『魔女ルミカの赤い糸』(MF文庫J)

エロース。

感覚と影を失った魔女の肌に口づけを這わせると彼女のその部位の感覚と影が戻る。しかし代償として己のその部位が破け、血を流し、感覚と影を失う。僕が本能のままに魔女の全身に唇を這わせ終えた時彼女は――

いやもうこの設定が最高すぎてどうしようか。まぁ、逆に言えばこの設定が一点突破な部分でストーリーはいまいちノリきれず、キャラクターも感情が薄っぺらな記号的な印象。イラストも嫌いではないけど好みって感じでもないしなぁ……あとがきによると作者はラノベをよく読むタイプではなさそうなのでその点が出ちゃったのかなー、という気も。そういえば展開があまりラノベっぽくない。魔女をテーマにしたサスペンスホラーを中高生向けにアレンジしたような印象だったし。

んー。次巻は評判次第で買うかも? とりあえず様子見。

魔女ルミカの赤い糸 (MF文庫J)

魔女ルミカの赤い糸 (MF文庫J)