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名もないテクノ手 このページをアンテナに追加 RSSフィード

EPUB版『InDesign者のための正規表現入門』

InDesignのTips一覧

2009-03-02

[][][]InCopyとInDesignによるワークフロー革命

InCopyとInDesignによるワークフロー革命 CS4 & CS3 対応 for Macintosh & Windows

InCopyとInDesignによるワークフロー革命 CS4 & CS3 対応 for Macintosh & Windows

「日本語による初のInCopy解説書」である。

サミダレ式入稿や手書き校正などの習慣に縛られないなら、印刷物のオンライン編集や(真の意味での)デジタル校正は、合理化要請の必然だ。ライターや編集者がの使う道具(エディタ)と、デザイナーや印刷会社が使う道具(InDesignなど)との間ににコピー&ペーストなどが介在するのは、必要なことなのか? 校正紙をプリントアウトして「赤字」を入れ、それを別のスタッフがデジタルドキュメントに転記するのは合理的か?

InCopyはこうした問題をオンラインで解決する。日本人は完璧なアプリケーションを欲しがるが、必要十分なアプリケーションでワークフローを切り分け、適切な分業化が発揮されるときワークフローの「革命」を見るだろう。もちろん、ソフトウエアのコストメリットもある。

本書はこうしたInCopyの「はじめの一歩」を解説する、編集者・ライター向け書籍である。組版専業者には、内容的に少し物足りないかもしれない。InDesign書籍そのものは多く出回っているので、InDesignに関する記述は他書籍に譲ってもよかったのではないか。1章と3章の代わりに、Smart Connection Enterprise Serverの運用や、ワークフロー実例、セキュアなサーバー構築法などにページを割いて欲しかった。コンセプトが絞られていない印象。

ワークフロー改善を図りたい会社、InCopyの導入を考えている方には、その仕組みを理解する上での入門書となるであろう。また、ワークグループ内で最低限のスキルを共有したい場合にも有用である。