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2010-03-07

「謎の学費」に悲鳴を上げる親が続出! 高校生ワーキングプア大増殖の真相


「試験日なのに生徒が来ないので電話してみると、月末でバス代が出せないので学校に行かせられない、と言われた」

「片道4時間かけ、徒歩通学している子がいる」 

 などといった声が後を絶たない。


西川敦子

J・クリシュナムーティー


 1冊読了。


 35冊目『英知の探求 人生問題の根源的知覚』J・クリシュナムーティー/勝又俊明訳(たま出版、1980年)/原書は1972年刊。前半は1970年にスイスのザーネンで行われた講話で、後半は討論会が収められている。訳が少しぎこちない。注目すべきは討論で、通りいっぺんに読んでしまうと散漫な印象を受けてしまう。だが、ここに思想を伝える難しさがあるのだ。そしてクリシュナムルティは厳しい姿勢で臨んでいる。読んでいても質問の意図がわかりにくい。言葉が思想に追いつけないのだ。それでも尚、クリシュナムルティは言葉をまさぐるようにして対話を続ける。時に焦りや苛立ちも見受けられ、生々しい雰囲気を再現している。クリシュナムルティ関連はこれで24冊目の読了。

偽りの記憶/『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』スーザン・A・クランシー


 答えは「睡眠障害」。エ、それだけ? そう、それだけの話だ。序盤で解答が判明するため、これから汗を握ろうとしている手から力が抜ける。構成に難あり。脱力状態。残されているのは冗長な説明。


 元々スーザン・A・クランシーは「偽りの記憶」に関する研究を行っていた。レイプ被害者に面談調査し、催眠療法によって引き出された記憶の多くが「作り話」であることが明らかになったという。研究結果を公開するや否や、レイプ被害者から怒りの声が沸き起こった。そりゃ当り前の話だ。ところが著者は「科学的な事実を追求しただけなのに、どうしてそれが悪いの?」といった所感を綴っている。まず間違いなくこの人物は人格障害だと思われる。善悪の概念が稀薄で、他人を傷つけることに罪悪感を覚えていないのだから。


 トーマス・ギロビッチ著『人間この信じやすきもの 迷信・誤信はどうして生まれるか』、アンドリュー・ニューバーグ、ユージーン・ダギリ、ヴィンス・ロース著『脳はいかにして〈神〉を見るか 宗教体験のブレイン・サイエンス』などを既に読んでいる人であれば本書は不要だ。


 実際アメリカにはどれくらいの人々が宇宙人にさらわれた経験があるのだろうか? 何と400万人だ。アメリカの人口は3億人だから、実に1%以上の人々がエイリアンに連れ去られていることになる。

 とすれば、地球を訪れたエイリアンの人数も400万人以上の可能性がある(笑)。


 一体全体どうしてそんな経験をでっち上げるのだろうか? 殆どの「体験者」が実ははっきりと宇宙人を目撃しているわけではない。にもかかわらず、「未知との遭遇」を証言するのだ──


 わたしがインタビューした被験者は、みなおなじ軌跡をたどっていた。いちどエイリアンに誘拐されたのではないかと疑いはじめると、もう後戻りはできない(信じかけた人が、そうでないと思い直すには、どんなことがターニングポイントになるのだろう。これは興味深い研究分野になりそうだ。誤った思い込みをつくりだすのを防いでいる心理的な認知要因を理解するのに役立つかもしれない)。思い込みの種がまかれ、アブダクションを疑いはじめると、アブダクティーは補強証拠を探す。そしていったん探しはじめると、必ずといっていいほど証拠が出てくる。確証バイアス──すでに信じていることに都合のいい証拠を探したり解釈したりして、都合の悪い証拠は黙殺したり解釈しなおしたりする傾向──は、だれもが持っているものである。科学者さえもだ。いちど前提(「わたしはエイリアンに誘拐されたと思う」)を受け入れてしまうと、それが事実ではないと納得するのは非常にむずかしい。打たれ強くなり、まわりの議論に左右されなくなる。


【『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』スーザン・A・クランシー/林雅代訳(ハヤカワ文庫、2006年)以下同】


 睡眠障害というのは、いわゆる金縛りである。つまり、肉体は睡眠しているが脳が覚醒している状態だ。私は一度も経験したことがないが、ま、大体の想像はつく。まず、恐怖感に襲われることだろう。そして身体を動かすことができないのは、何者かによってコントロールされているからだと考えるに違いない。そして、部屋の中をサッと黒い影が動く。「あ、宇宙人だ!」。


 また、エイリアンに誘拐されたという人々の手記は、ほぼ睡眠障害の状態と一致しているため、人知れず悩んでいる人にとっては渡りに舟となるのだ。


 人間は何かを信じた途端、認知バイアスがかかる。自分が信じる対象を補強する情報は積極的に取り入れ、吹聴するが、反対に否定する情報に対しては無視する傾向が強くなる。「信じる」とは、信じる対象を中心にして物語を編む営みである。


 著者は催眠療法についても異議を唱える──


 要するに、何十年にもわたる研究から、催眠によって偽りの記憶がつくられやすくなることがわかっているのだ。これはおもに、催眠で想像力が刺激されることと、現実の束縛から解放されることに原因がある。そして、このような状況においては、わたしたちはいつになく暗示にかかりやすくなる。


 つまり、催眠状態に置かれたクライアントは誘導されやすいということだ。自我を形成しているのは記憶である。偽りの記憶によって「勝手に上書きされた自我」が現れる。


 ただし、このあたりも面白みのある展開ではない。じゃあ、記憶が正確なら人間は幸せなのか? ってな次元になってしまう。心理学が胡散臭いのは、データを集めて恣意的(しいてき)な解釈を試みるためだ。本来であれば、「記憶を偽らざるを得ない理由・原因は何か?」と踏み込むべきところだ。


 相手がエイリアンだから、我々はフンと鼻で笑う。でも、これが神様や幽霊だとしても何ひとつ変わりがない。っていうか、何かを信じて生きている以上、錯誤は避けようがないのだ。


 果たして宇宙人は存在するのだろうか? ああ、いるとも。実際にどこにいるかは問題ではない。「宇宙人」という言葉が生まれた時から宇宙人は存在するのだ。言葉や情報とはそういう性質のものである。つまり、我々が宇宙人という概念を受け入れた瞬間から宇宙人は実在するのだ。


 で、今回の結論だ。宇宙人や神様や幽霊を信じている人々は、恐怖感に支配された人々であると考えられる。

なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか (ハヤカワ文庫NF)

ネットで医師暴走、医療被害者に暴言・中傷


 医療事故の被害者や支援者への個人攻撃、品位のない中傷、カルテの無断転載など、インターネット上で発信する医師たちの“暴走”が目立ち、遺族が精神的な二次被害を受ける例も相次いでいる。

 状況を憂慮した日本医師会(日医)の生命倫理懇談会(座長、高久史麿・日本医学会会長)は2月、こうしたネット上の加害行為を「専門職として不適切だ」と、強く戒める報告書をまとめた。

 ネット上の攻撃的発言は数年前から激しくなった。

 2006年に奈良県の妊婦が19病院に転院を断られた末、搬送先で死亡した問題では、カルテの内容が医師専用掲示板に勝手に書き込まれ、医師らの公開ブログにも転載された。警察が捜査を始めると、書いた医師が遺族に謝罪した。同じ掲示板に「脳出血を生じた母体も助かって当然、と思っている夫に妻を妊娠させる資格はない」と投稿した横浜市の医師は、侮辱罪で略式命令を受けた。

 同じ年に産婦人科医が逮捕された福島県立大野病院の出産事故(無罪確定)では、遺族の自宅を調べるよう呼びかける書き込みや、「2人目はだめだと言われていたのに産んだ」と亡くなった妊婦を非難する言葉が掲示板やブログに出た。

 この事故について冷静な検証を求める発言をした金沢大医学部の講師は、2ちゃんねる掲示板で「日本の全(すべ)ての医師の敵。日本中の医師からリンチを浴びながら生きて行くだろう。命を大事にしろよ」と脅迫され、医師専用掲示板では「こういう万年講師が掃きだめにいる」と書かれた。

 割りばしがのどに刺さって男児が死亡した事故では、診察した東京・杏林大病院の医師の無罪が08年に確定した後、「医療崩壊を招いた死神ファミリー」「被害者面して医師を恐喝、ついでに責任転嫁しようと騒いだ」などと両親を非難する書き込みが相次いだ。

 ほかにも、遺族らを「モンスター」「自称被害者のクレーマー」などと呼んだり、「責任をなすりつけた上で病院から金をせしめたいのかな」などと、おとしめる投稿は今も多い。

 誰でも書けるネット上の百科事典「ウィキペディア」では、市民団体の活動が、医療崩壊の原因の一つとして記述されている。

 奈良の遺族は「『産科医療を崩壊させた』という中傷も相次ぎ、深く傷ついた」、割りばし事故の母親は「発言することが恐ろしくなった」という。


YOMIURI ONLINE 2010-03-06


 医師に対する社会的なプレッシャーが大きなストレスと化している様子が窺える。また世襲的な職業であるがゆえに、打たれ弱い人々が多いであろうと想像する。政治家、医師、教員──「先生」と呼ばれてきた職業は、いずれも地に堕ちた感が強い。

記者クラブ制度の是非 上杉隆vs花岡信昭


 花岡信昭は元産経新聞記者である。OBの立場でも話しにくい内容であることが明らかだ。最初から最後まで苦しい言いわけに終始している。


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ネット子育てゲームに熱中、生後3カ月の娘餓死 韓国カップル


 韓国の聯合ニュースによると、ソウル郊外に住むカップルがオンラインの子育てゲームに熱中し、ネット上のバーチャルな子供を育てる一方で、生後3カ月の実の娘が餓死するまで放置し、遺棄致死容疑などで逮捕された。

 このカップルは1日のうち12時間をインターネットカフェで過ごす一方、娘には1日に1度しかミルクを与えなかったという。

 警察当局者は、「2人は仕事がない状態で、未熟状態の娘が生まれたため、ノーマルな人生を送る意志をなくしたのだろう」と述べている。

 ソウルにある東国大学校の専門家は聯合ニュースに対し、カップルが現実の進むべき道を見失ったのだろうと指摘。「オンラインゲーム中毒は、現実とネットの世界の境をあやふやにさせてしまう。ネットの子供を世話することで、実際の子供を虐待する罪の意識が薄れていたのではないか」と話している。

 また、政府に対し、オンラインゲーム中毒に周囲が気付き、何らかの対策が施せるような社会システムの構築を求めている。


CNN 2010-03-06