『ロビンソン・クルーソー』を原書で読む(第81回)

(テキスト83ページ、4行目〜)

During this confinement in my cover, by the rain, I work'd daily two or three hours at enlarging my cave, and by degrees work'd it on towards one side, till I came to the out-side of the hill, and made a door or way out, which came beyond my fence or wall, and so I came in and out this way; but I was not perfectly easy at lying so open; for as I had manag'd my self before, I was in a perfect enclosure, whereas now I thought I lay expos'd, and open for any thing to come in upon me; and yet I could not perceive that there was any living thing to fear, the biggest creature that I had yet seen upon the island being a goat.

confinement(名)幽閉(すること)、監禁
my(代)私の
cover(名)隠れ場所、避難所
by(前)(原因を表わして)〜のために
work'd→worked
work(自)勉強する、研究する、取り組む ・work at 〜に携わる
daily(副)毎日
two(形)(基数の2)2の、2個の、二人の
three(形)(基数の3)3の、3個の、3人の
at(前)(従事、従事の対象を表わして)〜に(取り組み)、〜を
enlarge(他)(〜を)大きくする
cave(名)ほら穴、洞窟
by degrees 次第に、だんだんに
work(他)(鉱山を)採掘する
on(副)(動作の継続を表わして)どんどん、絶えず、ずっと
towards=toward
one(形)同じ、同一の ・in one direction 同一方向に
till(接)(結果・程度を表わして)(〜して)ついに、(〜する)ほどに
come(自)(人・ものが)(ある場所に)届く、達する(to)
to(前)(到達の意を含めて)〜まで、〜へ、〜に
outside(名)(単数形で/通例the 〜)外部、外面、外側(⇔inside) ・the outside of 〜の外側
way(名)道筋、道(必ずしも道路でなくてもよい)
out(形)外の
which(代)(関係代名詞)(非制限的用法で/通例前にコンマが置かれる)(主格・目的格の場合)そしてそれは(を)
beyond(前)(場所を表わして)〜の向こうに(で)、〜を越えて
wall(名)(石・れんがなどの)塀、外壁
so(副)(接続詞的に/and soとして)それゆえ、だから、それで
in and out 出たり入ったり
way(名)(単数形で)方向、方面(通例前置詞なしで副詞句になる) ・go this way こちらへ行く
not(副)(all、both、every、alwaysなどとともに用いて部分否定を表わして)〜とは限らない、必ずしも〜でない(しない)
perfectly(副)まったく、ほんとうに、実に(=quite)
easy(形)安楽な、気楽な、楽な(⇔uneasy)
at(前)(感情の原因を表わして)〜に(接して)、〜を見て、聞いて、考えて
lie(自)(〜の状態に)置かれてある(=remain)(+補)
for(接)(通例コンマ、セミコロンを前に置いて、前文の付加的説明・理由として)という訳は〜だから(=as、since)
as(接)(原因・理由を表わして)〜だから、〜ゆえに
manag'd→managed
manage(他)(人などを)上手に扱う、うまくあしらう
myself(代)(再帰的に用いて)(一般動詞の目的語に用いて)私自身を(に)
before(副)(時を表わして)以前に、かつて、すでに
perfect(形)完全な、完璧な
enclosure(名)囲い(さく・塀など)
whereas(接)(主節と対照・反対の節を導いて)〜であるのに、ところが(事実は)〜に反して(=while)
now(副)(過去時制の動詞とともに)(物語の中で)今や、そのとき、それから、次に
think(他)(〜と)思う、考える(+that)
expos'd→exposed(形)風雨(攻撃、危険(など))にさらされた、吹きさらしの
open(形)(攻撃などに)無防備で(=vulnerable)
for(前)(対象)(感情・趣味・適性などの対象を表わして)〜に対して(する)、〜を理解する
come upon 〜 〜を不意に襲う
in(副)(運動・方向を表わして)中に(へ)、内に(へ)(⇔out) ・come in
yet(接)それにもかかわらず、しかしそれでも、それなのに
perceive(他)(〜が)(〜であると)わかる(+that)
that(接)(名詞節を導いて)(〜)ということ/(目的語節を導いて)
there(副)(thereは形式上主語のように扱われるが、動詞の後に通例不特定のものや人を表わす主語が続く/「そこに」の意味はなく、日本語ではthere isで「〜がある」の意になる)(beを述語動詞として)
any(形)(否定文で名詞の前に用いて)(可算の名詞の単数形につけて)何か一つの(〜もない)、だれか一人の(〜もない)(a(n)の代用であるが、やや強調的)
living(形)生きている(⇔dead) ・all living things 生きとし生けるもの
thing(名)(通例修飾語を伴って)生き物、動物 ・a living thing 生物
fear(他)(〜を)恐れる、怖がる
creature(名)(特に)動物
that(代)(関係代名詞)(人・ものを表わす先行詞を受けて通例制限用法で)(〜する(である))ところの(先行詞がもの・人を表わす場合で、最上級の形容詞、all the、the only、the same、the veryなどの制限的語句を含む時、および、先行詞が疑問代名詞やall、much、little、everything、nothingなどの時に多く用いられる傾向があるが、絶対的なものではない)(他動詞・前置詞の目的語として)
yet(副)(最上級に伴って)今までのところ
goat(名)ヤギ(ヤギは繁殖力が旺盛なので好色のイメージがある/罪や悪との連想が古くからあり、悪魔はよくヤギの姿で現われる)

September the thirtieth, I was now come to the unhappy anniversary of my landing.

thirteenth(名)(序数の第13番)(通例the 〜)(月の)13日
anniversary(名)(例年の)記念日 ・the anniversary of 〜の記念日
landing(名)上陸(=touchdown/⇔takeoff)

I cast up the notches on my post, and found I had been on shore three hundred and sixty five days.

cast up(〜を)合計する
notch(名)V字形の刻み目、切り目、くぼみ
post(名)柱、標柱、くい
find(他)(〜が)(〜であると)知る、感じる、わかる(+that)
on shore 陸に、上陸して
hundred(形)100の、100個の、100人の(通例a、anまたはone、fourなどの数詞がつく)
sixty(形)(基数の60)60の、60個(人)の
five(形)(基数の5)5の、5個の、5人の

I kept this day as a solemn fast, setting it apart to religious exercise, prostrating myself on the ground with the most serious humiliation, confessing my sins to God, acknowledging his righteous judgments upon me, and praying to him to have mercy on me, through Jesus Christ; and having not tasted the least refreshment for twelve hours, even till the going down of the sun, I then eat a bisket cake, and a bunch of grapes, and went to bed, finishing the day as I began it.

keep(他)(〜を)ずっと(〜の状態に)しておく、保つ(+目+補)
as(前)〜として
solemn(形)厳粛な、まじめな、重々しい、荘重な、荘厳な、謹厳な
fast(名)(主に宗教上の)断食日
set apart(〜を)(他と)別にしておく(する)
to(前)(目的を表わして)〜のために、〜に
religious(形)宗教(上)の(⇔secular) ・a religious service 礼拝
exercise(名)式(の次第)、儀式
prostrate(他)(〜 oneselfで)身を伏せる、ひれ伏す、(平)伏する、伏し拝む
myself(代)(再帰的に用いて)(再帰動詞の目的語に用いて)(再帰動詞とともに全体で自動詞的意味になる)
ground(名)(the 〜)地面、地(表) ・on the ground 地面に
with(前)(様態の副詞節を導いて)〜を示して、〜して
most(副)(主に2音節以上の形容詞・副詞の最上級を作って)最も、いちばん
serious(形)本気の、真剣な、冗談でない
humiliation(名)屈辱、屈服、恥、みじめさ、不面目
confess(他)(罪・隠し事などを)告白する、白状する、打ち明ける ・confess one's guilt 罪を犯したと告白する
sin(名)(宗教・道徳上の)罪、罪業
to(前)(行為・作用の対象を表わして)〜に対して、〜に
acknowledge(他)(〜の)事実(存在)を認める、(〜を)認める
his(代)彼の
righteous(形)道義的に正しい、正義の、公正な
judgment(名)裁判、審判 ・judgment on a person 人への判決
on(前)(動作の対象を表わして)〜に対して、〜に当てて
pray(他)(〜を)祈る(+to do) ・pray to God to do 〜してくださいと神に祈る
mercy(名)慈悲、情け、容赦(生殺与奪の権を握られている罪人などに対して罰しないで許そうとすること) ・have mercy on 〜に慈悲をたれる、〜にあわれみをかける
through(前)(手段・媒体を表わして)〜によって、〜を通して
Jesus(名)イエス(キリスト)
Christ(名)キリスト(救世主(the Savior)となって出現したJesusの称号)
taste(他)(飲食物を)食べる、飲む、口にする、味わう
least(形)(littleの最上級)(通例the 〜/不可算の名詞を修飾して)最も小さい(少ない)(⇔most
refreshment(名)(一般に)飲食物
for(前)(時間・距離を表わして)〜の間(ずっと)
twelve(形)(基数の12)12の、12個の、12人の
till(前)(否定語の後に用いて)〜までは(〜しない)、〜して初めて(〜する)
go down(太陽・月などが)沈む(=set)
of(前)(主格関係を表わして)(動作の行為者、作品の作者を表わして)〜が、〜の
then(副)それから、その後で
bisket→biscuit(名)ビスケット
bunch(名)(果物などの)房 ・a bunch of grapes 一房のぶどう
of(前)(分量・内容を表わして/数量・単位を表わす名詞を前に置いて)〜の
go to bed 寝る
as(接)(様態・状態を表わして)〜のように

I had all this time observ'd no Sabbath-Day; for as at first I had no sense of religion upon my mind, I had after some time omitted to distinguish the weeks, by making a longer notch than ordinary for the Sabbath-Day, and so did not really know what any of the days were; but now having cast up the days, as above, I found I had been there a year; so I divided it into weeks, and set apart every seventh day for a Sabbath; tho' I found at the end of my account I had lost a day or two in my reckoning.

all the time その間中ずっと(=the whole time)
observ'd→observed
observe(他)(儀式・祭礼を)挙行(執行)する、祝う ・observe the Sabbath 安息日を守る
Sabbath(名)(the 〜)安息日(仕事を休み、娯楽を慎み、祈りと休息にあてる日/キリスト教では日曜日、ユダヤ教・一部キリスト教では土曜日) ・observe the Sabbath 安息日を守る
day(名)(しばしばDay)記念日、祝日、祭日
at first 最初は、初めは
sense(名)(知的・道徳的な)感覚、観念、認識 ・a sense of 〜の感覚
religion(名)宗教
time(名)(a 〜)(ある一定の長さの)期間、間 ・after a time しばらくして
omit(他)(〜することを)怠る、なおざりにする(+to do)
distinguish(他)はっきり区別する、見分ける、聞き分ける
by(前)(手段・方法・原因・媒介を表わして)(doingを目的語にして)(〜すること)によって
make(他)(傷つけたり、壊したりして)作る、こしらえる
ordinary(形)普通の、通常の(⇔special)
for(前)(関連を表わして)〜について(は)、〜の場合には
really(副)(否定文で/表現をやわらげて)本当に(まったく)(〜というわけではない)(reallyはnotの後にくる)
know(他)(〜を)知る、知っている、(〜が)わか(ってい)る(+wh.)
what(代)(疑問代名詞)(不定数量の選択に関して用いて)何、どんなもの(こと)、何もの、何事/(間接疑問の節や+to doの形で)
any(代)(否定文で、any of 〜の形か既出名詞の省略の形で用いて)少しも
of(前)(関係・関連を表わして)〜の点において、〜に関して、〜について
as above 上(上記)のように
so(接)(等位接続詞として)そこで、それで、〜ので
divide(他)(ものを)(〜に)分類する、類別する(into)
into(前)(変化・結果を表わして)〜に(する、なる)(通例ある物が別の物に形や状態を変えることを表わす)
set apart(〜を)(〜のために)取りのけておく(for)
every(形)(後に“序数+単数名詞”または“基数(またはfewなど)+複数名詞”を伴って)〜おきに、〜ごとに(しばしば副詞句として用いる) ・every fifth day 5日ごとに、4日おきに
seventh(形)(序数の第7番)(通例the 〜)第7(番目)の
day(名)(副詞的に)〜日 ・every second day 1日おきに
for(前)(資格・属性を表わして)〜(だ)として、〜と
tho'→though
at(前)(時の一点を表わして)〜に ・at the end of 〜の末に
end(名)(時間・物事の)終わり、最後、末期 ・at the end of 〜の終わりに
account(名)計算、勘定、合計
two(代)(複数扱い)二つ、2個(人)
in(前)(範囲を表わして)〜において、〜内で
reckoning(名)計算

A little after this my ink began to fail me, and so I contented myself to use it more sparingly, and to write down only the most remarkable events of my life, without continuing a daily memorandum of other things.

little(副)(a 〜で肯定的用法で)少し、少しは
this(代)(指示代名詞)(すぐ前に言われたことをさして)こう、こういう、このこと
begin(他)(〜し)始める、(〜し)だす(+to do)
fail(他)(いざという時に)(人の)役に立たない、(人を)見捨てる
content(他)(〜 oneselfまたは受身で)満足する(している)、甘んじる(ている)
more(副)もっと、いっそう
sparingly(副)控えめに、倹約して
write down(〜を)書き留める、記録する(=note down)
only(副)ただ〜だけ、〜にすぎない
remarkable(形)注目すべき、驚くべき、目立った、著しい
event(名)(重要な)出来事、事件 ・chief events of 〜の主な出来事
of(前)(部分を表わして)〜の中の
life(名)(通例単数形で)(具体的な)生活、暮らし方
without(前)(主に動名詞を伴って)〜せずに
daily(形)毎日の
memorandum(名)覚え書き、備忘録、メモ
thing(名)(無形の)こと、事(柄)、事件

The rainy season, and the dry season, began now to appear regular to me, and I learn'd to divide them so, as to provide for them accordingly.

rainy(形)雨の、雨降りの ・the rainy season 梅雨、雨季
season(名)(通例修飾語を伴って)(〜の)時季、時節、季節 ・the dry(rainy)season 乾期(雨期)
dry(形)(天候など)雨の降らない、日照り続きの(⇔wet)
appear(自)(〜(のよう)に)見える、(〜と)思われる(+補) ・appear 〜 to me 私には〜のように思われる
regular(形)規則正しい、規則的な(⇔irregular)
to(前)(行為・作用の対象を表わして)〜にとっては、〜には
learn'd→learned
learn(他)(経験などによって)(〜を)身につける、覚える(悪い習慣にもいう)(+to do)
so as to do 〜するように
provide for 〜(将来のことに備えて)準備する
accordingly(副)それに応じて、適宜に

But I bought all my experience before I had it; and this I am going to relate, was one of the most discouraging experiments that I made at all:

buy(他)(犠牲を払って)(〜を)獲得する
before(接)〜より前に、(〜する)に先だって、〜しないうちに
be going to do 〜するつもりである、〜することにしている
relate(他)(話・経験などを)話す、物語る
one(代)(単数形で)(特定の人(もの)の中の)一つ、1個、一人 ・one of 〜の一つ
discouraging(形)落胆させる、元気をくじく(ような)、思わしくない(⇔encouraging)
experiment(名)(実地の)試み
make(他)(目的語に動作名詞を伴って、動詞と同じ意味をなして)(〜を)する、行なう(同じ意味の動詞より、この表現のほうが1回だけの行為であることが強調される)
at all(肯定文で)ともかく、本当に

I have mention'd that I had sav'd the few ears of barley and rice which I had so surprisingly found spring up, as I thought, of themselves, and believe there were about thirty stalks of rice, and about twenty of barley; and now I thought it a proper time to sow it after the rains, the sun being in its southern position going from me.

mention'd→mentioned
mention(他)(〜のことを)(口頭または文書で話などのついでに)簡単に述べる、(〜を)話に出す、(〜に)言及する(+that)
sav'd→saved
save(他)(金・ものを)蓄える、とっておく、貯蓄する
few(形)(可算の名詞について用いて)(a 〜の形で肯定的用法で)少しはある、ないことはない
ear(名)(麦などの)穂 ・an ear of 〜の穂
barley(名)大麦(の実)
which(代)(関係代名詞)(制限的用法で)〜する(した)(もの、事)(通例「もの」を表わす名詞を先行詞とする形容詞節をつくる)
so(副)(強意的に)とても、非常に、大変
surprisingly(副)驚くほど(に)非常に
spring(自)(植物が)生える、芽を出す(up)
as(代)(関係代名詞)(前後の主節全体を先行詞として、非制限的に用いて)それは〜だが
of oneself ひとりでに
believe(他)(〜と)思う、信じる(+that)
about(副)(数詞を伴って)およそ、約〜
thirty(形)(基数の30)30の、30個の、30人の
stalk(名)茎、軸(=stem)
twenty(形)(基数の20)20の、20個の、20人の
think(他)(〜を)(〜だと)思う、みなす(+目+補)
proper(形)(目的・状況などにかなって)適切な、ふさわしい(=correct)
time(名)(〜する)時、時間、時期(+to do)
sow(他)(種子を)(〜に)まく
rain(名)(the rains)(熱帯地方の)雨季
in(前)(場所・位置・方向などを表わして)〜の方に(へ、から) ・in that direction そちらの方向に
position(名)位置
go(自)(通例副詞句を伴って)移動する、進む
【参考文献】
Robinson Crusoe (Penguin Classics)』Daniel Defoe・著
ロビンソン・クルーソー (河出文庫)』武田将明・訳
新英和中辞典 [第7版] 並装』(研究社)
リーダーズ英和辞典 <第3版> [並装]』(研究社)
新英和大辞典 第六版 ― 並装』(研究社)