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2009-11-27

神の怒り


 人間は、想像しえないものを想像することの不可能性を認めるよりは、むしろ神を擬人化するという誤りを犯してきた。たとえば『旧約聖書』の作者たちは、素朴にも怒りや復讐などの人間的性質を神に帰した。「神(ロード)はそのような人間を容赦しないだろう。かわりに、神の烈火のごとき怒りは彼に対して燃えあがり、そして神が彼を滅ぼすまで、この書にかかれているすべての災いが彼に降りかかるだろう」(モーセ五書の第五書「申命記」29/20)。ついでながら、そのような激怒や暴力の傾向のある神が、いかにして同時に慈悲深くありうるのだろう? 神は精神分裂病的二重人格の持ち主なのだろうか?


【『気づきの探究 クリシュナムルティとともに考える』ススナガ・ウェーラペルマ/大野純一訳(めるくまーる、1993年)】


 そう言われてみると、確かに神様は短気だ。

気づきの探究―クリシュナムルティとともに考える