『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第25回)

(テキスト27ページ、8行目〜)

They call'd immediately to some of their friends, and there came two women and brought a great vessel made of earth, and burnt as I suppose in the sun; this they set down for me, as before, and I sent Xury on shore with my jars, and filled them all three.

call'd→called
call(自)(人に)叫ぶ(to)
immediately(副)直ちに、即座に、早速
some(代)多少、いくぶん ・some of 〜の一部
their(代)彼ら(彼女ら)の
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「〜がある」の意になる)(述語動詞にseem、appear、come、liveなどを用いて)
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
vessel(名)容器、器(つぼ・コップ・瓶・なべ・バケツなど液体を入れる通例丸形の容器をいう)
make(他)(材料から)(ものを)作る、造る(of)(ofは通例材料の形が製作物にとどまっている場合に用いる)
of(前)(材料を表わして)〜で(作った)、〜から(成る) ・make of 〜製の
earth(名)(岩石に対して)土、土壌
burn(他)(〜を)焼き固める、(れんがなどを)焼く、焼いて作る
as(代)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは〜だが
suppose(他)(知っていることから)推測する、思う、考える(+that)
sun(名)日光 ・in the sun 日光で
this(代)(指示代名詞)これ、このもの(人)(身近なもの・人をさして)
set down(もの・人などを)下に置く
for(前)(受け取り予定者・宛先を表わして)〜に与えるために(の)、〜あての
as(接)(様態・状態を表わして)〜のように
before(副)(時を表わして)以前に、かつて、すでに
send(他)(通例副詞句を伴って)(人・軍隊などを)行かせる、やる、派遣する
shore(名)(海・湖・川の)岸
my(代)私の
jar(名)(広口の)瓶、つぼ、ジャー(日本では広口の魔法瓶のことを「ジャー」と呼んでいるが、英語にはこの意味はない)
all(代)(複数扱い)(同格にも用いて)だれも、みな(通例代名詞の場合に用いる)
three(代)(複数扱い)3つ、3個(人)

The women were as stark naked as the men.

as(副)(通例as 〜 as 〜で、形容詞・副詞の前に置いて)(〜と)同じ程度に、同様に、同じくらい(as 〜 as 〜で前のasが指示副詞、後のasは接続詞)
stark-naked(形)まる裸の、すっぱだかの
as(代)(関係代名詞)(such、the sameまたはasを先行詞に含んで、制限的に用いて)〜のような

I was now furnished with roots and corn, such as it was, and water, and leaving my friendly Negroes, I made forward for about eleven days more, without offering to go near the shore, till I saw the land run out a great length into the sea, at about the distance of four or five leagues before me, and the sea being very calm, I kept a large offing to make this point; at length, doubling the point at about two leagues from the land, I saw plainly land on the other side to seaward; then I concluded, as it was most certain indeed, that this was the Cape de Verd, and those the Islands, call'd from thence Cape de Verd Islands.

now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
furnish(他)(人に)(必要物を)供給する(with)
with(前)(委託を表わして)(もの)を(ゆだねて)
root(名)(複数形で)根葉類
corn(名)(英)穀物、穀類(小麦・大麦・オート麦など)
such as it is こんなものだが、〜というほどでもないが、たかがそれだけのものなのに
leave(他)(場所を)去る、出る、出発する
friendly(形)親切な
Negro(名)黒人、ニグロ
make(自)(通例急いで)(〜に)進む、向かっていく(forward)
forward(副)前方へ(に)、先へ(進んで)
for(前)(時間・距離を表わして)〜の間(ずっと)
about(副)(数詞を使って)およそ、約〜
eleven(形)(基数の11)11の、11個の、11人の
more(副)そのうえ、なおまた
without(前)(主に動名詞を伴って)〜せずに
offer(他)(こうしたらどうかと)(意見・案などを)提案する、申し出る(+to do)
near(前)(場所・時間などを表わして)〜の近くに、〜に近く
till(接)(結果・程度を表わして)(〜して)ついに、(〜する)ほどに
see(他)(〜を)見る、(〜が)見える(+目+原形)
run out(ある方向に)(〜まで)延びる
length(名)(端から端までの)長さ
distance(名)距離、道のり ・at a distance of 〜離れて
four(形)(基数の4)4の、4個の、4人の
five(形)(基数の5)5の、5個の、5人の
league(名)リーグ(昔の距離の単位/英米では約3マイル)
before(前)(位置・場所などを表わして)〜の前に
calm(形)(海・天候など)(波やあらしがなく)穏やかな、静かな
keep(他)(〜を)離れないでいる
offing(名)沖、沖合
make(他)(〜に)(なんとか)着く
point(名)突端、岬
at length ついに、ようやく
double(他)(船が)(岬などを)回る、回航する
at(前)(数量・代価・費用を表わして)〜で
plainly(副)明白に、はっきりと
other(形)(the 〜)反対の ・the other side 裏側
seaward(副)海のほうへ
then(副)それから、その後で
conclude(他)(〜だと)結論を下す、断定する(+that)
it(代)(形式主語としてあとにくる事実上の主語の不定詞句・動名詞句・that節などを代表して)
most(副)(主に2音節以上の形容詞・副詞の最上級を作って)最も、いちばん
certain(形)(事が)確実な、確かな、信頼できる ・It's certain that 〜. 〜は確かである。
that(接)(名詞節を導いて)(〜)ということ/(主語節を導いて)/(目的語節を導いて)
Cape Vert(名)ベール岬、ベルデ岬(セネガルのDakarにあるアフリカ最西端の岬/Cape Verdeともいう)
those(代)(指示代名詞/⇔these)それら(のもの(人々))、あれら(のもの(人々))
call(他)(人を)(〜と)呼ぶ、称する(+目+補)
from thence そこから

However they were at a great distance, and I could not well tell what I had best to do, for if I should be taken with a fresh of wind I might neither reach one or other.

at a distance 遠くで
tell(他)(can、couldなどを伴って)(〜を)知る、わかる(+wh.)
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)/(補語の場合)
had best do 〜するのがいちばんよい
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は〜だから
should(助動)(仮定法で)(条件節に用いて実現の可能性の少ない事柄に対する仮定・譲歩を表わして)万一(〜ならば、〜しても)、もしかして〜ということでもあれば(あっても)
take(他)(人を)(急に)襲う(しばしば受身)
with(前)(原因を表わして)〜のせいで、〜のゆえに、〜のために
fresh(形)(風が)強い
might(助動)(仮定法仮定)(現在の仮定や仮定の結果を表わす節で)(現在の推量を表わして)〜するかもしれない(のだが)
neither(副)(neither 〜 nor 〜で相関接続詞的に用いて)〜も〜もどちらも〜ない(しない)
one 〜 the other(二者のうち)一方は〜他方は

In this dilemma, as I was very pensive, I stept into the cabin, and sat me down, Xury having the helm, when on a sudden the boy cry'd out Master, master, a ship with a sail, and the foolish boy was frighted out of his wits, thinking it must needs be some of his master's ships sent to pursue us, when, I knew we were gotten far enough out of their reach.

dilemma(名)(好ましくない二者択一を迫られる)板ばさみ、窮地、ジレンマ ・in a dilemma ジレンマで
as(接)(原因・理由を表わして)〜だから、〜ゆえに
pensive(形)憂いに沈む
stept→stepped
step(自)(副詞句を伴って)(近い距離を)歩く、進む、行く ・step into a room 部屋の中に入る
cabin(名)(客船の)客室
sit(他)(副詞句を伴って)(sit oneselfで)(〜に)座る(down)
helm(名)舵の柄、舵輪
when(接)(主節の後にwhenの導く従属節がくる時文脈上で)(〜すると)その時
on a sudden 不意に、いきなり、急に
cry'd→cried
cry(他)(〜を)大声で叫ぶ、どなる(+引用)(out)
out(副)大声で、聞こえるように、声高に
with(前)(所持・所有を表わして)〜を持って(た)、〜のある
frighted→frightened(形)おびえた、怖がった、ぎょっとした
out of(前)〜がなくて、〜を失って
his(代)彼の
wit(名)(複数形で)正気 ・out of one's wits 正気を失って
think(他)(〜と)思う、考える(+that)
needs(副)(古)(通例mustとともにその前後で用いて)ぜひとも〜ねばならない
send(他)(人を)(〜を求めに(呼びに))やる(+目+to do)
pursue(他)(獲物・犯人などを)追う、追跡する
know(他)(〜を)知る、知っている、(〜が)わか(ってい)る(+that)
get far 遠くまで行く
enough(副)(形容詞・副詞の後に置いて)十分に
out of(前)〜の範囲外に
reach(名)(手・腕などの)届く範囲 ・out of reach 手の届かない所に

I jump'd out of the cabin, and immediately saw not only the ship, but what she was, (viz.) that it was a Portuguese ship, and as I thought was bound to the coast of Guinea for Negroes.

jump'd→jumped
see(他)(〜が)わかる、(〜に)気づく(+wh.)
not only 〜 but 〜 〜だけでなくまた〜
viz.(副)すなわち(通例namelyと読む)
Portuguese(形)ポルトガル(人、語)の
as(代)(関係代名詞)(前の主節の一部を先行詞として、非制限的に用いて)〜もそうであるように
bound(形)(船・列車・飛行機など)(〜)行きで ・bound to 〜行きの/(人が)(〜へ)行くところで、(〜への)途中にあって
coast(名)(大陸・大きな島などの)海岸、沿岸
Guinea(名)ギニア(アフリカ西部の共和国/首都Conakry)
for(前)(獲得・追求・期待の対象を表わして)〜を得るために(の)、〜を(求めて)

But when I observ'd the course she steer'd, I was soon convinc'd they were bound some other way, and did not design to come any nearer to the shore; upon which I stretch'd out to sea as much as I could, resolving to speak with them if possible.

when(接)〜する時に、〜時(時を表わす副詞節をつくる)
observ'd→observed
observe(他)(〜を)観察する
steer(他)(進路・方向などを)たどる、進む ・steer a course 進路をたどる
convinc'd→convinced(形)(〜を)確信して ・be convinced that 〜を確信する
way(名)(単数形で)方向、方面(通例前置詞なしで副詞句になる)
design(他)(〜を)計画する、立案する(+to do)
come(自)(人・ものが)(ある場所に)到着する、やってくる(to)
any(副)(通例比較級とともに用いて)(否定文で用いて)少しも(〜ない)
on(前)(基礎・原因・理由・条件などを表わして)〜に基づいて、〜による
which(代)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(先行する句・節・文またはその内容を受けて)
stretch'd→stretched
stretch(自)(副詞句を伴って)(〜に)広がる、及ぶ、達する
out(副)(船など)陸を離れて、沖へ(出て)
as 〜 as one can できるだけ
much(副)(動詞を修飾して)おおいに、たいそう、非常に
resolve(他)決意する、決心する(+to do)
speak(自)話す、ものを言う、話をする、話しかける ・speak with 〜と話す
with(前)(接触・交際・結合などを表わして)〜と
if possible もしできるなら

With all the sail I could make I found I should not be able to come in their way, but that they would be gone by, before I could make any signal to them; but after I had crowded to the utmost, and began to despair, they it seems saw by the help of their perspective-glasses, and that it was some European boat, which as they supposed must belong to some ship that was lost, so they shortned sail to let me come up.

with(前)(しばしばwith allで/譲歩を表わして)〜がありながら、〜にもかかわらず
make sail(速力を加えるために)帆を広げる、帆を増して急ぐ
could(助動)(過去形の主節の時制の一致により従属節中のcanが過去形に用いられて)〜できる、〜してよい
find(他)(〜が)(〜であると)知る、感じる、わかる(+that)
should(助動)(仮定法で)(可能性・期待を表わして)きっと〜だろう、〜のはずである
able(形)(〜することが)できて、(〜し)えて ・be able to do 〜することができる
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)〜の方に(へ、から) ・in that direction そちらの方向に
gone(形)(人が)いなくなった、行ってしまった
by(副)(通例動作の動詞を伴って)前を(通り、行き)過ぎて ・go by 通り過ぎる
before(接)〜より前に、(〜する)に先だって、〜しないうちに
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(〜を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)
after(接)(〜した)後に(で)、〜してから
crowd(他)(帆を)(速力を増すために風の許す限り)できるだけたくさん張る
to(前)(限度・程度・結果などを表わして)〜に至るまで、〜するほどに
utmost(名)(the 〜)(能力・努力などの)最大限度、最高度、極限、極度 ・to the utmost 最大限に
begin(他)(〜し)始める、(〜し)だす(+to do)
despair(自)絶望する、あきらめる
seem(自)(itを主語として)(〜には)(〜のように)思われる(+that)
help(名)助力 ・the help of 〜の助け
perspective(形)(廃)視力を助ける ・a perspective glass
glass(名)(複数形で)双眼鏡
European(形)ヨーロッパの、欧州の
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
as(代)(関係代名詞)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは〜だが
must(助動)(当然の推定を表わして)〜にちがいない、〜に相違ない、きっと〜だろう
belong(自)(〜に)属する、(〜の)ものである(to)
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(〜する(である))ところの
lost(形)失われた、遺失した、失った
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、〜ので
shorten(他)(帆を)絞る ・shorten sail 縮帆する
let(他)(使役を表わして)(人に)(働きかけて)(〜)させる(+目+原形)
come up(つかつかと)やって来る、近づく
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)