VMware ESXi を USB メモリにインストールして HP ML115 で起動

VMware ESXi が無料化されたので試してみた。

安売りしてたので衝動買いした HP ML115 (¥15,750 + CPU換装 + メモリ 4GB増設) に、ESXi を入れようと CD-R からインストールを開始したところ

Unable to find a supported device to write the VMWare ESX Server 3i 3.5.0 image to.

とかいわれてインストールできず。
ググったらどうやら USB メモリにインストールして起動するのが簡単らしい。ここをみながらやってみた。

1GB の USB メモリを用意して、Linux マシンで

  • ISO image をループバックマウント
  • install.tgz を展開
  • その中の VMware-VMvisor-big-3.5.0_Update_2-103909.i386.dd.bz2 を圧縮解いて
  • dd で USB メモリに書き込む
 # mount -o loop VMware-VMvisor-InstallerCD-3.5.0_Update_2-103909.i386.iso /mnt/misc
 # tar zxvf /mnt/misc/install.tgz
 # bzip2 -d usr/lib/vmware/installer/VMware-VMvisor-big-3.5.0_Update_2-103909.i386.dd.bz2
 # dd if=usr/lib/vmware/installer/VMware-VMvisor-big-3.5.0_Update_2-103909.i386.dd of=/dev/sdb bs=1M

↑ /dev/sdb は環境に応じて読み替えてください。間違うと既存の DISK 吹き飛ばすので要注意。

この USB メモリを ML115 に挿して起動したら……

Cannot get bank 1 paramaters.
Warning: Bank 1 partition type invalid. Ignoring.
Cannot get bank 2 paramaters.
Warning: Bank 2 partition type invalid. Ignoring.
Panic: No useable banks found.

またエラー。これもググって、booting from USB Stick (lexar Firefly) | VMware Communities を見たら、ちょうど ML115 で問題でた人の発言があった。BIOS の設定で USB Storage のモードを HDD に指定すると OK。

起動したところ

とりあえず root のパスワードだけ設定しておく。

表示されている URL をブラウザで開くとこんな画面 (SSL証明書の警告がでる)。

ここから VMware Infrastructure Client の exe がダウンロードできるので、Windows マシンにインストール。Linux のクライアントはないのかな……

IPアドレス、ユーザ名 root、パスワードを入れて ESXi Server に接続したところ。

ちょっと触ってみた感じ、VMware Server とは違う面白いところ。

  • NFSiSCSI仮想マシン用のストレージに使える → ESXi が動くマシンは USB メモリ起動で HDD less にできる
  • CPU の割り当てを動的に変更できる → Guest OS を動かしたまま速くしたり遅くしたり
  • リソースの利用率、ESXi 自体の状態(温度、電圧、Fan回転数とか) が Client から見える

これはなかなか素晴らしいものを無料にしてくれたものだ……