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2011-02-19

福本伸行、宮城谷昌光


 3冊読了。


 16冊目『福本伸行 人生を逆転する名言集 2 迷妄と矜持の言葉たち福本伸行著、橋富政彦編(竹書房、2010年)/数日前に読了。1と比べると明らかにトーンダウンしている。しょこたんを担ぎ出しているのもあこぎだ。「売らんかな」という狙いが見え見え。それでも福本作品の言葉が重みを失うことはない。


 17冊目『孟嘗君 3』宮城谷昌光〈みやぎたに・まさみつ〉(講談社、1995年/講談社文庫、1998年)/巻を措く能わずとはこのこと。主役は白圭から、少しずつ田文と孫ピンに移ってゆく。田文はまだ少年だ。読んでいると背筋が垂直に伸びる。紀元前の世紀にこれほどの人々が実在したことに驚く。物語は一気に政治の色合いを強める。


 18冊目『孟嘗君 4』宮城谷昌光〈みやぎたに・まさみつ〉(講談社、1995年/講談社文庫、1998年)/胸が高鳴ってとどまることを知らない。数年前より感受性が鋭くなってきたことは自覚していたが、これほどというほど心が震える。田文は成人し、30歳にまでなるが、まだ頭角を現す程度にすぎない。孫ピンの深慮遠謀は諸葛孔明の比ではない。全5巻のうち、4巻までは漆黒の闇から薄明までを描いている。孟嘗君〈もうしょうくん/田文〉という人物を明らかにするには、これほどの背景を知らしめる必要があるのだろう。意味を計りかねる太い溜め息ばかりが出てくる。

俺のおかしな人生を書いてみる

 それでも人は生きてゆかねばならないのだろう。もしもこれが私だったら、17歳までには報復を遂げている。決断を誤ると人生の歯車は狂い始める。

阿部謹也が生まれた日


 今日は阿部謹也が生まれた日(1935年)。「世間」をキーワードに、日本社会を研究し独自の日本人論を展開した。日本におけるドイツ・ヨーロッパ中世史における重鎮。賤民や職人などにも目を向けて、人と人の関係の世界にヨーロッパ宇宙を探るべく独自の歴史観を構築した。

ハーメルンの笛吹き男―伝説とその世界 (ちくま文庫) 「世間」とは何か (講談社現代新書) 自分のなかに歴史をよむ (ちくま文庫) 中世賎民の宇宙―ヨーロッパ原点への旅 (ちくま学芸文庫)

コペルニクスが生まれた日


 今日はコペルニクスが生まれた日(1473年)。ポーランド出身の天文学者。当時主流だった天動説を覆す地動説を唱えた。これは天文学史上最も重要な再発見とされる。コペルニクスはまた、教会では律修司祭(カノン)であり、知事、長官、法学者、占星術師であり、医者でもあった。

天体の回転について (岩波文庫 青 905-1) コペルニクス―地球を動かし天空の美しい秩序へ (オックスフォード 科学の肖像) 誰も読まなかったコペルニクス -科学革命をもたらした本をめぐる書誌学的冒険 (ハヤカワ・ノンフィクション) コペルニクス革命 (講談社学術文庫)