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2010-06-17

デレク・シヴァーズ「社会運動はどうやって起こすか」


D


完全教祖マニュアル』にも同じ話が出てくる。これを学術的なアプローチで読み解いているのがネットワーク科学だ。フォロワー=コネクター(ハブ)である。このネットワークが「弱いつながり」であるというのがミソ。

パニックが生死を分かつ


 沈没船内で道に迷うか、なにかとからまったダイバーは、自分の死に向かいあうことになる。ダイバーの遺体が沈没船内で多数発見されている――かわいそうなダイバーは道に迷ったまま、目の見えないまま、なにかに引っかかったまま、身動きできないまま、恐怖のために目と口を大きくひらいていた。とはいえ、これらの危険には、奇妙な真実がつきまとう。その危険じたいがダイバーの命を奪うことはめったにないという事実だ。むしろ、危険に対するダイバーの反応――パニック――が、おそらくは生死を分けるのだろう。


【『シャドウ・ダイバー 深海に眠るUボートの謎を解き明かした男たち』ロバート・カーソン/上野元美〈うえの・もとみ〉訳(早川書房、2005年/ハヤカワ文庫、2008年)】

シャドウ・ダイバー 上―深海に眠るUボートの謎を解き明かした男たち (ハヤカワ文庫 NF 340) シャドウ・ダイバー 下―深海に眠るUボートの謎を解き明かした男たち (ハヤカワ文庫 NF 341)

生まれ変わるICタグの衝撃


 中出力型のICタグは場所の制限がなく読み書きができ、読み取り距離が2メートルと長い。この特性を生かせば、山積みになった箱に貼ってあるICタグでも、読み取り機をかざすだけで、一括で読み取れるという。


ITpro 2010-06-14

つつましい落魄

 その横町へはいってゆくと、ふしぎな心のやすらぎを覚えた。そこにはつつましい落魄(らくはく)と、諦(あきら)めの溜息が感じられた。絶望への郷愁といったふうなものが、生きることの虚(むな)しさ、生活の苦しさ、この世にあるものすべてのはかなさ。病気、死、悲嘆、そんな想いが胸にあふれてきて、酔うようなあまいやるせない気分になるのであった。(「嘘アつかねえ」)


【『日日平安』山本周五郎(新潮文庫、1965年)】

日日平安 (新潮文庫)