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2009-04-11

CIA、民間業者によるテロ容疑者尋問を正式に廃止


 ワシントン(CNN) 米中央情報局(CIA)のパネッタ長官はこのほど、テロ容疑者らの尋問を今後民間業者に委託しないとの方針を、議会に正式に伝えた。長官が9日、CIA職員への通達で明らかにした。

 オバマ大統領がテロ容疑者に対する過酷な尋問の禁止を表明したことを受け、パネッタ長官はCIAとして、業者による尋問を廃止する意向を示していた。

 長官は議会への報告の中で、テロ容疑者への尋問は今後、拷問などを禁じている米陸軍の教則の範囲内で実施すると明言。さらに、「不適切な行動や虐待の疑いは容認せず、ただちに報告する」との方針を、あらためて表明した。

 パネッタ長官によると、ブッシュ政権下で国外に設けられていた秘密収容所は、すでに閉鎖されている。長官は「約2カ月前の就任以来、新たに拘束された者はいない」と強調する一方で、「CIAには依然として、個人を短期的に拘束する権限がある」との認識を示した。

 上院情報特別委員会のファインスタイン委員長はパネッタ長官の報告を受け、「民間業者への委託廃止を歓迎する」と述べた。


【CNN 2009-04-10】


 今までは、「拷問していた」ことを白状している。

儲け話の嘘を見抜く〜豊田商事/『プロカウンセラーの聞く技術』東山紘久


営業する人々」に共通するのは、“儲かる匂い”を意図的に発している点だ。儲け話――これこそが資本主義社会の通奏低音なのだろう。私ならたちどころに悟る。「お前は俺以上に儲け、お前の会社はもっと儲かる算段に違いない」と。


 カウンセラーを長年していますと、いつも人の話を聞いているからでしょうか、言葉と事実の区別がつくようになります。「ペーパー商法」で、豊田商事という会社が摘発されたことがありました。社会的に大事件だったのでおぼえておられる方も多いでしょう。

 当時、あの会社から私のところへも電話がかかってきました。私は、電話の向こうの個人的な感情がほとんど感じられない声を聞いていました。数分間の話は、「いま買えば必ず儲かる。早く買わないと損をする」ということのくり返しでした。私は話に間ができた一瞬のタイミングをとらえて、「必ず儲かるのですね」と念を入れました。そのセールスマンは「ハイ、絶対儲かります」と興奮ぎみの声で返答しました。私は「それなら、あなたが買うといいですよ」と言いました。彼は一瞬、私の言ったことの意味をとらえることができませんでした。私は、「絶対に儲かるのでしょう。それならセールスなどしないで、自分が買うのが最適ですよ」とくり返しました。彼は電話を切り、それ以後私のところへ電話がかかってくることはありませんでした。

 絶対儲かる話は、他人には内緒にするものです。絶対儲かるのなら、人には言わずに自分が買う、これは常識です。自分が儲けようとせずに、人に勧めるときはほとんど詐欺です。そうでないならば、利益誘導かインサイダー取引です。


【『プロカウンセラーの聞く技術』東山紘久〈ひがしやま・ひろひさ〉(創元社、2000年)】


 ここでいうカウンセラーというのは、「コミュニケーション能力に長けた」という程度の意味合いだ。つまり、相手の意図を察知する力だ。向こうは“売りつけよう”としている。何のために? もちろん自分の給料のためだ。じゃあ金のためなら何でもできるのか? テレアポや訪問販売を生業(なりわい)とする奴等はもちろんそうだ。その他大勢も。


 金のために倫理や常識――つまり内なる良心の声――を無視した瞬間から、犯罪に加担したも同然だ。彼、あるいは彼女達は、審判が見てなければ平然とラフプレーをしでかすような人生を歩むことになる。


 スパムメールにしてもそうなんだが、これほど拙い手法がまかり通っているのは、やはり騙される人々が存在するためだろう。判断する基準や能力を欠くと、その人は極端にコントロールされやすくなる。かような人物は日常生活においても「断る」ことができない。


 電話営業や訪問販売業者が来て、一々ビビっているような人は危ない。私なんか、待ち構え、迎え撃ち、散々こき下ろすことを趣味としているのだ。悪い奴を懲(こ)らしめるのは楽しい。

プロカウンセラーの聞く技術

信用創造のカラクリ


 我々の社会における「信用」とは何であろうか? 本来であれば人柄が織りなす言葉や行動に対して向けられるべきものだが、実際は違っている。資本主義社会における信用とは、「どれだけのお金を借りることができるか」という一点に収斂(しゅうれん)される。信用=クレジット(credit)。つまり、“与信枠”を意味する。もちろん、ヒエラルキーの構成要素もこれに準じている。


 資本とはお金のことだ。で、お金は銀行にある。資本主義経済において銀行は心臓の役目を担っている。続いて銀行の機能を紹介しよう。


 一言でいえば、「銀行とは、準備預金制度のもとで信用創造を行う業態」のこと。話を単純にすれば、「銀行が日銀に金を預ければ、その1000倍貸し出しても構わないよ」(※「準備預金制度における準備率」〈500億円超〜5,000億円以下〉を参照)という仕組みになっている。上手すぎる話だ。私にも一口乗らせて欲しい。これに関する苫米地英人の名解説が以下――

 すると理論的には以下のようなことも可能となる――


 例えば、銀行は1ドルの資本につき、12ドルの貸付をするかもしれない。なぜこれが可能かと言えば、貸し出された資金は使われるか、再び銀行システムに預けられるのかの、いずれかだからだ。使われた場合、その資金は再び使われるか、再び預けられる。貸し出された資金はすべて預金として戻ってくるため、再び貸し出すことができる。理論的には、1ドルの資本で世界中の貸付金を賄うことも可能だ(実際にこれを試みる人たちもいる)。


【『ギャンブルトレーダー ポーカーで分かる相場と金融の心理学』アーロン・ブラウン/櫻井祐子訳(パンローリング、2008年)】


ギャンブルトレーダー――ポーカーで分かる相場と金融の心理学 (ウィザードブックシリーズ)


 2007年7月27日からマーケットにサブプライムショックが襲い掛かった。そして昨年9月15日に米大手証券会社のリーマン・ブラザーズが破綻し、世界最大の保険会社AIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)が危機に見舞われた。


 一連の出来事を、「週刊スモールトーク」のR.B氏が絶妙な例えで解説している――


 ここで、今回の問題を整理しよう。個々は複雑だが、全体はいたってシンプルだ。身なりのいいセールスマンが、「100円+50円」と書かれた紙切れを売りさばいていた。曰く、

「この証書を100円で購入すると、1年後には150円になりますよ」

「集めたカネで宝くじを買って、それで支払うつもりです」

「大丈夫かって?」

「ご心配無用。保険をかけてありますから」

「宝くじにはずれても、保険会社が払ってくれますよ」


 こうして、セールスマンはこの紙切れを、世界中に売りさばいたが、運悪く? 宝くじははずれてしまった。ところが、あてにしていた保険会社は、額が多すぎて払えないという。金融世界を守る最後の砦が、いとも簡単に崩壊したのである。


【「世界恐慌I ビッグ3ショック」】


 結局のところ、問題の本質は「信用バブル」にあったという鋭い指摘だ。


 色々とネットを調べていたところ、物凄い動画を発見した。私がダラダラと何かを書くより、こちらを見た方が100倍以上も有益だ。タイトルは「Money As Debt」(負債としてのお金)。メディアが絶対に指摘しない資本主義システムの欺瞞が暴かれている。→Money As Debt