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2008-01-31

新潮社に訂正広告命じる 輸送車襲撃被告の名誉棄損


 大阪市の現金輸送車襲撃事件で無期懲役判決を受けた無職N泰被告(77)=上告=が週刊新潮の記事で名誉を傷付けられたとして、損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(大和陽一郎裁判長)は31日、新潮社に訂正広告の掲載を命じた。賠償額は計80万円とした1審大阪地裁判決を計150万円に増やした。

 判決によると、週刊新潮は2003年10月23日号で、1995年に東京都八王子市のスーパーで起きた強盗殺人事件などをめぐり、中村被告の実名を挙げ「『八王子スーパーで3人射殺』と報じられた強盗犯の恐るべき正体」との見出しの記事を掲載した。

 判決理由で大和裁判長は、新潮社が確実な情報を得ていたわけではなく、逆に捜査幹部が否定的な回答をしたとの情報があった点を挙げ「虚偽の事実を示し、冷酷な殺人者であるとの強烈な印象を与えた」と指摘した。

 その上で「慰謝料だけでは低下した名誉は容易に回復しない」とし、訂正広告の掲載が必要だとした。


中国新聞 2008-01-31】

「Joe'sウェブホスティングについて」


 という一文に対し、先方の顧問弁護士より「通知書」なるものが届いた。二度送られてきて、文章を書き直した。当初は「こっちが裁判を起こしたいぐらいだ」と思っていたものの、法律に詳しい先輩に訊いたところ、「免責事項の範囲が広いから難しい」という話だった。


第27条(免責)


1.当社は、サーバのダウンについて、前条に規定する以外の保証は、遺失利益の保証等を含めて、一切行いません。


2.当社は、契約者が本サービスの利用に伴い被った損害について、損害賠償その他の責任を負わないものとします。

 但し、契約者が、当社の故意または重大な過失に基づき損害を被った場合には、この限りではありません。


3.当社は、契約者が本サービスを利用して公開するコンテンツに関して、一切の責任を負わないものとします。


 かような逃げ道が用意されているとあっては勝ち目がない。そこで先ほど、告発内容を記したページを削除することにした。

2008-01-26

「手のひら」羊毛とおはな


 手の届く位置から聞こえてきそうな息遣い。ちょっとノスタルジックで、ちょっと懐かしく、ちょっとシュールな雰囲気。矢野顕子大貫妙子を足して2で割ったような印象を受けた。

LIVE IN LIVING’07

セコム、「電気工事人を侮辱」したCMを中止


 セコムは現在放送している同社のテレビCMを一旦差し止めると2007年5月29日に発表した。このCMは、身の危険を感じたときにボタンを押すとGPS(衛星利用測位システム)などから場所を特定して警備員が駆け付ける「ココセコム」サービスに関するもの。電柱上の工事人がハゲタカに、オートバイを運転する人が黒ヒョウに、歩行者がハイエナに変わる3つのシーンがある。最後に「野獣はふだん、ヒトの顔をしている」とのコピーが表示される。07年5月21日から流し始めたが、「電気工事人を侮辱している」「動物を悪として描いている」などの抗議が寄せられていた。


【J-CASTニュース 2007-05-31】

2008-01-23

「永田メール」記事で「アサ芸」に賠償命令


 詐欺人生を送ってきたとする記事を「週刊アサヒ芸能」に書かれ、名誉を傷つけられたとして、民主党永田寿康元衆院議員に「送金指示」メールを提供した西沢孝さんらが、出版元の徳間書店(東京)に計5500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は23日、165万円の支払いを命じた。

 矢尾渉裁判長は大半の記事について「真実と認めるに足りる証拠はなく、社会的評価を低下させた」と指摘。西沢さんが代表を務める会社への名誉棄損は退けた。

 判決によると、週刊アサヒ芸能平成18年4月13日号は「ヤクザ使って脅迫ビデオ撮影」などと題する記事を載せた。

 西沢さんは永田元議員に、ライブドア元社長の堀江貴文被告が武部勤自民党幹事長(当時)の二男に送金するよう指示したとの「社内メール」を提供。その後、メールは偽物と判明した。


【産経新聞 2008-01-23】

プライム ジャワカレー(辛口)


 量が多い(10皿分)という理由で購入。いやあ、これが美味いのなんのって。市販のルウでは、グリコのZEPPINを凌駕しているかも知れない。


 玉ねぎ、ニンジンは規程の量で。今回はひき肉を使用。肉のインパクトが弱いので、マギーブイヨンを1ヶ投入。あとは、青森県が誇る「スタミナ元たれ」、ソース、ケチャップ、塩、コショウ、砂糖、にんにく、唐辛子を加えた。隠し味にインスタントコーヒーを小さじ一つ分。


 パンチの効いた辛さが堪らない。圧力鍋で作ったため、原形をとどめているのはニンジンのみ。


 細君が食べる時には、牛乳と砂糖を加えて、マイルドな味にしておいた。


 私は既に5皿ほど食した。オススメの一品である。


プライム ジャワカレー 辛口 195g

フジテレビ江原氏番組/「倫理に反する」放送倫理検証委員会


江原氏番組「倫理に反する」…フジ「あるある」の教訓生かせず


 NHKと民放が作る「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の放送倫理検証委員会は21日、フジテレビが昨年7月に放送したバラエティー番組「FNS27時間テレビ『ハッピー筋斗雲』」内でスピリチュアルカウンセラーの江原啓之氏(43)が登場したシーンについて「倫理に反する」との審議結果を発表した。検証委は「(フジテレビ系列である関西テレビの)『発掘!あるある大事典2』の教訓が生かされていない」と反省を促した。


「初めに霊能師タレントありきの企画で、出演者への配慮を決定的に欠き、制作上の倫理に反する」―。評論家の立花隆氏らが委員を務めるBPOの検証委は「ハッピー筋斗雲」でのスピリチュアル企画を厳しく断罪した。


 問題となったのは秋田県でボランティア活動に取り組む美容院経営の女性を紹介したもの。検証委が批判したのは「ドッキリカメラ的な」手法と江原氏による「スピリチュアルカウンセリングなるもの」。強引なサプライズ企画には女性に対する気配りやリスペクトがうかがわれないとしている。


 さらにカウンセリングについて「江原氏の霊視なるものを見せることに主眼が置かれている。カウンセリングは受ける本人の同意と内容の守秘が原則。同番組はバラエティー、あるいはスピリチュアルを口実に、この原則を無視している」とし番組の構成・演出を「スピリチュアルカウンセラーのPRの趣で飾られている」と指摘した。


 放送後、女性は「善意の放送の形を取りながら自分や周囲の人たちが傷つけられた」と抗議。話し合いの結果、フジテレビは内容をフォローする番組を昨年10月に放送したが、おわびや訂正のクレジットを入れたものではなかったという。


 検証委は〈1〉霊能師ありきの企画・構成。〈1〉を成立させるために〈2〉女性の美容院を「経営難」とするなど、裏付けがないのに断定的な表現があったと認定。昨年発覚した「発掘!あるある大事典2」のねつ造問題を踏まえ「教訓が生かされず、依然として『面白さ』を第一とする演出を繰り返している」と結論づけている。


 批判に対しフジテレビ広報部は「女性にご心労、ご迷惑をおかけしたことをあらためておわび申し上げます。今回の意見書を真摯(しんし)に受け止め、今後の番組制作に役立てていく所存です」とコメントした。フジテレビでは3か月以内に改善策を検証委に提出する。


 声楽家としても活動している江原さんは、著作がベストセラーになるなどスピリチュアルブームの牽引(けんいん)車として人気を集めている。しかし最近では経歴詐称疑惑や、テレビ出演中に亡くなっていないはずの女優の父親を亡くなったものとして霊視したと週刊文春で報じられるなど、懐疑的な見方も出始めている。


問題となった「ハッピー筋斗雲」の企画


 東北地方で美容院を経営するAさんは、中越地震被災者やいじめ問題などで苦しんでいる学校関係者に、無償で亡き父の名を冠したりんごを送っていた。


 しかし、美容院の従業員が番組あてに「りんごをタダで送るため、美容院の経営が苦しくなってしまった。亡き父がいれば何と言ってくれるのかとAさんが悩んでいる」との手紙を出す。


 これを受け、番組は東京で架空の講演会を準備。Aさんが講演会場に登場すると、ウソの講演会だと明かされる。


 そこへ突然、江原氏が登場。悟空が「お父さんのメッセージを伝えていただきたい」と語ると、江原氏は「お父さん、いらっしゃってるの。後ろにいるのね」と述べてから、亡き父の言葉として「Aさんが悪い。自分自身の生活を度外視してはだめ」などと発言する。


 不審そうな表情のAさんに、江原氏は「心のごはんと食べ物のごはんの両方がないと」と説く。最後に「亡き父からのメッセージによって、Aさんにいつもの笑顔が戻った」というテロップとナレーションが流された。


【スポーツ報知 2008-01-22

2008-01-22

2008-01-21

『禁じられた歌 ビクトル・ハラはなぜ死んだか』八木啓代


 これはいい本だ。私がビクトル・ハラを知ったのは、つい最近のこと。友人から教えてもらった。そこで色々と調べている内に、この本に辿り着いたってわけ。


 著者は、中学生の時に何気なく聴いていたラジオから流れてきたビクトル・ハラビオレータ・パラの歌声に釘付けとなる。


 とにかくその瞬間から、確かに私のまわりの世界の色は変わった。私はその日一日、その録音テープを飽きもせずに何度も繰り返して聴き、翌日、生まれて初めてレコード屋に出かけた。


 しかし、どちらの作品も見つからなかった。少女はフォルクローレを中心とする中南米音楽に傾倒し、中南米に関する本を読み漁った。


 大学生となった彼女は、ビクトル・ハラが育てたキラパジュンというグループの来日コンサートへ行く。そして、楽屋を訪ねた。

「私はビクトル・ハラのレコードがほしいんです。どうしたら手に入れることができるんでしょう」

「それならメキシコに行けばいい。いま、あの国に新しい歌の花が咲いているから」


 八木さんはそれ以来勉強に力を入れ、日墨政府交換留学生の一員としてメキシコへ旅立つ。レコードを求める旅はそれで終わらなかった。ここから、ビクトル・ハラという名の山脈を彼女は登ることになるのだ。


 それにしても体当たりの行動力が眩しい。彼女はビクトル・ハラと交友のあった人々を次々と訪ね、インタビューする。遂には、彼女自身が歌手にまでなってしまう。


 ビクトル・ハラは、ラテン・アメリカで起こったヌエバ・カンシオン(「新しい歌」運動)のリーダー的存在だった。1973年9月11日、チリのサンティアゴで軍事クーデターが勃発。多くの市民と共に、ビクトル・ハラは逮捕され、チリ・スタジアムに連行される。彼は市民を励まそうとギターを手に取り、人民連合のテーマ曲「ベンセレーモス」を歌い始めた。


 軍人たちは怒って彼のギターを取り上げた。

 彼は今度は手拍子で歌い続けた。怒り狂った軍人は、銃の台尻で彼の両腕を砕いた。彼はそれでも立ち上がって、歌おうとした。すると軍人は彼を撃った。まるで生き返るのを恐れるかのように、数十発の銃弾が彼の身体に撃ち込まれた。

 そのとき軍人は言ったという……「歌ってみろ、それでも歌えるものならな」


 ビクトル・ハラ逝去、享年41歳――。


「歌の重要さ、というのはね……人々が、それを必要とし、求め、戦うことによって、民衆と深くかかわりあった歌は、インパクトを持つということなんだ。

 その意味でも、ビクトルはひとつのシンボルだよ。民衆にとって必要なことを歌ったがために銃殺された、ジョー・ヒルのようにね」(シルビオ・ロドリゲス


「ビクトルは僕たちにとっていつも闘いの同志であり、仕事の仲間であり、何より大好きな友達だった……そして僕たちはそんな彼を失い、彼は民主主義を求めるすべてのチリ人にとっての闘いの旗印となった。(中略)

 僕たちが彼の曲を歌わない時でさえ、だから彼はグループの中に強烈に存在している。だから、キラパジュンはビクトルとの邂逅の前に生まれたグループであったけれど、芸術家としての歩むべき道、いやもっと深い感動を彼によって与えられたんだ……そして僕たちは芸術家になった。

 たぶん、彼の死に対して僕たちができることは歌い続けることなんだよ。彼の歌を、平和や民主主義のために」(キラパジュンのエドゥアルド・カラスコ


「1982年にドイツのボシュロムで、ハリー・ベラフォンテの主催で平和のための大コンサートがあったんだけど、そのときのベラフォンテの講演で彼はこう言ったんだ。『いったい私たちのうちの何人が、自由と平和のために歌い、ビクトル・ハラのような運命をたどることができるだろうか』

 これはビクトルの死から9年たってからのことだ。でも、彼はいまだに国際レベルで存在している……」(インティ・イリマニのホセ・セベス)


 ピノチェトの軍事政権は米国のバックアップで、何と1990年まで続いた。パトリシオ・エイルウィンが大統領になるまで圧政は続いた。この間、ビクトル・ハラの曲はメディアで流すことを禁じられていたにもかかわらず、市民の間で歌い続けられた。


 世界には、まだ本物の人間がいることを知った。

禁じられた歌 ビクトル・ハラはなぜ死んだか

2008-01-20

「白いページの中に」柴田まゆみ


 またまた、涙モノ(笑)。小林明子の「恋に落ちて」を聴いた時は、この曲のパクリかと思った。1970年代の女声バラードでは、菊地弘子の「青いクレヨン」と双璧をなすと思う。

白いページの中に&モア・トラックス

2008-01-19

細木数子さん弟の記事で「女性自身」に110万円賠償命令


 週刊誌「女性自身」の記事で名誉を傷つけられたとして、占い師細木数子さんの弟が、発行元の光文社に損害賠償を求めた訴訟の判決が18日、東京地裁であった。阿部潤裁判長は「記事の内容は真実ではなく、真実と信じる理由もない」と述べ、同社に110万円の賠償を命じた。

 問題となったのは、2004年2月17日発売の同誌記事。写真週刊誌の記事をそのまま引用する形で、弟が細木さんの名前を利用して悪徳商法を行ったかのように報じた。

 光文社広報室の話「判決文の内容を精査して対応する」


【読売新聞 2008-01-18】

NOBODY


 何とNOBODYの公式サイトがあり、試聴コーナーまで用意されていた。インターネット、恐るべし!

『ウェブは資本主義を超える』池田信夫


 買おうかと思ったのだが、横書きであったのでやめた。元々好き嫌いが激しい性格なのだが、年を経るにつれ強化されつつある(笑)。横書きの日本語は、漢字の香りを失わせ、妙に規格化された印象を受ける。どんなに英語表記を引用したとしても、日本語で書かれた文章は縦書きで印刷すべきだ。


ウェブは資本主義を超える 「池田信夫ブログ」集成

2008-01-18

保険金殺人記事 講談社に賠償命令


 埼玉県本庄市の保険金殺人事件で殺人などの罪に問われ、一、二審で死刑判決を受けた八木茂被告(上告中)が「週刊現代」の記事で名誉を棄損されたとして、発行元の講談社(東京)に1000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は18日、50万円の支払いを命じた。

 講談社側は「取材で知り得た事実に基づいている」と主張したが、端二三彦裁判長は「記事の記述は事件の犯人であるとの印象を与えるが、基礎となる事実が真実であると認める証拠はない」などと判断した。

 判決によると、週刊現代2000年4月15日号は「埼玉保険金殺人疑惑」などの見出しで、事件の背景や八木被告の女性関係について記事を掲載した。


【スポニチ 2008-01-18】

2008-01-17

「FASCINATION」門あさ美


 さっき見つけた。涙モノである。私が聴いてたのは高校1年の頃なんで、「アンニュイな雰囲気の大人のオネエサン」という印象が強い。今聴くと、中原めいこ高橋真梨子の中間に位置する声質ですな。

ポプコン・マイ・リコメンド 門あさ美

2008-01-16

2008-01-14

2008-01-12

2008-01-10

草思社が民事再生法申請、『声に出して読みたい日本語』など出版


『声に出して読みたい日本語』や『間違いだらけのクルマ選び』などのベストセラーで知られる出版社の草思社(東京・文京)は9日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約22億4700万円。

 出版不況で最近はヒット作に恵まれず、書籍の売り上げが低迷。自力再建を断念した。複数の出版社が支援に名乗りを上げており、2月末までに新たなスポンサーを選定し、今後も経営を継続したい考えだ。

 出版社では自費出版大手の新風舎が、7日に民事再生法の適用を申請したばかり。


日本経済新聞 2008-01-09】

2008-01-05

2008-01-04

『筆跡鑑定ハンドブック』魚住和晃


 もう半世紀以上も前、カナダの医師ペンフィールドによって、大脳部位に運動野という人体の運動機能に関する命令系統の存在が指摘され、「体部位局存性」という分布図が示された。それによると、手に対する領域が他を圧倒し、とりわけ親指の領域が大きい。これに次ぐのが口の領域で、足についてはずいぶん小さい。

 人は高齢になって足が衰えても、手はほとんど衰えない。耳が遠くなっても、口は最後まで機能する。これらの現象は、手や口の運動野分布に、相当量の余力があらかじめ与えられていることを裏づけよう。文字をしっかり書き続けることはこれにかない、手や口を活発に動かす人は、年をとっても達者である。本来的に備わった運動野の機能を、よく刺激し活性化してきたたまものなのだろう。

 あるいは、文字に書くと記憶がしっかりする。これは書く行為が頭脳の思考を深め集中力を高めることによるが、同時にこの集中力は見る力によって促されている。文字を書くために動く手指を、目でコントロールすることによって、その集中力は形成されるといってもよい。ここにも、書くことと頭脳との密接な関係が表れている。


【『筆跡鑑定ハンドブック』魚住和晃(三省堂、2007年)】


 写真が豊富で読みやすい。「鑑定」よりも、「筆跡」に重きを置いているので、石川九楊が好きな人にはおすすめできる。


筆跡鑑定ハンドブック

「サンセット」コージー・パウエル/ゲイリー・ムーア


 コージー・パウエルのソロアルバムに収録されている名曲「サンセット」。ギターはゲイリー・ムーア。動画をYouTubeで発見したので、カバーと共に紹介しよう。いやあ懐かしい(涙)。小中高と一緒だった丸山という友人がこのレコードを持っていた。一番下がオリジナル。

サンダーストーム

飛び降り自殺をする時に靴を脱ぐ理由

 同記事によれば、「事故ではなく自殺であるということを他の人に示すため」、「テレビなどの影響を受けているため」のふたつで、次いで「踏ん切りをつけるため」、「自殺という行為に儀式性を持たせるため」、「幽霊には足がないから靴はいらない」などが多くみられる意見とのこと。だが、どれもしっくりこない。


 不遜なテーマではあるが、異様に興味が掻き立てられるのも確かだ。ウイスキーに侵された頭で少しばかり考えてみよう。


「靴を脱ぐ」のは家に入る時である。日本人の生活空間は、地べたとは同じ地平ではなく、異界にあるものと考えられる。それゆえ、「土足」という概念には、我が国固有の悪しき意義付けがなされている。「○○を土足で踏みにじる」という慣用句がそれだ。


 そもそも、「泥」や「土」という言葉自体がネガティブなものだ。「人の顔に泥を塗るような真似をしやがって!」とか、「土下座」とかね。


 そんな風に考えると靴を脱ぐ行為は、死後の世界への玄関に立たされているのかも知れない。あちらの世界に「お邪魔します」ってことか。


 あるいは、「三途の川」を渡る前準備として、靴を脱いでいるとも考えられる。はたまた、浄土に土を持ち込むことを嫌っている可能性もある。


 ヒック……。おやすみなさい(笑)。

2008-01-03

『親なるもの 断崖』曽根富美子


 日本漫画家協会賞の優秀賞に輝き、曽根富美子の名を不動にした名作を読んだ。長らく絶版になっていたが、やっと復刊された。昭和初期の遊郭が史実に基づいて描かれている。


 一度目で挫けた。意を決して再読したが、私の精神力が耐え切れず、飛ばし読みをするのがやっとだった。“地獄”という名の現実が、そこにあった。


 貧困が罪であることを思い知らされた。16歳で幕西(まくにし)遊郭に売られた松恵は、着いたその日に客を取らされ、首を吊った。


 青森から室蘭へ4人の少女を引き連れた男は言った――


 地球岬(ポロ・チケウ)――


“親である(ポロ)断崖(チケウ)”

 という意味だ

 少しはなれたところに

 そら あそこが

 ポン・チケウ

“子供である・断崖”だ


 死にたくなったら

 断崖(ここ)に来い


 どの土地にも

 その土に

 血をにじませながら

 生きた者がいる

 よく

 見ておけ

 これから

 おまえたちが

 創って

 いくであろう

 この土地を!

 決して

 見失うな

 自分の存在を

 そして

 犬死はするな!


銀と金』(福本伸行)は想像力から生まれた作品だ。しかし、この物語は現実なのだ。


「性の奴隷」と言うことは簡単だ。だが、彼女達が実際に感じた痛み、振るわれた暴力、酒臭い臭い、投げつけられた言葉、不安、迷い、絶望を想像することは不可能だ。


 松恵は生きることを拒否した。他の娘は、それでも生きる道を選んだ。もはや、善悪の領域を超えている。


 もし私だったら――当然のように暴力に訴えたことだろう。何のためらいもなく女将(おかみ)を殺し、遊郭に火を放つ。そして、命ある限りテロ行為を繰り返す。生きるためなら、どんな犯罪にでも手を染める。絶対に大人しくしているつもりはない。


 わずか80年前の現実である。発展途上国では今でも同じ目に遭っている女性が数多くいることだろう。「援助交際には、まだ救いがある」と思わざるを得なかった。現代の少女達には、まだ金品という目的があって、自発的に行なっているのだから。貧困を理由に人身売買された少女達とは、明らかな相違がある。


 経済を支えているのは欲望だ。社会に貧困があると、下劣な欲望に応じる商売が出回る。需要と供給をとりなすものは金だ。貨幣というのは、そもそも交換手段に過ぎなかったはずだ。それがいつしか目的と化して、持てる者は何でも手に入り、持たざる者は人生までを売らざるを得なくなった。


 聡一がお梅に言う――


 無学なのを

 当たり前だと

 思うな!


 女性とは

 すばらしいものだ

 男にはとうてい

 かなわない強さが

 ある


 今のおれには

 おまえに何にも

 してやれない

 だけどきっと

 おまえをここから

 出してやる!


 忘れるな!

 新しい時代を

 生み出すのは

 女性であることを!


 本流は

 女性だ!!


 本流は

 女性だ!!


 この言葉に救いがあったのかどうか――私は答えを見出せないでいる。

親なるもの断崖 第1部 (1) (宙コミック文庫) 親なるもの断崖 第2部 (2) (宙コミック文庫)

2008-01-01

ヌエバ・カンシオン〜「不屈の民」キラパジュン


 チリで歌われた革命歌。既に「チリの第二の国歌」といわれている。昨日から、ずっと聴き続けている。軍政下にあって、彼等は亡命を余儀なくされた。帰国したのは1988年のこと。

El Pueblo Unido


 当時の雰囲気を伝える動画をもう一つ――

ヌエバ・カンシオン〜「耕す者への祈り」ビクトル・ハラ


 ピノチェトの軍事クーデターによって、チリでは多くの人々が弾圧された。逮捕され、チリ・スタジアムに収容された市民は実に5000人を数えた。その中にビクトル・ハラもいた。彼はギターを弾き、力強い歌声で市民を鼓舞した。ギターを取り上げられると、彼は手拍子で歌い続けた。兵士は彼の両手を銃床で叩き潰し、40発の銃弾を打ち込んだ。享年41歳。チリ・スタジアムは民政復帰後、「ビクトル・ハラ・スタジアム」と改められた。

Latin Essentials, Vol. 5


 最後に歌ったのは「ベンセレーモス(われわれは勝利する)」で、彼が作曲したもの。

ヌエバ・カンシオン〜「人生よ、ありがとう」ビオレッタ・パラ


 チリのフォルクローレを代表する歌姫。ヌエバ・カンシオンの中心的人物でもあった。有名になった後も、すべてを貧しい人々に分け与え、質素なテント小屋で生活していた。彼女がビクトル・ハラを見出した。49歳でピストル自殺。

Las Ultimas Composiciones

ソフトバンクのCM「ホワイトプラン」に人種差別の臭い


 明けましておめでとうございます。


 前々から気になっていたんだが、ソフトバンクのテレビCMが、黒人蔑視と受け止められかねない内容となっている。ホワイトプランにちなんで、父親役の犬が白く、長男と思われる人物が黒人という設定。この長男だけが両親に対して敬語を使っていることも見逃せない。


 今後、ソフトバンクが「ブラックプラン」を出さなければ、プラン名自体に人種差別的要素があると避難されても、文句の言いようがないだろう。