古本屋の覚え書き このページをアンテナに追加 RSSフィード


WWW を検索 古本屋の覚え書きを検索

2009-01-15

経頭蓋磁気刺激法(TMS)/『脳から見たリハビリ治療 脳卒中の麻痺を治す新しいリハビリの考え方』久保田競、宮井一郎編著


 初心者向けリハビリ最新情報といった内容。さほど勉強にはならなかったが、この検査法は知らなかった。


 その代わりによく用いられる方法が経頭蓋(けいとうがい)磁気刺激法(TMS)というやり方です。

 電気の代わりに頭皮の上に置いた磁気コイルで磁場を発生させることにより、大脳皮質にある運動神経細胞を苦痛なく刺激することができます。頭蓋に電気を通して刺激すると、直接、運動神経細胞が動きますが、磁気刺激では運動神経のまわりにある神経(介在神経とよばれる)をまず刺激して、その結果、運動神経細胞を働かせます。

 この検査により、一次運動の運動神経細胞から手や足を動かす命令がその筋肉に伝わるまでの時間や神経の興奮の強さを測定します。また頭皮上のコイルの位置を少しずつずらして刺激をしていくことにより、手や足を動かす運動神経細胞が大脳皮質の中でどのくらいの範囲にわたって存在するかを評価することも可能です。


【『脳から見たリハビリ治療 脳卒中の麻痺を治す新しいリハビリの考え方』久保田競(きそう)、宮井一郎編著(講談社ブルーバックス、2005年)】

 つまり、司令塔である脳の状態がわかるので、より具体的なリハビリ計画を立てられるってわけだ。


 リハビリテーションが「“失った機能の再学習”ではなく、“新しく神経回路をつくる運動技術学習”なのです」という指摘も納得できる。


 脳血管障害(=脳卒中/脳梗塞脳出血クモ膜下出血に代表される脳の病気の総称)によるダメージは、脳神経ネットワークの再構築(=リハビリテーション)によって新たな人生を歩むスタート地点に立っていることを示している。


 いたずらに過去と比較している限り、障害は不幸の要因にしかならない。障害という現実から前を見て進めば、必ず光明が見えてくるはずだ。

脳から見たリハビリ治療―脳卒中の麻痺を治す新しいリハビリの考え方 (ブルーバックス)

投稿したコメントは管理者が承認するまで公開されません。

スパム対策のためのダミーです。もし見えても何も入力しないでください
ゲスト


画像認証