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2010-04-29

福永武彦


 1冊読了。


 62冊目『忘却の河』福永武彦(新潮社、1964年/新潮文庫、1969年)/これぞ、「ザ・小説」。いやあ凄い。たまげた。ローリー・リン・ドラモンド以来の衝撃だ。さして興味のない筋書きでありながら、ぐいぐい読ませる。めくるめく文体。ありきたりの風景を、絶妙な線とタッチで描いている絵画のようだ。独白で展開する七つの章。「忘却の河」というタイトルであるにもかかわらず、書かれているのは「記憶の山」だ。過去の澱(よど)みが次から次へと流れる。擦れ違う家族のそれぞれが迷い、葛藤し、悩みながら生きる姿が綴られている。小さな秘め事が不信感を増幅する。繰り返される生と死の輪廻(りんね)。出生の秘密と子守唄の謎。満たされない現在と、過去の恋愛が交錯する。河を流れる水は源から生まれ、ゆったりと嫌な臭いを放ちながらも流れてゆく。最終章で迷いが自省へと昇華する。まるで河から海へと流れ込むように。

パトカー追跡の車衝突 部品飛び別の車直撃 計2人死亡


 29日午前3時55分ごろ、愛媛県宇和島市寄松の国道56号で、パトカーに追跡されていた同市保田の飲食店店員、Kさん(20)運転の乗用車が電柱に衝突。大破した車両から飛び散った部品が走ってきた同市夏目町2丁目の代行運転手、Mさん(59)運転の車を直撃し、毛利さんは頭部外傷で間もなく死亡。車外に投げ出された加藤さんも脳挫傷で約3時間後に死亡した。

 宇和島署の説明では、パトカーは、現場から約1.8キロ手前の路上で加藤さんの車が信号無視したため、止まるよう何度かアナウンスした。その後急に速度を上げたため、赤色灯とサイレンをつけて追跡。加藤さんの車が前方を走っていた毛利さんらの車2台を追い越そうとして反対車線の電柱に衝突した。その際、飛び散った加藤さんの車の部品が毛利さんの車右側の運転席のサイドガラスを突き抜け、毛利さんの頭部に当たったという。

 現場は片側1車線の直線道路で、当時、路面は未明から降っていた雨でぬれていたという。

 同署の台野寿署長は「違反を発見した上でサイレンを鳴らし、赤色灯を付けて追跡した。現在までの調査では追跡行為に問題はなかった」とコメントを出した。


asahi.com 2010-04-29

脳の大きさと集団形成


 現生霊長類の研究から、大きい脳を持つものは大きい集団で暮らす傾向があることが明らかになっている。


【『歌うネアンデルタール 音楽と言語から見るヒトの進化』スティーヴン・ミズン/熊谷淳子訳(早川書房、2006年)】

歌うネアンデルタール―音楽と言語から見るヒトの進化