夏のあらし! 第10話「異邦人」

洋館の二人の素性が明らかにされる話。
あらしと同じように戦時中の女学生であることが分かるわけですが、そのことよりもむしろ回想に出てきたその他大勢の女学生たちの容姿がまるで冴えなくて、そっちにばかり目がいってしまいましたよ。平均すれば確かにあんな感じなのかなぁと思いつつ、アニメの女学校なんだからもう少し補正をかけてもいいような気がするところ。辛い時代として描かれているので、それを反映して変に夢を持たせないようにしたんでしょうかね。あとは、注目される存在であるあらしやカヤに対して、加奈子と弥生がその他大勢の側であることを強調したかったのかもしれず。
一があらしを守ることを宣言するところは、なかなかの漢ぶりでしたが、そのために加奈子と同じことをしようとした(未遂に終わりましたが)わけで、それはそれで複雑なモノがありました。
一と弥生が通じるところで次回へと続くということで、過去の出来事を更に掘り下げることになりそう。
いつもの二人が本格的に本編に絡んできたことを受けて、Cパートの読んだ本ネタを、カヤたちにやらせるのは細かいネタの仕込みでした。

夏のあらし! 第11話「世界は二人のために」

飛んだ先が、前回語られた加奈子とやよいが親友となる日だったということで、事の顛末が明らかに。過去に飛んだ方のやよいの身を挺した行動が加奈子が心を開くキッカケとなっていたことが明かされて、いい話ではありましたが、あのタイミングで機銃掃射を受けるのは出来すぎのような気がしなくもなく。
前回のグラサンが、かつてあらしが助けた子供の息子で、めぐりめぐって今度は彼があらしを助ける、という流れもそうなんだけれども、今回の件についても過去に介入することが良い結果をもたらしていて、幽霊たちには先積極的に介入して修正する使命が課せられている見たいな設定があるような気もするところ。
ところどころに原作っぽい絵柄の線画のカットが入るのが印象的でした。