『とらドラ!5』(電撃文庫)

実に素晴らしい。

笑いあり泣きあり感動ありの三拍子揃った良質のエンターテイメント。こういうのが読みたくてライトノベルを読んでるんだよな。

正直6巻目ということで「そろそろマンネリかなー」とか思いかけていたのだけれど序盤の30歳女教師の台詞に腹が捩れるほど笑って文化祭準備のバカクラスの描写が実に楽しげで「やっぱりゆゆぽ(作者の愛称)はすげぇや!」と見直したところ。そしたら今回の話は大河の父親が登場して離別が見え始めたしんみりムード。そしてそれを打破する友情パワーのカッコ良さ。みのりんのあのシーンは鳥肌モノ(あ、今思ったけどCLANNADっぽい)。

それにしても亜美はほんと良い女になった…亜美を筆頭にそれぞれがちゃんと変わってる(成長してる)ってのがいいなぁ。そしてカラーにクラスメイトのサブキャラを描いてることからこっちもテコ入れかしら。女性陣2人はどちらも美味しそうですね!

とらドラ! (5) (電撃文庫 た 20-8)

とらドラ! (5) (電撃文庫 た 20-8)