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2010-07-26

ライオンvsハイエナ、ライオンvsシマウマ、ライオンvsバッファロー


 一番下の動画が強烈。残酷さに目をつぶることなく、最後までご覧いただきたい。


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 ライオンは百獣の王ではない。それは水流の動きの内で、比較的弱小な他の波たちを打ち倒すより高い波にしか過ぎない。


【『宗教の理論』ジョルジュ・バタイユ湯浅博雄訳(人文書院、1985年/ちくま学芸文庫、2002年)】

宗教の理論 (ちくま学芸文庫)

南米は左派政権だらけ


 15年くらい前まで、南米は「IMFを通してアメリカ合衆国に併合されるかも」と冗談で言われていた。だが、ここ数年の流れであっという間に南米中で左派政権(IMF・世界銀行に反対=反市場原理主義を掲げる立場)が登場するに至り、(中道左派も含めると)コロンビアとパラグアイを除く全ての国で左派政党が与党になっている。(電波受信記録)


 南米に左翼政権が登場した理由は、1982年の債務危機に根源がある。当時南米諸国は政治的には、それまでの長い軍事政権の抑圧から解放されつつあったが、債務危機からの“救済”をテコにして国際通貨基金(IMF)や世界銀行の構造調整プログラムという経済的桎梏のもとに置かれたのであった。(世界の底流)


 ラテンアメリカで左傾化現象が止まらない。背景にあるのは絶望的な貧富の格差だ。人々は右派勢力の口先だけの公約にそっぽを向き、貧困脱出の希望を左派勢力に託し始めた。そのため、左派政権にとって貧困解決が政治的地歩を固める試金石であるとともに、追いつめられた右派勢力にとっても貧困対策への取り組みが早急の課題となっている。(酔っ払いのうわごと)

石原吉郎


 1冊読了。


 98冊目『石原吉郎詩文集』石原吉郎〈いしはら・よしろう〉(講談社文芸文庫、2005年)/今月の課題図書。やはりこれは、V・E・フランクルとセットで読むべきだろう。ナチス・ドイツの強制収容所とシベリア抑留の類似と相違。石原は凡人であった。だが彼は鹿野武一〈かの・ぶいち〉の行為を見つめる眼をもっていた。鹿野への共感と憧れによって、石原は精確で透明な言葉を手に入れた。それでも石原は鹿野になれなかった。40代で記したノートは煩悶と懊悩で埋められている。短篇小説「棒をのんだ話」の何と味わい深いことよ。

視覚全体は閉回路


 言い換えればこうなる。私たちに物が見えるのは、そもそも網膜からのメッセージ(これからしてすでに、たんに網膜が感知した光以上のもの)を受け取ったからではない。外界からのデータを内的活動と内部モデルに結びつけるための、広範囲にわたる内的処理の結果だ。しかし、こう要約すると、二人の主張が正しく伝わらない。実際には、マトゥラーナヴァレーラは、外界から何かが入ってくることをいっさい認めていない。全体が閉回路だと二人は言う。神経系は環境から情報を収集しない。神経系は自己調節機能の持つ一つの完結したまとまりであって、そこには内側も外側もなく、ただ生存を確実にするために、印象と表出――つまり感覚と行動――との間の整合性の保持が図られているだけ、というわけだ。これはかなり過激な認識論だ。おまけに二人は、この見解自体を閉鎖系と位置づけている。とくにマトゥラーナは、認識論に見られる数千年の思想の系譜と自説の関連について議論するのを、断固拒絶することでよく知られている。完璧な理論に行き着いたのだがから、問答は無用という理屈だ。


【『ユーザーイリュージョン 意識という幻想』トール・ノーレットランダーシュ/柴田裕之訳(紀伊國屋書店、2002年)】

ユーザーイリュージョン―意識という幻想

最も多い自殺原因は「経済生活問題」

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 また、原因別に見てみると、病苦等11499人、経済生活問題6058人と続く。実は、この数字にはトリックがあり、自殺そのものには犯罪性がないために警察の念入りな捜査による真相究明ができず、家族などの「そういえば病気を苦にしていた」といった曖昧証言がそのまま自殺原因とされるケースがほとんどだ。この問題については、後ほどあらためて詳しく取り上げたいが、そんなことを割り引いて考えれば、実質的には、経済生活問題が一番の原因となる。

 昔から、自殺者数の推移は、世の中の状況と密接にかかわってきた。不景気になると自殺者が増え、景気がよくなると自殺者が減るという繰り返しで、まれに見る激増を示した平成10年のデータも、なかなか出口が見えない。長引く平成不況の影響なしには語ることはできまい。


【『自殺死体の叫び』上野正彦(ぶんか社、1999年/角川文庫、2003年)】

自殺死体の叫び (角川文庫)

ジョージ・バーナード・ショーが生まれた日


 今日はジョージ・バーナード・ショー(劇作家)が生まれた日(1856年)。「われわれの人類に対する最大の罪は、彼らを憎むことではなく、無関心であることだ。それは非人間性の精髄だ」「嘘つきの受ける罰は、人が信じてくれないというだけのことではなく、ほかの誰をも信じられなくなる、ということである」(バーナード・ショー名言集)。