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2010-03-28

J・クリシュナムルティ


 1冊読了。


 45冊目『未来の生』J・クリシュナムルティ/大野純一訳(春秋社、1989年)/クリシュナムルティ26冊目の読了。『英知の教育』と同じく、インドのクリシュナムルティスクールの生徒に向けた講話と質疑応答が収められている。実にわかりやすい内容だ。日本人が読むと難解に感じるのは、日常生活における宗教的土壌を欠いているためであろう。だが、世界に目を転じれば明らかに宗教が紛争の原因となっていることに気づく。世界を変革しようと思えば組織的宗教と瞑想というテーマを避けて通ることはできない。そうすると今度はクリシュナムルティの言葉に捉われてしまい、知識として受け止めてしまう。彼と似たような言葉を駆使し言い回しを身につけて安堵するのだ。クリシュナムルティは人間が進むべき道を指し示した。その指をじっと見ているだけなのか、歩いてゆくのかは我々に委ねられている。

米でセクハラを訴える男性が増加 雇用情勢悪化受け


 景気が後退し始めてから、セクシャル・ハラスメント(性的嫌がらせ)を受けたとして訴える男性が米国で増えている。米雇用機会均等委員会(EEOC)によると、男性による訴えは、2006年度の1869件(全体の15.4%)に対し、09年は2094件(同16.4%)だった。


ウォール・ストリート・ジャーナル 2010-03-23

エド・ロング


(エド・)ロングは、世界的に知られるアメリカ・マサチューセッツ州ボストンの「自立生活センター」で障害者のサポートにあたるカウンセラーだった。自らも筋ジストロフィーのため、車いすで生活する重度の身体障害者である。


【『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』渡辺一史〈わたなべ・かずふみ〉(北海道新聞社、2003年)以下同】


「アメリカでは、障害者でも仕事に就けるんですか?」

「もちろん簡単なことではない。でも、アメリカでは『何ができないか』ということよりも、『何ができるか』が問題なのだ。だから、『できる』と主張する人には、どんな援助をしてもそうさせるだろう」

「主張すれば与えられる。主張しなければ与えられないということですか」

「その通りだ。だからこそ、主張することを恐れてはいけない。階段を昇れないなら、デスクを1階に置いてくれと頼めばいい。また、エレベーターをつけろと主張すればいい。『できない』ということに、必要以上に目を奪われてはいけない」

「エドさんにとって、自立とはどういうことなんですか」

「自立とは、誰の助けも必要としないということではない。どこに行きたいか、何をしたいかを自分で決めること。自分が決定権をもち、そのために助けてもらうことだ。だから、人に何か頼むことを躊躇(ちゅうちょ)しないでほしい。健康な人だって、いろんな人と助け合いながら暮らしている。一番だいじなことは、精神的に自立することなんだ」

こんな夜更けにバナナかよ