古本屋の覚え書き このページをアンテナに追加 RSSフィード


WWW を検索 古本屋の覚え書きを検索

2006-04-14

どうする? アイフル

 日本経済新聞のスクープだってさ。


関連リンク



 既に古典の感がある、カレル・ヴァン・ウォルフレンの『日本/権力構造の謎』(ハヤカワ文庫)にこんな記述があった。


 その(サラ金を規制する)法律ができた過程を見れば、〈システム〉のもとでは、消費者の利益への配慮が後回しにされることがはっきりわかる。省庁間の縄張り争いや、“政治資金”と引き換えにサラ金業者を保護しようとする自民党の動きによって、5つの関係法案の承認が延期になり、成立が6年も遅らされたのである。やっとできた法律も、サラ金を合法化して最高利息を7割3分までとし、サラ金の“経済状態”に合わせて実行可能になった日からは、4割に引き下げると定めるものだった。一方にすでに、利息は年2割を限度とすると明文化された相反する法律があったにもかかわらずだ! この新法により、いちばん得をしたのは、最大規模のサラ金と大蔵省だった。


 先日テレビで、橋下徹弁護士が次のように指摘していた。「昔は“サラ金”と聞けば、“怖い”印象を皆が持った。ところが法改正をして、“消費者金融”と名前を変え、サラ金業者はソフトな路線に転じた。メディアがその片棒を担いで、“借りやすい環境づくり”に手を貸した。そうしたメディアの責任も無視できない」(趣意)と。


日本 権力構造の謎〈上〉 日本 権力構造の謎〈下〉

2006-04-12

栃木リンチ殺人事件


 宇都宮地裁(柴田秀裁判長)は、警察の捜査怠慢と被害者が死亡したことの因果関係を認め、県と加害者に1億1270万円の支払いを命じた。賠償額の内、約9600万円について県警の連帯責任があるとした。


 事件の詳細については以下のページに詳しい。

 何と、加害少年3名の内の一人は、県警本部に勤務していた人物の息子だったと書かれている。


 それにしても酷(ひど)い。酷過ぎる。警察署にいた父親の携帯電話に息子(被害者)から連絡があった。父親は、警察署員に直接、被害の状況を聞いてもらおうと、携帯電話を手渡した。この時、馬鹿な警官は、「石橋警察署だ」と名乗った。今日の報道によれば、加害者はこれで逃げられないと観念し、殺害に踏み切ったという。


 裁判の途中で母親は無念の死を遂げた。遺された父親の孤軍奮闘によって、何とか今日の判決に漕ぎつけることができたのだ。


 被害者は、自分が埋められる穴を見つめながら、「生きたまま埋めるのか。残酷だな」と呟いた。これが、19年間の生涯で最期の言葉となった。2ヶ月間にわたって、熱湯を浴びせられ、スプレー缶の炎に焼かれた挙げ句、あっさりと殺された。


 当時の栃木県警本部長が本を出してる模様。

広畑史朗」で検索したところ、以下のページがヒット。

 私は、いつも不思議に思うのだが、なぜ、警察署員の名前を公表しないのか? 毎度のことながら、公務員や官僚の名前が出て来ないのはおかしい。大体、この事件の損害賠償だって、税金から支払われるんだよ。栃木県民は一揆を起こすべきだ。


栃木リンチ殺人事件―警察はなぜ動かなかったのか わが子、正和よ―栃木リンチ殺人事件被害者両親の手記 栃木リンチ殺人事件―殺害を決意させた警察の怠慢と企業の保身

2006-04-10

『クラッシュ』

 中々いい作品だ。登場人物が次々とつながり、世界の仕組みを上手く解いている。誰もが、ふれあいたいと望みながらも、ぶつかり合う。小さな善悪が交錯しながら、それでも人は生きてゆかねばならない。傷つけ合い、助け合いながら。


 作品のテーマを考えると、死人は出さない方が説得力を増したことだろう。


 どこにでも転がっているような誤解や差別、先入観や偏見。監督が言いたかったのは、「イラク戦争も同じだよ」というメッセージか。


 巧みなエピソードと人々の喜怒哀楽を盛り込みながらストーリーは進む。善人が悪人となり、悪人が善人へと変化を繰り返す。


 物語のベース音を奏でるのは、「完全なるものへの否定」か。


 惜しむらくは、全体の起承転結のアクセントが弱くなっているところ。


 似たような内容で、異なるベクトルから描いたものに『ペイ・フォワード』がある。こちらは、ユートピア志向だが、物語性においてリードしている。


 ただ、どちらの作品を見終えた後も、少しだけ親切な自分となっているところは共通している。


 少女が、パパから「見えないマント」を譲り受けたエピソードは忘れ難い。


クラッシュ


D

2006-04-08

ニュース拾い読み・書き捨て 28


 今日、民主党・小沢新代表が誕生。前原体制になった時、連絡すらつかなかった人が代表になるんだねえ。メール問題の際も、菅氏と共に離れた位置から静観してましたな。民主党は所詮、自民党田中派、社会党民社党の寄せ集めである。政治理念すら一致してないのだから、挙党体制なんて無理に決まってらあ(笑)。それでも小沢が出て来るからには、何か魂胆があるんだろうね。前原の後に小沢が現れると、SMAPの後で悪役商会を見ているような気分になる。小沢新代表に期待するのは、民主党をぶっ壊すことぐらいかな。


 個人的には政権交代を望むが、新進党の失敗でそのチャンスは遠ざかってしまった。新進党崩壊の主犯は小沢である。


 また、日本人の民族性として、急激な変化を好まないことも見逃せない。国民は政治に変化を求めながらも、政権交代を望んでないような節(ふし)がある。


 日本が、二大政党制を目指すのであれば、もう一回、自民党が分裂し、二大保守政党となる必要があるように思われる。


 まあ、いずれにしても、健全な野党が存在しないことは、国民にとって大きな痛手だ。

2006-04-07

ニュース拾い読み・書き捨て 27


 以下、東京新聞より――


物腰柔らか 仕事に誇り 1年前本紙取材/丁寧に『カーテンの洗い方』


 かつて取材に応じてくれた○○容疑者が逮捕されたと聞き、衝撃を受けた。昨年3月28日の本紙生活面に「カーテンの洗い方」を掲載したが、そのとき協力を依頼したのが○○容疑者だった。 (生活部・渡部穣)


 生活部に配属されて間もないころ、このテーマでどこに取材しようかと探し、○○容疑者が店長をしていたカーテン店にお願いした。店は小さいが雰囲気が良さそうで、○○容疑者の受け答えが丁寧だったからだ。

 取材時間は予定の一時間を大幅に超え、2〜3時間に及んだ。「店の近くのお客さまが多いので、お宅におじゃまし、どんなデザイン、色がお部屋に合うのか、相談に応じることもあります」と○○容疑者。オーダーメードを誇りに思っていたようだ。物腰が柔らかで低姿勢な人だった。

「売ってしまったらそれで終わりではない。洗い方に関してもよく質問されるので、専門のクリーニング店を紹介するなどフォローしています」。きちんとした服装と受け答えがいかにも高級店の店長らしく、柔和な笑顔が印象に残った。

 当時の取材ノートを見ても、雑談した家族の話に関する記述はないが、私と同じくらいの年齢で「子どもはかわいい」という話で意気投合したことを覚えている。

 それから一年余り。男児投げ落としは○○容疑者の犯行に間違いないのだろう。だが、「本当に?」という疑問は大きくなるばかりだ。これまで支局勤務などで事件取材にかかわるたび何度となく周辺住民から聞いてきた「なぜあの人が?」。そのショックを自らが体験することになろうとは思ってもいなかった。それが本当なら何を信じれば……。子どもにどう教えたらいいのか分からない。暗たんたる気持ちになる。


 この記事が非常に人間的に感じるのは、第二者の立場で書かれているためだろう。通常、ニュースというのは第三者という客観的な視点で書かれる。そこには、冷たい事実しか存在しない。だが、容疑者と関わったことのある人間として、事件の意外性や、自分の苦悩を赤裸々に綴っていて、好感が持てる。ジャーナリズムの新たな方向性として、こういう視点があってもいい。

2006-04-06

振替手数料の値上げ


 郵政公社の陰謀によって、振替手数料が引き上げられた。


 1万円以下の支払いについては、

  • 窓口/70円→100円
  • ATM/60円→60円

 ということで、お客様各位におかれましては、出来るだけATMでのご入金をお願いします。尚、代引の場合は、自動的に窓口の手数料が発生しますので、何卒、ご理解下さい。