原発関連予算の縮減要求へ もんじゅ、核燃料船を検証 行革会議

(10/30 21:49 時事通信配信)

政府の行政改革推進会議は30日、歳出の無駄削減に向け来月11日から実施する検証作業で、原発の技術開発など計55事業を対象と
することを決めた。トラブルが相次ぎ運転停止中の高速増殖炉もんじゅ」(福井県敦賀市)や、近年は運用実績のないまま維持
費がかさんでいる使用済み核燃料輸送船「開栄丸」の関連予算について精査し、2016年度予算案での縮減を関係当局に求める方針
だ。

原発関連予算を検証するのは、「脱原発」を持論としてきた河野太郎行革担当相の肝煎り。河野氏は30日の記者会見で、「原発
国民の関心が高い分野の一つだ。投入する税金に見合うだけの効果が得られるか、見ていただきたい」と述べた。

もんじゅと開栄丸は、日本原子力研究開発機構が所管しており、文部科学省交付金を支出している。