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2008-08-21

並外れて優秀なマネジャーは伝統的なルールを破る/『まず、ルールを破れ すぐれたマネジャーはここが違う』マーカス・バッキンガム&カート・コフマン


 秀逸なビジネス書。胡散臭いポジティブ思考が数多く出回っているジャンルだが、豊富なデータを緻密に検討している。それもそのはず、米国の調査会社ギャラップ社が8万人のマネジャーと100万人の従業員に行ったインタビューが基本データとなっている。ギャラップ社は既に世論調査の代名詞となった感がある。


 世界中の最も優秀と評価されているマネジャーのあいだいに共通点はほとんど見あたらない。性別、人種、年齢など、どれをとっても千差万別だ。実際の行動スタイルも違えば目標も異なっている。しかし、こうした違いはあってもただ一つ、並外れて優秀なマネジャーには共通点がある。それは、新しく何かを始めようとするときに、まず、伝統的常識であるはずのルールをことごとく打ち破っているということだ。


【『まず、ルールを破れ すぐれたマネジャーはここが違う』マーカス・バッキンガム&カート・コフマン/宮本喜一訳(日本経済新聞社、2000年)】


 ビジネスマンからすれば「無理無理」という話になりそうだが、映画やドラマ、はたまた小説や漫画などを考えると理解しやすい。革新に破壊はつきものだ。『24 TWENTY FOUR』のジャック・バウアーなんぞは、その典型といっていいだろう。規則を踏みにじるのは“小さな悪”だが、“大いなる正義”のためには許容できる範囲なのだ。


 ポイントは「並外れて優秀なマネジャー」ということだ。規格外の大きさは、必ず組織の序列や枠組みからはみ出してしまう。それを正当化し得るだけの力量があるかないかが問われるのだろう。


 会社も組織も、新しい人が新しい歴史をつくる。管理下に置かれた人間が革命家になることはあり得ない。

まず、ルールを破れ―すぐれたマネジャーはここが違う

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