こいつはノーマークだった:Xperia Pro(画像追加あり)

Xperia arcに続いて先月発表されたXperiaの新モデルたち。
Xperia Play、Xperia Neo、Xperia Proの3機種ですが、実を言うと私的にはこれまでノーマークでした。
ゲーマーではないのでXperia Playには全く興味なしだし、Xperia Neo/ProもXperia arcの下位バージョン、ということでそれ程注目していませんでした。
しかしこれらのモデル全てが解像度854x480(=Milestoneと同じ)のディスプレイを搭載していることを知ると急に「Xperia Proいいかも」と思い始めたのです。
理由はもちろんハードウエアQWERTYキーボードを搭載しているから。


というわけでさっそく情報収集を開始。
まずはソニエリのXperia Pro公式サイトへ。
するとそこで驚きの事実を発見。
端末のスペックをチェックすると、そこに「UMTS HSPA 800/1900/2100」という表記があったのです!!

W-CDMA800MHz対応、ということはつまりFOMAプラスエリアで使える、ということ。
これは驚きでした。
ただしXperia ProもXperia arc同様W-CDMAの対応周波数が900/2100MHzのモデルと800/1900/2100MHzのモデルの2種類があるため、後者を入手する必要があるのがネックですが。


それにしてもFOMAプラスに対応するXperia Pro/NeoのW-CDMA対応周波数が850/1900/2100や800/850/1900/2100ではなく、800/1900/2100というのが謎です。
ドコモダケ」の800MHzには対応しているのに、「国際標準」の850MHzに非対応、というのはどう考えてもおかしいですから(普通なら逆のはず)。
となるとこの800/1900/2100MHz対応のXperia Pro/Neoはドコモ向け特別仕様で、海外での販売はない、という可能性があります。
もしそうだとSIMロックフリー版を単体で入手する手段がなくなるのが残念。
SIMロックは今後ドコモショップで解除できるようになるので問題ではありませんが、購入時に契約縛りがありますから。
契約縛りが鬱陶しいので、高くてもいいから端末単体で購入したい、という人も多いはずですから、日本のキャリアにはいい加減端末の単体売りを解禁して欲しい、と思いますね。


Xperiaシリーズは全てW-CDMA800MHz対応のモデルが存在する、ということでこれからは海外端末好きのドコモユーザーにとってはソニエリが要注目メーカー、ということになりそうです。
隠れFOMAプラス対応端末リストも更新しておこう。


ただ以前から何度かエントリしている通り、FOMAプラスに対応できる800/850/1900/2100MHzや800/1900/2100MHz対応モデルの入手が困難なのが問題。
W-CDMA850MHzを採用する国々の多くではSIMロックあり、契約縛り付きでの販売方式を取っているため、単体での入手がしづらい上にSIMロック解除も必要。
そのため海外携帯を扱うショップでもSIMロックフリー版を単体で入手しやすい900/2100MHzモデルのみの扱い、というところがほとんど。
安定した仕入れが困難、ということはあるでしょうが、iPhoneBlackBerry以外のFOMAプラス対応SIMロックフリー海外端末を待ち望んでいる人は多いと思われるため(少なくとも私はそう)出せば絶対に売れるはず、ということで海外携帯ショップ、特にPocketGamesのような日本のショップにはがんばって欲しいものです。


このXperia Pro、800/1900/2100MHz対応版が単体で入手可能であれば買い、ということになるかな。