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2008-07-26

セミール・ゼキ、マーカス・バッキンガム&カート・コフマン、ラビ・バトラ、三井誠、山村修


 以下、読書中――


脳は美をいかに感じるか ピカソやモネが見た世界』セミール・ゼキ――脳神経科学から美術を読み解く試み。文章はさほど面白くないが、引用されている言葉はいずれも興味深い。カラー写真を配しているため、紙質がよく、そのために値段が高くなっているのだろう。


まず、ルールを破れ すぐれたマネジャーはここが違う』マーカス・バッキンガム、カート・コフマン――ギャラップ社が8万人のマネジャーと100万人の従業員から行った聞き取り調査を元に「マネジャー論」を展開。実に優れた視点からデータを料理している。ビジネス書というよりは、組織論といった方がピタッと来る。


2010年資本主義大爆裂! 緊急! 近未来10の予測』ラビ・バトラ――瞑想から得たご託宣に興味はないが、経済理論はしっかりと押さえている。それも当然。著者は経済学者である。直観で読み解くアメリカ経済といったところだ。紙質が悪いため、トンデモ本っぽくなっている。だが内容は、その辺に転がっている経済書よりも鋭い。


人類進化の700万年 書き換えられる「ヒトの起源」』三井誠――真面目な人柄が文章にそのまま表れている。もう少し面白くってもいいんじゃない? 人類の進化700万年を概観する内容。


〈狐〉が選んだ入門書山村修――〈〉こと山村修が厳選した入門書の数々。私が読んだものは何一つ出てこないが、それでも山村修の文章は「読む至福」といえる。急逝が惜しまれる。深代惇郎藤原伊織にしてもそうだが、極め付きの名文を認(したた)める人物は、早世が運命づけられているのだろうか。

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