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2006-09-28

一家4人殺害で親族を犯人視、文芸春秋側に賠償命令


 福岡市で2003年6月に起きた一家4人殺害事件を巡り、「週刊文春」の記事で犯人扱いされ名誉を傷つけられたとして、殺害された松本真二郎さんの妻の実兄、梅津知敏さん(50)夫妻が、発行元の文芸春秋(東京都)などに1億1000万円の賠償を求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であった。

 金子順一裁判長は、「原告らが事件の真犯人であるかのように記載した記事は、いずれも真実とは認められず、取材も不十分だった」と述べ、文芸春秋側に1100万円の支払いを命じた。

 問題になったのは、同年7〜10月にかけ6回にわたって掲載された記事。梅津さんが松本さんと金銭トラブルを抱え、中国人グループに殺害を依頼していたかのように報じた。

 梅津さんは新潮社と講談社に対しても、同様の名誉棄損訴訟を起こし、いずれも勝訴している。

 文芸春秋社長室の話「取材を尽くしたのに、一切の真実性や相当性を否定した判決は承服できない。控訴する」


【読売新聞 2006-09-28

2006-09-22

『エンプティー・チェア』ジェフリー・ディーヴァー/池田真紀子訳


 慎重に本を開くべきだ。間違っても寝しなに読んではいけない。私は夕方の6:00過ぎから読み始め、やらねばならぬことを済ませて深夜1:30に本を閉じた。


 強烈なナックルボールである。最初に大きく曲がった後で右に左に揺れながら、最後はストンと落ちる。バッターボックスに立たされた読者は手も足も出ない。それでいて魔球に魅了される。


 後半からは好き嫌いが分かれることだろう。何しろ変化が激し過ぎるのだ。


 孤独な昆虫少年と、急遽リンカーン・ライムの助手を務める羽目になった大学生のキャラクターが秀逸。


 エンプティー・チェアとは「空の椅子」のことでゲシュタルト療法の一つ。

 容疑者にこの療法が行われるが、本当のエンプティー・チェアはライムの四肢麻痺の再生手術をするベッドだった。男と女の身勝手な願いと愛情が擦れ違い、交錯する。ライムとアメリアの関係を知らない方は、やはり『ボーン・コレクター』から読むべきだろう。


 猟奇的と思われた誘拐事件が全く異なった様相を呈する。アメリア・サックスが罪を犯す。もはやライムの頭脳をもってしても及ばない。だがそれでもライムはあきらめようとはしなかった。


 富士急ハイランドに例えれば、「フジヤマ」ではなく「ええじゃないか」の醍醐味がある。そう断言しておこう。どちらも乗ったことはないけれど。

エンプティー・チェア エンプティー・チェア〈上〉 (文春文庫) エンプティー・チェア〈下〉 (文春文庫)

((※左が単行本、右2冊が文庫本))

2006-09-13

『ALWAYS 三丁目の夕日』

  • 監督:山崎貴

 ストーリー性ゼロ。全くつまらん映画だった。それでも泣けるのが不思議。


 昭和33年だから、私が生まれる5年前の時代だ。ということは、定年間近の団塊の世代にターゲットを絞ったのだろう。


 最大の失敗は、リアリティの追及が「視覚」に頼り過ぎている点だ。そのため欠けているものが目立ってしまう。例えば、埃(ほこり)っぽい空気とか、自動車が少なかった時代の静けさなど。こうしたことによって、セットの見事さが“あざとく”感じてしまうのだ。


 一旦そこに気づいてしまうと、次から次に見えてくるものがある。


 少年達の坊ちゃん刈りは、前髪を横一文字に切ってないし、「お前、気持ち悪いな」という堤真一の科白(せりふ)は、「薄気味悪い」とすべきだ。こんな調子で、どうしても「ダメ出し」を強いられる。


 それでも、見終えることができたのは、「健全な母系社会」が描かれていたためだろう。助けたり助けてもらったり、貸したり貸してもらったり、頼んだり頼まれたり……。


 私が幼かった頃も、近所のオバサンが醤油や米を借りに来たことがあった。電話がない家も多く、小学校の連絡名簿には「呼び出し」という文字があった。電話のある家から呼び出してもらうのだ。私も近所の家に「電話かかってきてますよー」と伝えに行った記憶がある。


 文明の発達に人々が驚いた時代は、高度成長期をもって終焉を告げた。ものの大切さは、バブル経済によって失った。多くの人々が『捨てる技術』という書籍を手にとった。


 映画作品としては最低だ。それでも、「昭和のスケッチ」としては一見の価値がある。


ALWAYS 三丁目の夕日 通常版


D

2006-09-12

『銀と金』福本伸行

    • 『銀と金』

 43年生きてきたが、よもや、これほどの漫画に出くわすとは思わなかった。


 私の心は痺れた。そして、魂を撃ち抜かれた。


「素人同士が刀で斬り合いをすると、みな腰がひけて刃(やいば)が人間に届かないそうだ。人を斬るには刃(は)で斬ろうとしてはダメで、柄(つか)で斬るくらいで、はじめて人間に刃が届くという。柄で斬る、つまり踏み込むということだ。真剣勝負というのはそういうもの。わしは踏み込み、森田君は退(さ)がった」(第6巻)


「理に頼ると、今と同じ過ちを何度でも繰り返す。永遠……。ギャンブルでの決定的瞬間で見あやまる。一歩先にある勝利をつかめない。とどのつまり、理ではダメなんだ。最後の一線は越えられない。では、何によって超えるかというと、狂気だ……! 最後の一線は……心に狂気を宿して、初めて越えられる……!」(同)


 丸山健二も及ばぬ言葉の数々。


 そして、私は第9巻末尾の邦男の科白(せりふ)を読んだ瞬間、本を閉じ嗚咽を漏らした。嘘偽りない話だ。そしてもう一度同じ科白を吐いた時、私は顔を本に当てて泣いた。


 男であれば読め。女は読まなくていい。


 今夜は眠れそうにない――。


銀と金―恐怖の財テク地獄変 (1) (アクションコミックス・ピザッツ) 銀と金―恐怖の財テク地獄変 (2) (アクションコミックス・ピザッツ) 銀と金―恐怖の財テク地獄変 (3) (アクションコミックス・ピザッツ)


銀と金―恐怖の財テク地獄変 (4) (アクションコミックス・ピザッツ) 銀と金―恐怖の財テク地獄変 (5) (アクションコミックス・ピザッツ) 銀と金―恐怖の財テク地獄変 (6) (アクションコミックス・ピザッツ) 銀と金―恐怖の財テク地獄変 (7) (アクションコミックス・ピザッツ)


銀と金―恐怖の財テク地獄変 (8) (アクションコミックス・ピザッツ) 銀と金―ハイリスク・ハイリターン!! (9) (アクションコミックス・ピザッツ) 銀と金―ハイリスク・ハイリターン!! (10) (アクションコミックス・ピザッツ) 銀と金―ハイリスク・ハイリターン!! (11) (アクションコミックス・ピザッツ)

2006-09-11

真の美しさ


 正真正銘の美しさは、時間を必要とする。100年経っても損なわれないところに真の美しさがあるのだ。とすると、「若くて美しい女性」など存在しない。どんな美人であっても、それは可能性であって、本物の美しさを保証するものではないのだ。10代、20代で容貌を鼻にかけてる女性は、40年も経てば、ただの梅干婆さんになるだろう。本当に美しくなりたいのであれば、老いる必要がある。

2006-09-10

来客・どっと混む/大橋一俊

 どこかで無料Eブックをダウンロードした途端、毎度毎度、3通ずつメールが寄せられるようになったサイト。有限会社のクセに「CEO」の肩書きが笑わせてくれる。「お断り」のメールを出したのだが、その後、またしても3通のメールマガジンが……。

  • Japan Net Service inc. CEO 大橋一俊 
    • 静岡県焼津市東小川3-1-9 Tel 054-621-0303
    • 定休日 土・日 営業時間 9:00am〜5:00pm
      • ohashi@janets.co.jp
      • Culture@janets.co.jp

 ま、静岡に足を運ぶことがあったら直接、殴り込みに行くことにしよう。

2006-09-09

安倍晋三と統一教会


 安倍晋三と統一教会の関係。その他、世界日報勝共連合などに関するリンク。信憑性が危ういものもあると思われるので、吟味が必要。


美しい国って?

安倍晋三とカルト統一協会の驚くべき「美しい国」つながり

現職国会議員128人の「勝共連合・統一教会」関係度リスト

国際勝共連合

統一教会の「世界日報」が社説で、日本の「共謀罪」法案を成立させるべき、と

世界日報

統一協会とオウム真理教と北朝鮮の関係

潜入レポート! 統一協会サークル

安倍の正体=住吉連合、統一教会の手先。組織暴力団稲川会の手先の小泉が後継者に指名。

オウム事件の本番

警察大学校長とカルト

北の打ち上げ花火に舞い踊る人々


岸信介

  • 岸がかつて住んでいた渋谷区南平台の私邸の隣に統一教会(地区は松涛になる)があり、統一教会との関係が深かった笹川良一の紹介で、関わりを持ったとみられる。日本での「勝共連合」設立の際にも両者は協力関係にあった。
  • 1970年4月9日、岸は統一教会本部で東京地区の信者約400名に対して国際情勢などを語り、教会員を激励したこともある。1974年5月7日には、東京の帝国ホテルで開かれた、統一教会の教祖文鮮明の「『希望の日』晩餐会」の名誉実行委員長を務め、この時参加していた福田赳夫大蔵大臣が「アジアの偉大な指導者」と文鮮明を賛美、韓国式の抱擁を交わしたことはよく知られる。1984年に、アメリカが文鮮明を脱税の罪で投獄した際には、「宗教の自由」を侵害した不当裁判とする意見書をアメリカ大統領に提出した。また、文鮮明主催の「世界言論人会議」でスピーチしたこともあった。2006年、岸の孫にあたる安倍晋三官房長官が、統一教会合同結婚式に祝電を寄せたことがインターネット・大手メディアで報道された。

安倍晋太郎

  • 自民党内部の統一教会シンパとしてさかんに議員に統一系秘書を紹介し、セミナーへの勧誘をしていたと 言われる。週刊現代において統一教会と議員の繋がりを暴いた記事に「安倍晋太郎氏が勧誘を行っていた」との記述があり、話題になる。
  • 2006年、息子の安倍晋三議員が統一教会合同結婚式に祝電を寄せたことがインターネット・大手メディアで報道される。

2006-09-08

新潮社に330万円支払い命令 公明元議員記事で地裁


 週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、公明党の元衆院議員渡部一郎氏(74)=神戸市中央区北野町三=が、新潮社(東京)と編集長を相手に約2300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟の判決が7日、神戸地裁であり、佐藤明裁判長は、請求の一部を認めて新潮社に330万円の支払いを命じた。

 判決によると、週刊新潮は2003年、「渡部一郎元『公明党』副書記長よ 騙(だま)した5億円を返せ!」との見出しで、米・ニューヨークのビル購入に関連し、渡部氏が「元本保証で年20%の利回り」を誘い文句に投資家をだましたとの記事を掲載した。

 佐藤裁判長は判決理由で「記事は、原告が投資家から金を詐取したとの印象を与える内容だが、他人をだます意図は認められない」とし、名誉棄損にあたると判断。「取材過程に落ち度があり、内容が不十分」とした。


【岩手日報 2006年9月7日】

2006-09-06

週刊新潮が手配の19歳少年を実名報道


 山口県周南市の徳山工業高専で5年生中谷歩さん(20)が殺害された事件で、7日発売の「週刊新潮」が、殺人容疑で指名手配され行方不明になっている男子学生(19)の実名と顔写真を掲載していることが6日、分かった。

 記事は「『19歳容疑者』の隠された『実名と顔写真』」と題した特集。同編集部は「逃亡して指名手配されているのに、実名も顔写真も公開されていないことはどう考えてもおかしい。公表は犯人の自殺・再犯の抑止にもつながる」とのコメントを出した。

 山口県警は容疑者について「周南市に住む19歳の少年」とだけ発表。少年の保護、更生を重視する少年法の趣旨から「少年の特定につながる情報は一切出さない」として、服装や逃走に使ったとされるバイクなどについても公式には明らかにしていない。

 週刊新潮は昨年10月、大阪、愛知、岐阜の3府県で94年に起きた連続リンチ殺人事件の控訴審で死刑判決を受けた当時18-19歳の3被告を実名で報じ、2被告の顔写真を掲載。

 また98年、堺市で幼稚園児ら3人が死傷した通り魔事件で、殺人罪などに問われた犯行時19歳の被告の実名を月刊誌「新潮45」が掲載し、大阪高裁は00年、実名報道を容認する判断を示し、確定した。


【日刊スポーツ 2006-09-06】