世界最高水準の「常設型霧箱」 香川高等専門学校

(04/25 10:24 時事通信配信)

香川高等専門学校高松キャンパスの玄関に、肉眼で自然界の放射線を観察できる、世界最高水準の
「常設型霧箱」が設置された。学校関係者は「霧箱は物理学の歴史を語るもの。自然界の不思議に
気付くきっかけになってほしい」と話している。

霧箱エタノール蒸気を封入した、上面がガラス製の箱。放射線が蒸気に反応すると「霧」に変わ
る原理を応用し、肉眼で放射線を観察できるようにしている。(ブログ筆者注:この表現では「放
射線が霧に変わる」というように読めなくもありませんが、もちろんそうではなく、蒸気が放射線
の通過した軌跡の通りに霧状になる、ということです)

設置された霧箱は高さ120センチ、縦横80センチと大型サイズで国内にわずかしか設置されておらず、
観測しにくい「宇宙線」も見ることができるという。