SAW

SAW ソウ DTSエディション [DVD]

SAW ソウ DTSエディション [DVD]

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新鋭の監督「ジェームズ・ワン」のデビュー作。何ともすごいものを作ったなと思う。
内容的には、サイコ、スリラー、サスペンスといったところ。基本的に、密室となっている老朽化した大きなバスルームの中で対角線上に鎖でつながれた二人と、中央の自殺体というシチュエーションで物語が進んでゆく。その二人の掛け合いの中に、その背景や事件の背景が次々と挿入されていき、物語の全体が見えてくるというもの。
物語のテンポも良く、適切なタイミングでサブストーリーが挿入されていくので見ていて飽きない。物語の結末も十分に予想できる範囲でありながら、ストーリーによってそれを眩まし、意外性を持たせている。でも、チョット理解できない伏線らしきものもあったけど。
決して万人にお勧めできる内容ではない。残酷なシーンもあるし、人間が極限状態で壊れていく様子は、見た後にすごい疲労感となっておそってくる。見ていて、「cube」や「セブン」を思い出すので、これらが好きな人にはお勧めかもしれない。