驚異のfring

今回、驚いたのはSymbian用アプリfringの実力です。これほど遅い、しかもパケットでバラバラにされた回線なのに、まったく問題なくSkypeで音声通話ができています。E61だけでなく、Nokia6680にも入れて試してみたのですが、これも遜色なく使えました。6680の方はCPU速度が200MHzぐらいしかなく、メモリときたら8MBしかないにも関わらずです。たぶん、fringサーバで効率よく補正・変換するシステムを持っているのでしょう。
PCのSkypeと繋ぐとき、fringはG729のCodecを使うようです。これはナローバンド用のCodecで、Skype独特のバックグラウンドの囁き声まで聞き取ってしまう音質の良さはありませんが、確実に人間の声だけを拾ってくれます。WM用のSkype for Mobileどころか、ここではWindows XPSkypeを使うよりも途切れなどが少なく、使いやすかったりもします。
日本との連絡にはSkypeが欠かせないのですが、JASJAR上でSkypeが使えていないことから、E61が離せないデバイスになっています。ところが、Symbian OS用のいい辞書アプリがない(私が知らないだけ?教えてください)ため、Pocket Dictionaryを入れたJASJARはやっぱり手放せません。そういうわけで、この2台が結局、どちらも必須ということになっています。
ところで、Skype for MobileをアンインストールしたJASJARWindows Mobile用fringを入れてみましたが、やはりログインできませんでした。同様に、「インターネット接続が確立できません」と表示されます。
どうもこれはキャリア側で細工しているんじゃないかな?