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2008-05-06

「混合診療自由化」は国民皆保険を破壊する大きな罠:レジュメ


 菊池英博氏(日本金融財政研究所長)の卓見をメモしておこう。

  • 急速に日本の医療システムが崩壊し始めたのは、小泉構造改革による診療報酬の二度にわたる大幅削減によるもの。
    • 医療システム維持のための必要最低限の経費すら不足する事態に陥った。
  • 2006年6月16日に衆議院で強行採決された「医療制度改革関連法」。
    • 2007年度から診療報酬と薬価合計で毎年3000億円削減。

 こうした乱暴な医療費の削減によって、日本の医療システムが崩壊した。


背景には「米国の意向」が


 1994年から始まった,アメリカから日本への「対日年次要望書」によって、アメリカ側から「混合診療の認可」と「公的医療費の圧縮」が要望されており、これに便乗して社会保障関連の財政支出を削減しようとしたのが、政府・財務省である。


 医療費の増加が財政赤字の原因であると財務省が宣伝して、消費税を引き上げようとしている。


 日本にとって、医療費の増加が財政赤字の原因ではないのに、医療費の増加にこじつけて、「構造改革失敗のツケ」を医療費圧縮に回してきているのである。


 政府は、イギリスで失敗し、アメリカでさらに医療システムを崩壊させている市場原理型医療システムを強引に日本に導入しようとしている。