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2010-11-18

脱構築を学ぶ


デリダ―なぜ「脱‐構築」は正義なのか (シリーズ・哲学のエッセンス)


 すべてが痕跡であり「読み」によって現象するのなら、そのつどの「読み」の正しさは、どこに求められるのか──。ジャック・デリダの世界認識の深奥に迫る野心的試み。デリダ小伝や彼の著作案内も収録。


デリダ―脱構築 (現代思想の冒険者たち)


 理論構築が排除した他者に応える「根源的」な肯定。


言語的思考へ- 脱構築と現象学


 現代哲学は、従来の価値を批判し顛倒することはできたが、新しい思想原理を構想できず、この弱点を補填するために思考の超越的ジャンプを行っている……。現象学によって哲学の本質的な思考原理を再構築し、「言語の謎」に迫る。


脱構築とプラグマティズム―来たるべき民主主義 (叢書ウニベルシタス)


 来たるべき民主主義にとって政治的決定の根拠は何かという現代政治の核心をなす問題をめぐる白熱の討議。脱構築(デリダ)対プラグマティズム(ローティ)を軸に、多様性と対立を尊重する「多元的民主主義」による政治の転換をめざす。

Lou Reed - Legendary Hearts


 私がこの乾いた軽さに辿り着くには、あと何年かかることだろう。



Legendary Hearts

中国企業、世界のネット乗っ取り 4月8日に18分間


 脅威を抱く前に、「ヘー!」が口を衝いて出る。


 米議会の諮問機関「米中経済安保見直し委員会」は17日の報告書で、世界のインターネット通信の約15%が今年4月に約18分間にわたり、中国国営の通信大手「中国電信」によって傍受や情報の改ざんが可能な状態となっていたと明らかにした。

 報告書は、ネット通信の「ハイジャック(乗っ取り)」と表現、米政府や米軍関連の電子メールなどが影響を受けた可能性を指摘しつつ、実害や狙いについては不明としている。中国政府のサイバー空間での能力の高さを示す例として挙げた。

 報告書によると、ハイジャックが行われたのは4月8日。米国を含む多くの国のネット通信が中国にあるサーバーを経由するよう誘導された。中国と無関係の米国内の交信であっても、電子メールやデータが傍受や改ざんの危険にさらされたという。

 米政府や米軍の重要な通信は暗号化されており、中国側は直ちに傍受できないとの見方もある。


47NEWS 2010-11-18

林田陽子


 レオナルド・サスキンドの翻訳だが、漢字の使い方が一貫していなくて酷い。これほど酷いものは初めて見た。「いく」「行く」、あるいは「こむ」「込む」が混在。日経BP社の編集の問題かもしれないが、言葉に対する鈍感さに驚く。

バングラデシュでは、みんな、生きるために、生きていた


 貧しさは生活の至るところで人間を傷つける武器として現れた。その度に、どんなに変えたくても変えられない現実があるんだと思い知った。車に跳(ママ)ねられても一言も言えずに立ち去る少年も、クラスメイトの女性も、リキシャ引きになる少年も、洪水の中泳いで薬を買いに行く子どもも、みんな、生きるために、生きていた。そこに生まれなければ発揮できたはずの沢山の可能性がある。しかし、正義や努力が日の目をみない腐った社会でも、自分の生きる道を何とか切り開き、力強く、生きていた。

 私は何かの力になりたいと思ってこの国に来たが、私にもっていない「強さ」をこの国の人たちはみんな持っていた。自分だったら環境を責め、自暴自棄になっていると思えるような過酷な現実だった。しかし私には「帰る場所」があった。日本という恵まれた国に生まれ、最低限以上のものを与えられ、生きてきた。そんな私が、「貧しい人のために」なんて思っていたことが、なんて浅はかで、傲慢で、無知な想いだったんだろう、と強烈に感じた。


【『裸でも生きる』山口絵理子(講談社、2007年)】

裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)

高い地位にある階層の人口が5%を割ると青少年の退学率と妊娠率が跳ね上がる

 あらゆる感染現象にはティッピング・ポイントがある。イリノイ大学の社会学者ジョナサン・クレインは、ある地域で指導的役割をはたしている人々――国勢調査局が「高い地位」にあると定義している知的専門職、企業の経営幹部、教師など――が同じ地区に住む10代の青少年にどのような影響を与えているかを調査している。

 それによると、高い地位にある階層の人口が5%から40%を占める地区では、出産率と中途退学率の間に大きな開きはない。だが、この階層の比率が5%を割ると、問題が一気に爆発する。たとえば黒人主体の学校の生徒の場合、高い地位の人口が5.6%から3.4%へとたった2.2落ちただけで、中途退学率は2倍以上に膨れあがる。このティッピング・ポイントで10代の少女の妊娠率をみると、それまでほとんど動きのなかった数値がいきなりほぼ2倍に跳ね上がる。

 わたしたちは直感的に、生活環境と社会問題は徐々に改善されたり、悪化したりすると思っている。しかし、ときとしてそれは予想を裏切る。ティッピング・ポイントに達すると、学校はあっというまに生徒を管理する能力を失い、家庭生活は一気に崩壊することがあるのだ。


【『急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則』マルコム・グラッドウェル高橋啓訳(ソフトバンククリエイティブ、2007年/旧題『ティッピング・ポイント いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか』飛鳥新社、2000年)】

急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫 ク 2-1)

ウィリアム・テルが息子の頭上に乗せられたリンゴを射抜いた日


  今日はウィリアム・テルが息子の頭上に乗せられたリンゴを射抜いた日(1307年)。中央広場に掲げられたヘルマン・ゲスラーの帽子に頭を下げることを拒否したために逮捕。テルは息子の頭の上の林檎を矢で射るか、それとも死ぬかを選択させられる。後にテルはゲスラーを暗殺。スイス独立に結びつく。

ウィリアム・テル伝説 ある英雄の虚実