


 マスコミも一役買った。小泉首相の手法を散々批判しながら、乗っかるだけ乗っかって、「刺客、刺客」と騒ぎ立て、「ホリエモン、ホリエモン」と同じ映像を何度も垂れ流した。国民は、小泉首相の手法について考えるよりも先に、マスコミにウンザリしてしまった。


 いずれにせよ政権与党は、755兆円を上回る借金まみれの財政に手をつけ、少子化に歯止めをかけなければならない。再来年には消費税を巡って、またぞろ解散となることだろう。それまでの、仕事っぷりを国民はじっと見つめている。


 日経平均は、前日比+204円の大幅高で1万2986円。

2005-09-09

駐車監視員


◎「駐車監視員」合格者は1万人、17歳高校生〜79歳

 駐車違反の取り締まりができる「駐車監視員」の資格試験に合格した人は、今月4日現在、全国で1万220人にのぼることが8日、警察庁のまとめで分かった。

 取り締まりを民間企業に委託する制度の導入に向けて実施されたもので、最終的には1万数千人になる見通し。

 同庁では「想像以上の反響」としており、今後、監視員2人以上を抱える会社の中から、入札で委託先を決め、来年6月には新制度がスタートする。


【読売新聞 2005-09-08】


 こんな資格があったとは、知らなんだ。明年6月からの法改正によって、チョークによるチェックもなくなり、その場で違反となる。駐車監視員の資格は法人にしか与えられないが、稼ぐ気になれば、いくらでも違反を取り締まろうと頑張ることだろう。嫌な世の中になっちまったもんだね。


 この制度については、「定年を迎える団塊の世代の警察官の受け皿」という見方もあるようだ。


 自動車にかかる税は、自動車取得税・自動車税・自動車重量税・消費税・地方消費税の五つ。重量税については、本来の金額の2.5倍も取られている。その車の燃料が、税金だらけのガソリンと来るのだから、カーユーザーは偉大なる納税者だ。これだけ税金を支払っているのだから、本来なら、駐車できる道路をつくるべきなのだ。煙草税で、旧国鉄の赤字を支払っておきながら、JRの電車に喫煙スペースがないのと同じぐらい理不尽だわな。


 一方、新たなビジネスチャンスも生まれそうだ。駐車場関連企業の株価が上がるのは間違いないだろうし、駐車場案内サイトも既に動き出している。


 病人や障害者を抱える方にとっては、悲惨な状況になりそうだ。とてもじゃないが、いい法律とは思えない。

2005-09-06

電話営業(テレアポ)の断り方


 まず、慌(あわ)てないこと。で、メモをとる。あるいは、メモをとっている振りをする(笑)。


「エート、もう一度、会社名をお願いします。で、お宅の名前は? フルネームで。どんな字ですか? あとね、年齢と勤続年数も教えてくれる? それから、会社の所在地と電話番号を教えて下さい。苦情を申し立てるのも、この番号でいいの?」


 これで、営業マンのやる気は、かなり削(そ)がれる。


「それで、内の電話番号は、どうやって調べたんですか?」


「電話帳」と答えた場合、「おかしいな。電話帳には載せてないはずなんですけどね……」と応じる。載せていても、だ(笑)。


 続いて、「特定商取引法第16条の改正によって、まず営業目的を告げることが義務付けられていることはご存じですよね? どういった目的の電話なんですか?」


 ま、殆どあやふやな返事となるだろうから、「どうも胡散臭い会社ですね。そんな企業からのお話は聞く気がありません」と言って、受話器を叩きつける。


 90%はこれで撃退できる。しかも相手は、名前と会社の住所を知られているので、二度と掛けてこない。

2005-09-02

共産党・社民党の護憲を嗤う


 共産党と社民党が護憲を謳っている。そもそも資本主義という国の仕組みを否定する輩が、現行憲法を護るはずがなかろう。そんなことは小学生にだってわかる理屈だ。


 特に共産党の場合、暴力革命を肯定するイデオロギーのため万が一、共産党政権が誕生した場合、まず全面的に憲法を変えて軍隊を持つことは火を見るよりも明らかだ。


 彼等は政権を取るつもりがないから、こんな呑気なことを叫んで平然としているのだ。


 ここ数年にわたる共産党の凋落振りは眼を覆いたくなるほどだが、志井委員長の責任を問う声すら聞こえてこない。“批判のための批判”を繰り返し、嘘に嘘を重ねる共産党のプロパガンダは、もう通用しない。


 共産系の病院で死亡事故が目立つが、結局人の命を“モノ”として考える唯物主義に原因があるのではないか?


 世界中で共産国が崩壊している中で、どんなに庶民の味方の振りをしても、そいつあ無駄ってもんだろう。

2005-09-01

2005年:衆議院選挙


 メディアが賑やかだ。小泉首相に対して、「劇場型」、「ワイドショー政治」などと批判する向きも多いが、これで投票率がアップするなら、立派な功績といえよう。


 今回の総選挙の最大の争点は「郵政民営化」に尽きる。だって、「郵政民営化の是非を国民に問う」と首相が言って、解散したんだもの(笑)。野党が掲げる年金・社会保障・雇用・財政再建・景気対策というのは、単なるまやかしだ。世論調査の結果に媚びを売っているだけに過ぎない。それが証拠に、民主党なんぞは、国会では対案すら出さず、散々反対してきたにもかかわらず、選挙となった途端に、「民営化には反対ではない」などと言いわけをしている。


 メディアや評論家に共通しているのは、“解散”を見通せなかったことに対する一種の焦りである。小泉首相の一貫した姿勢に較べると、完全に見劣りしている。これで、自民・公明が大勝して、「刺客」が流行語大賞でも取れば大笑い。


 郵政民営化を巡る攻防によって明確になったのは、反対している連中には利権があることだ。民主党・社民党・共産党は労働組合票。野田聖子八代英太は元郵政大臣。綿貫民輔のファミリー企業は郵政公社の下請け。一昔前の自民党さながらではないか。

 郵政民営化の本質は“金融問題”であるにもかかわらず、「過疎地に郵便局がなくなる」と不安ばかり煽り立てる亀井静香や共産党は、頓珍漢としか言いようがない。


 小泉首相は、自ら自民党の肉を斬らせても、郵政民営化の骨を断つ覚悟だ。先行き不安な時代にあって求められるのは、強力なリーダーシップである。真面目だけが取り柄(え)ってんじゃ、そりゃ官僚だよ(笑)。


 郵政民営化が、アメリカから突きつけられた「年次改革要望書」に基づいているのは事実。もっと底流には、銀行族vs郵政族の戦いという構図がある。小泉首相は銀行族。バブル崩壊によって、利権を失った銀行族が巻き返しをはかっている。つまり、銀行が郵便貯金を取り込もうとしているわけですな。更に、もう一歩、奥深くには、小泉が自民党の総裁選に出た際、同じ三塚派でありながら、自分に投票しなかった亀井派に対する遺恨を晴らすため、という見方もある。


 しかし、どんな理由にせよ、郵政民営化は断行しなければならないと私は考える。