MtGの昔話:自分とMtGとの出会い。

shadow eraと全く関係ない、どうでもよい個人的な昔話です。
何となく語りたくなっただけです。すいません。。。

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過去の日記で散々書いてきましたが、私はMtGマジック・ザ・ギャザリングの経験者です。

プレイしていた時期は約2年程とあまり長くはありません。
細かく言うとウルザブロックの最後のエキスパンションが出たあたりに初め、アポカリプスが発売し、次のブロックが出る前に辞めました。
大体1999年頃、もう10年以上前の話ですが、ぶっちゃけMtGを始めた時、私は高校一年生でした。


なんでTCGをやろうと決意したのか、未だによく覚えていませんが、
高校生になって、バイトを初めて自由になるお金が急激に増え、中学生では遊べない遊びをしてみよう、などと思ったような気がします。
高校生の資本力TCGトレーディングカードゲーム)に手を出そうなど、当時のMtGの相場からして今から考えると大笑いですが、
なんかのゲームの雑誌に、三国志を主題にしたカードゲームの宣伝が載っていました。

中学生の頃、司馬遼太郎を愛読し、父の書架にあった吉川英治三国志を読んでいて、
大抵のコンピューターゲームは楽しめる自分にとっては、

「石の雨:対象の土地を破壊する。」

などと書いてあるだけで、よく判らない空想がはじまる始末でして、
これ面白そうだからやってみようよ、などと、やった事もないのにクラスメイト数人をTCGに巻き込むなどという、今から思うと人道的に筆舌にしがたいことをしていました。


幸いな事かどうかは人によると思いますが、何故かクラスメイトは乗り気でした。
そしてこれも幸いなのか不幸なことか分かりませんが、そのクラスメイトのうちの一人はMtGを嗜んでおり、
三国志ポータルはマイナーだから、普通にMtGやったほうがいいよ。面白いし」
という提案を私に投げかけてきました。


小学生の時に初めて自分で購入して読破した小説がロードス島戦記だった私としては、
勿論三国志よりファンタジーの方がスキだったので、その素晴らしい提案を即座に受け入れ、
じゃぁ皆でMtGをやってみよう、という事になりました。


早速、「お兄ちゃんがMtGやってて、僕もルール覚えさせられたけどカード持ってないから僕もやってみる」という友達と、放課後に秋葉のイエサブに行って、レアが抜かれた、コモンとアンコが大量にパッケージされている200円位のセットをいくつかと土地を買ってみる。
何が強いかは使ってみないと判らないけど、とりあえず頭数だけは揃ったから、友達と買ったカードでデッキをつくってみる。
特に何らかの戦略がある訳でもなく、「色があってるから!」という理由だけでカードが搭載されたデッキが2つ並ぶと、
当然のことながら、喫茶店の小さいテーブルの端から端までクリーチャーが並び、にらめっこ状態になる。
確か相手(後攻)のライブラリーが切れて、1戦目が終了。
気がつくと門限に近い時間になっていた。


少しだけ経験のあるその友達曰く、
「大型のクリーチャーがどちらにもいないから、選局が変わらない」
なるほど。


「今日買ったのは基本セット中心でちょっと弱い」
へぇ。


「買うなら「ウルザズサーガ」がいいと思うよ」
ほぅ。


という訳で、お小遣い(確か2000円位?)を握り締め、御茶ノ水のショップにいってみた。
店員さんにパックと箱(トーナメントデッキだっけ?)はどう違うんですか?などと聞くと、
箱の方は土地が入っているよ、とのことで、じゃぁ箱かいます。と一箱買ってみる。
というか、一箱しか買えない。

始めて自分が見て、オーナーになったレアカードは、今でも忘れない。

Contamination / 汚染 (2)(黒)
エンチャント

あなたのアップキープの開始時に、あなたがクリーチャーを1体生け贄に捧げない限り、汚染を生け贄に捧げる。
土地がマナを引き出す目的でタップされた場合、それは他のいかなるタイプと量のマナの代わりに(黒)を生み出す。

この間ゲームぎゃざで見かけた、冥界のスピリットを使えば相手黒マナしかでなくて何も出来なくなるんじゃね?
すごくね?
というのが、MtGで一番初めに思いついたコンボだった。


ちなみに、同時に引いたレアカードで、無色3マナ青青で3/3のクリーチャーカードも引いていたんだけど、
どう考えても初めから飛行の付いてて、しかもデカイドラゴンの方が強いような気がして、このカードの何が強いのか、さっぱり判らんかった。

Morphling / 変異種 (3)(青)(青)
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)

(青):変異種をアンタップする。
(青):変異種はターン終了時まで飛行を得る。
(青):変異種はターン終了時まで被覆を得る。(このパーマネントは呪文や能力の対象にならない。)
(1):変異種はターン終了時まで+1/-1の修整を受ける。
(1):変異種はターン終了時まで-1/+1の修整を受ける。
3/3

※変異種は、歴代のMtGでも最高クラスのクリーチャーです。

正直、何に使えばいいのかさっぱり判らなかった。(というか、対抗呪文の存在を知らなかった。)

こんなよく判らんカードより、とにかく初めて見た「汚染」の効果があまりにも衝撃的で、
そんなすげーこと出来るなら、俺は黒を使うよ!

という感じで、「恐怖」すら知らない黒使いとして、MtGにデビューするのであった・・・。


次回、「リバーボアが死なない」編につづく(かも知れない)

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カード効果引用元:
MTG wiki
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8