けいおん! 第5話「顧問!」

黒歴史をネタに音楽教師を顧問につけて、ようやく部活動としての体を成して文化祭に向けて動き出すという話。
明らかになる黒歴史は物腰の柔らかい先生が実は・・・、みたいな感じでベタベタなネタだったりして、強引に引き込んだものの、結果としては4人の方が逆に引っ張られるという関係性の逆転も同様にお約束。まあお約束にはお約束のの面白さがあるわけですが。
律の作詞や唯がヴォーカルをマスターするあたりは、まじめな部活モノだったら、悩んだり諦めたり励まされたりで、それだけでも一話くらい使いそうなネタだけれども、まあ出来上がったものが本人すら恥ずかしいものだったり、マスターはしたものの使い物にならなかったりするということで脱力感満載。先生が証拠隠滅のために走るところで、人物が画面に向かって迫ってくるという高難度の作画でテンションの高いギャグを見せてくれたりもしましたが、それ以外は、律の歌詞そのままにフワフワした雰囲気となっておりました。今回も演奏以外のことに大半の時間を費やしていたわけだけれども、気づいてみると文化祭でのライブに向けて一応は話が動いていたりして、上手く出来てるもんだなと。
4人の中では影が薄めだった紬が、百合妄想に開眼して存在感を増しているのも見逃せないところ。