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2009-08-10

田中森一


 1冊読了。


 95冊目『反転 闇社会の守護神と呼ばれて』田中森一〈たなか・もりかず〉(幻冬舎、2007年/幻冬舎アウトロー文庫、2008年)/一昨日、読了。これは面白かった。数多くの大事件を手掛けてきた鬼検事が、検察庁の恣意的な捜査に異議を唱えて退職する。その後、弁護士に転身。大企業から暴力団に至るクライアントを抱えて大儲け。そして、石橋産業事件で逮捕される。バブルの熱狂が伝わってくる。宮崎学の『突破者』や、佐藤優の『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』に匹敵する内容だ。

『誓い チェチェンの戦火を生きたひとりの医師の物語』ハッサン・バイエフ(アスペクト、2004年)


誓い チェチェンの戦火を生きたひとりの医師の物語


 本書は、チェチェンに生まれ育ち、戦火の中で自らの命を危険にさらして、すべての傷ついた人々を治療し続けた医師の自伝である。世界で最も過酷な戦乱の中にあるチェチェンで、人間の尊厳のために命を賭けた著者の勇気(その功績に、米人権擁護団体H・R・Wは、「ヒューマンライツ・ウォッチ賞」を授与)は、読む者の魂を揺さぶらずにはおかない。


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