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2005-11-10

『陰謀家たちの超権力構造 三百人委員会 ついに暴かれた秘密世界政府の“極悪”正体!』ジョン・コールマン/歴史修正学会訳


 三つの翻訳が出ている。

 太田龍の訳が一番読みやすい。失敗した。


 副題が仰々しくて、いわゆるトンデモ本と思う向きも多いことだろう。だが、内容はしっかりしている。著者は元々、英国諜報部のエリート。自分が知り得た情報に我慢ならず、告発に踏み切った。


 ただ、この手の本を読んで困惑するのは、我々読者に確認のしようがないためだ。「世界が300人で牛耳られていると言われたってねえ……」というのが本音(笑)。鵜呑みにするか、笑い飛ばすか、二つに一つの選択を迫られる。


 300人委員会のメンバーは、イギリス王室、フリーメーソン、ローマクラブ、他多数。モサド(イスラエル対外情報機関)もCIAもその傘下。IMF国際通貨基金)やアメリカン・エキスプレスも下部組織。彼等は、アメリカを操り、テロリストを意のままに動かして、意図的な混乱を起こす。一国の経済を不況に追いやることなどわけもない。阿片の供給をコントロールし、若者にドラッグを吸引させるために、ビートルズを世に送り出す。イギリス東インド会社は、300人委員会の前身である「300人評議会」が管理していた。ジョン・F・ケネディを大統領したのも彼等であり、抹殺したのも彼等であった。ウォーターゲート事件も、キング牧師暗殺も同様。


 彼等に逆らえば、必ず恐ろしい報復が待っている。ノリエガ将軍がパナマからドラッグを締め出そうとした。アメリカのブッシュ大統領(元大統領の父親)は、ノリエガを「ドラッグの売人」に仕立て上げた。その結果、7000人のパナマが殺戮されたが、まともな証拠は一つも見つからなかった。ノリエガは不当に拘束され、アメリカでインチキ裁判にかけられた。


 どのページを開いても、こんな話ばっかりだ。


 ジョン・コールマンの情報は、ややもすれば断片的になりがちだ。300人委員会が存在するならば、そこには彼等にとっての崇高な目的があるはずだ。


 世界は空恐ろしい力によって動いている。オーウェルが『一九八四年』(ハヤカワ文庫)で描いた世界に向かって着々と進んでいる。


 読み終えてから、私の頭に一つの疑念が湧いた。「ジョン・コールマン自身が、300人委員会のメンバーだったら、お手上げだ」(笑)。


 そして今、国際的なニュースを目にする度に、「300人委員会」と思(おぼ)しき名前が山ほど出てくる。しっかり勘定すれば、多分、3万人以上になることだろう。


300人委員会―「世界人間牧場計画」の準備はととのった!!

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