『きまぐれロボット』 星新一

きまぐれロボット (角川文庫)
子供の頃によく読んでいました。

久々に読んでみると、さすがに表現が古いなぁと感じてしまいましたがそれでも面白い。1966年初出って結構古い作品ですね。この巻は薬ネタが多くて偏りすぎてるんじゃないかと読んでて突っ込みたくなった笑。表題通りロボットが主軸のお話が多いですが、これらのエピソードで登場するような用途ではロボットってほとんど不必要なんですよね。もちろんフィジカルな要素が関係してくるシーンではその重要性に変化はありませんが、昔のロボットのような高い汎用性のイメージは今ではないんだなぁと感じました。そうやって今あるモノたちもまた目に見えにくい形へといずれ変化していくんでしょうね。