1 小説、この無能なものたち
『文学は何ができるか』サルトル/平井啓之訳(弘文堂、1966年)
『良心の領界』スーザン・ソンタグ/木幡和枝訳(NTT出版、2004年)
『アウシュヴィッツは終わらない あるイタリア人生存者の考察』プリーモ・レーヴィ/竹山博英訳(朝日選書、1980年)
『イメージ、それでもなお アウシュヴィッツからもぎ取られた四枚の写真』ジョルジュ・ディディ=ユベルマン/橋本一径訳(平凡社、2006年)
『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ/土屋政雄訳(早川書房、2006年)
2 数に抗して
『シャヒード、100の命 パレスチナで生きて死ぬこと』アーディラ・ラーイディ/岡真理、中野真紀子、岸田直子訳(インパクト出版会、2003年)
『滅ぼされたユダヤの民の歌』イツハク・カツェネルソン/飛鳥井雅友、細見和之訳(みすず書房、1999年)
『望郷と海』石原吉郎(ちくま学芸文庫、1997年)
3 イメージ、それでもなお
※『ハイファに戻って/太陽の男たち』ガッサーン・カナファーニー
4 ナクバの記憶
『ベンヤミン・コレクション 1 代の意味』ヴァルター・ベンヤミン/浅井健二郎訳(ちくま学芸文庫、1995年)
5 異郷(ゴルバ)と幻影(ファンタズム)
『現代アラブ小説全集 8 北へ遷りゆく時・ゼーンの結婚』黒田寿郎、高井清仁訳(河出書房新社、1978年)
『言葉を撮る デリダ/映画/自伝』ジャック・デリダ、サファー・ファティ/港道隆、鵜飼哲、神山すみ江訳(青土社、2008年)
6 ポストコロニアル・モンスター
『集英社ギャラリー〔世界の文学〕20 中国・アジア・アフリカ』(集英社、1991年)
『地に呪われたる者』フランツ・ファノン/鈴木道彦、浦野衣子訳(みすずライブラリー、1996年)
『ナギーブ・マフフーズ短編集 エジプト人文豪の作品より』塙治夫訳(近代文芸社、2004年)
7 背教の書物
『ハラーム 〔禁忌〕』ユースフ・イドリース/奴田原睦明訳(第三書館、1984年)
『物語のディスクール 方法論の試み』ジェラール・ジュネット/花輪光、和泉涼一訳(書肆風の薔薇、1985年)
8 大地に秘められたもの
前掲書
10 アッラーとチョコレート
なし
11 越境の夢
『0度の女 死刑囚フィルダス』ナワル・エル・サーダウィ/鳥居千代香訳(三一書房、1987年)
『サバルタンは語ることができるか』G・C・スピヴァク/上村忠男訳(みすずライブラリー、1998年)
『ハーレムの少女ファティマ モロッコの古都フェズに生まれて』ファティマ・メルニーシー/ラトクリフ川政祥子訳(未来社、1998年)
12 記憶のアラベスク
『アラブ人でもなくイスラエル人でもなく 平和の架け橋となったパレスチナ人牧師』リア・アブ・エル=アサール/輿石勇訳(聖公会出版、2004年)
『悲楽観屋サイードの失踪にまつわる奇妙な出来事』エミール・ハビービー/山本薫訳(作品社、2006年)
13 祖国と裏切り
前掲書
14 ネイションの彼岸
なし