キスダム -ENGAGE planet- 第25話「無眩 ヒガン」

アイバと玲の最終決戦がはじまるのかと思いきや、唐突に異次元に飛ばされるというキスダム的超展開。新妖精が伝承者の戦いが繰り返される理由や由乃の正体について種明かしをしてくれて、いろいろと強引な感じだけれど、どうにか話がまとまりそうな予感がしてきましたよ。冒頭で由乃がNIDFのメンバーを死者の書で刺すフラッシュバックは、彼らもまた伝承者として戦い敗れたものたちであることを暗示しているんでしょうか。
異次元の装飾的な背景がインパクトがあり、人物の作画も整っていて、まさにこれまでとは別世界といったところ。セリフごとに位置を変えるヴァリレイの仕草が悩ましいと同時にサイズや重力を無視したレイアウトが不安感を煽り、説明セリフを飽きさせずに聞かせる工夫が凝らされておりました。
いいセリフを決めて突撃というところで司令に水を差される艦長が哀れ。司令が玲に特攻する場面は、潜水艦が飛びすぎとかあの程度の爆発で倒せるのかとかツッコミどころがあるものの、母子の関係として一応決着を見たのかなと。
またOPの歌が変わったと思ったら初期の曲のリミックスで、映像的にもあいかわらずの使いまわしだったりして妙な安心感。残り一話となったわけですが、どうにか話がまとまる目処がたったようで、ずっと追いかけてきた者としては、4話の総集編からよくここまで持ってこれたなぁと感慨深いものがありますよ。

Yes! プリキュア5 第32話「りんちゃんのハッピーウェディング」

りんが結婚式のティアラをデザインする話。それぞれの理想の結婚式を思い浮かべるプリキュアメンバーの乙女チックな妄想にニヤついたりしつつ、ピンクと黄色の期待通りのアホさ加減に脱力した笑いが湧いてきたり。デザインが進まずに行き詰ったりんに対する依頼主の「悩んでくれることが嬉しい」という言葉は、厚かましくも受け取れるんだけれども、自分のために周囲の人間が動いてくれることに対して、それを素直に受け取ることで感謝するみたいな気持ちが感じられるものとなっておりました。
バトルの作画が微妙なのが残念。「どうでもいいだろ」発言で今回もプリキュアたちに逆襲されたりして、ガマオは職にありつくためにもう少しいろんなことに真剣に取り組むべきだよなぁとか思いました。