麻生太郎外相は19日午後、富山県高岡市内で講演し、日本と中国のコメの価格差について「(日本では)標準米の1俵は1万6000円ぐらいだが、中国では7万8000円(で売られている)。7万8000円と1万6000円はどちらが高いか。アルツハイマーの人でも、これくらいは分かる」と発言した。麻生氏は同日深夜、都内で記者団に「発言の一部に不適切な表現があった」と述べ、陳謝する考えを示した。
対中コメ輸出の利点を分かりやすく説明し、奨励する趣旨とみられるが、認知症患者や家族に対する配慮を欠いた。
【iZa 2007-07-20】