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2010-10-18

『自動車の社会的費用』宇沢弘文(岩波新書、1974年)


自動車の社会的費用 (岩波新書 青版 B-47)


 自動車は現代機械文明の輝ける象徴である。しかし、自動車による公害の発生から、また市民の安全な歩行を守るシビル・ミニマムの立場から、その無制限な増大に対する批判が生じてきた。市民の基本的権利獲得を目指す立場から、自動車の社会的費用を具体的に算出し、その内部化の方途をさぐり、あるべき都市交通の姿を示唆する。

戦争で殺し、殺されるという状況に、どれだけ鈍感になれるのか?


 戦争を起こす国家は、どんな化粧をして現われるのか?

 戦争に向かう時代は、どんな臭いがするのか?

 そうなるまで、本当に気がつかないものなのか?

 突然、兵隊にされるということを、どう受け入れたのか?

 どうやって兵隊になっていったのか?

 殺し、殺されるという状況に、どれだけ鈍感になれるのか? それには、どれ位の時間があれば充分なのか? そのことに、絶対に抵抗できないものなのか? その時の自分は、一体何者だったのか?


【『小野田寛郎の終わらない戦い』戸井十月〈とい・じゅうがつ〉(新潮社、2005年)】

小野田寛郎の終わらない戦い

温浴刺激運動療法で意識回復を図る


 集中治療室から出て8日後、まだ意識も戻らない井上さんを、看護婦さんたちはお風呂に連れて行こうとしていた。井上さんのような意識のない状態の患者さんをお風呂に入れることなど、一般の病院では考えられないことだ。酸素吸入器をつけ、酸素ボンベまでお風呂に持ち込んでの入浴は、十分なケアと看護技術を持つこの病院(札幌麻布〈あざぶ〉脳神経外科病院)では、ごくあたりまえのこととして積極的に行われていることだった。

 この病院では、お風呂での訓練のことを「温浴刺激運動療法」(温浴)とよび、意識のない患者を植物状態にしないためにも、早くからこうした取り組みが重要であると考えられていた。温浴は、患者を清潔にするだけでなく、意識の回復をはかるうえで大きな意味を持っている。


【『紙屋克子 看護の心そして技術/別冊 課外授業 ようこそ先輩』NHK「課外授業 ようこそ先輩」制作グループ、KTC中央出版編(KTC中央出版、2001年)】

紙屋克子 看護の心そして技術―課外授業 ようこそ先輩・別冊 (別冊課外授業ようこそ先輩)

アンリ・ベルクソンが生まれた日


 今日はアンリ・ベルクソンが生まれた日(1859年)。第二の主著『物質と記憶』でベルクソンは、実在を持続の流動とする立場から、心(記憶)と身体(物質)を持続の緊張と弛緩の両極に位置するものとして捉えた。そして、その双方が持続の律動を通じて相互に関わり合うことを立証した。


創造的進化 (ちくま学芸文庫) 精神のエネルギー (レグルス文庫) 笑い (岩波文庫 青 645-3) 思想と動くもの (岩波文庫)