夢に落ちる夜に夢見る夢は夜から覚めない夢

(あ、あ、アワードぉっ〜!?あわあわあわ。あ、あたしがアワードなんて…!!)
(そんな……ヤダ……恥ずかしいな)
(あたしなんて……nekoprotocolさんと比べたらもう全然たいした bloggerじゃないのにぃ〜)
(でも、嬉しい)
(nekoprotocolさんがあたしのこと褒めてくれた……)
(どんな人なんだろ…… nekoprotocolさん)




ここから東、<蜜埋まり灰降る>砂漠に<全ての蝿が行きて帰る>泉はあるという。
教えを施した<羊を積み上げて天に昇る>塔の賢者に礼を言い、騎士<猫プロと凝る>は東を目指した。<血の蒸留>大陸は長い冬を迎え、途切れない雲が<蜜埋まり灰降る>砂漠を湿らせていた。昼の砂交じりの風と夜の冷たさに耐え、<猫プロと凝る>は旅を続けた。
向かうのだ。なんとしても<最後の一匙のコーンスープ>大陸へ。<猫プロと凝る>は、アワードを渡さねばならない。5人の乙女を称えねばならない。騎士としての使命ではない。なんかその方がおもしろいから、であった。残すは<最後の一匙のコーンスープ>大陸にある小国、<輝くポケットでじゃらじゃら鳴る小銭>国の乙女<死体が性病>のみ。あとわずかで今年も終わる。遺された時はわずかだ。
世界に散らばると言い伝えられる魔法の門。風のうわさでしかないそれに、<猫プロと凝る>は賭けた。なんかその方がおもしろいからだ。
砂漠に似合わぬ澄んだ水を称えた泉に、ついに<猫プロと凝る>は辿り着いた。伝説の<全ての蝿が行きて帰る>泉。砂をかぶった朽ち果てた遺跡の礎が、それを証明していた。薄暗く嵐の吹き荒れる中、光を放つ泉のほとりで考えた。<猫プロと凝る>は魔法を使えるわけではない。いかにして、この泉から魔法の力を引き出すか…。
考え抜いた末、剣をはずし、鎧を解き、脱いだ。全裸だ。叫んだ。これは魔法の儀式というわけではない。なんかその方がおもしろいからやっているのだ。
今なら魔法も遣える気がした。
そして、泉へ飛びこんだ。<猫プロと凝る>は球を意識し目を閉じる。膝をかかえた腕を、脇を、うなじを、空気の泡がなぞって昇る。しかしすぐそれも消えた。まぶたごしに七色の光。全てのものが遠く。身体が下降をやめ、ゆっくりと浮かび――そして――――。
水面から顔を出し目を開ける。身体を伸ばす。肩ほどを残して足がついた。曇った空。顔に砂塵。遺跡の礎。賢者。<羊を積み上げて天に昇る>塔の。また、<猫プロと凝る>の両親。親友である、<震える悪魔の刻印>。<ガスグリルバーナー>国の王様。、<輝くポケットでじゃらじゃら鳴る小銭>国の王様。5人の乙女。バニーガール姿。プラカードには「どっきり大成功!」。
顔をぬぐうと、空を仰いで<猫プロと凝る>は笑った。なんか大変におもしろかった。




(という夢を見た)
(チェンジ。チェンジでお願いします)


朝に向かって祈るようにむにゃむにゃ呟いて、二度寝

アワードいただきました。

id:nekoprotocolさんありがとうございます。身に余る光栄です。
しかし騙されてはいけない。
http://b.hatena.ne.jp/nekoprotocol/?url=http%3A%2F%2Fd.hatena.ne.jp%2Fsfll%2F
リンク先の性病が書いた風な記事は、だいたい「このネタでnekoprotocolさんが書けばいいなぁ」と念じながら書かれた記事ですので、nekoprotocolさんは合わせ鏡を見るかのようにお気に召したのであって、みんなみんなそれぞれの心にnekoprotocolさんが住むといいと思いました。そうして書いたらnekoprotocolさんとか他のみなさんが楽しんでくれて、そいでじゃあっつってまた新たなnekoprotocolさんが生まれて、あれそれってもしかし


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