『1分をムダにしない技術』

時間に関しては、私は偏執狂なみの一家言を持っています。


時間活用術の具体的な手法は、もちろん和田秀樹さんとは異なりますし、そのやり方を他人がどうこう言うものではないと思っています。しかしながら、その心はとても理解できるように思うのです。


和田さんの時間活用術を一見しますと、いかにも時間に追われて生活しているかのように、一般的には誤解されるかもしれません。
が、たぶん和田さんは自己流の緩急つけるラインを引いておられ、その枠組みの中で「1分をムダにしない」と豪語されているのだと思います。


1分間をムダにしない技術 (PHP新書)

1分間をムダにしない技術 (PHP新書)


私は日々、文字どおり1分きざみで綿密に計画をたてて生活しています。仕事では、デスクを立つ時刻、各タスクにかける所要時間、発言のタイミング、電話をかける時間、お茶を飲む時間。
予定に狂いが出た場合は、数時間ごとに計画を見直し段取りを組みかえます。


なんで私がここまで時間を微細に区切って計画を立て遂行するのかといいますと、そのあとだーらだーらしたいからなのです。


手放しで放埓でいられる時間を確保するために、それ以外の時間内でぎっちりと、すべての雑務(仕事、生活、連絡、買い物)を済ませておきたいだけなんですね。